中国旅行記(29)楽山の「男らしい大仏様」
今日はこの旅行で3回目の地方遠征。楽山取材だ。バスに乗り成都から4時間ほどで楽山に到着。遊覧船に乗って世界遺産の楽山大仏を見学&撮影。楽山大仏というのは、岷江という河に沿った、山の斜面を彫って造られた巨大な大仏である。流れの急な河で事故に遭い亡くなった人々を慰めるために作られたそうだ。楽山大仏の見学が終わると、次に船は楽山大仏の山から離れたところまで走り停止。ここから第二の大仏が見られるとのこと。大仏はどこ?「アノ山デス。上ヲ向イテ寝テイマス」・・・またか。中国人は、山や岩などの形を何かにこじつけて、無理矢理名所を作るのが大の得意だ。例えば「この岩はお経をあげている僧侶の形に見えることから僧侶岩と呼ばれています」とか「あの山は猫の鼻に似ていることからうんぬん・・・」「あの岩には9頭の馬が・・・」「この岩はカエルの形・・・」まあ、そう言われて思い込むよう努力すればそう見えなくはないのだが、どれもかなり苦しいものばかり。以前桂林に行った時にも、そういう変なこじつけの名所を見せられてクドい説明をさんざん聞かされたし今回もこれが初めてではない。彼等はそんなことでもしないと景色が楽しめないのだろうか?もしくは名所になるほどの景色がないのだろうか?
ともかく今回はあの山全体が仰向けの大仏様に見えるのだそうだ。一番右の遠い山が頭でその左に上半身があって、隣が下半身・・なるほど、そう言われれば。
・・・あのさ、それならどうして、よりによってあんな場所にあんな塔を建てたりしたワケ??

中国旅行記(27)救いのマック
四姑娘山ロケをなんとか終え、再び成都の街に帰って来た。今夜はとても楽しみなことがある。食事だ。今夜の食事は随分前からハンバーガーと決まっているのだ。四川料理もそれはそれで勿論美味しいのだが、辛いものや脂っこいものの多い四川料理を毎日食べ続けるのはさすがにツラい。特にハンバーガーでなくても良いのだが、成都の街で食べられる四川料理以外のもので、リスクが少なく値段の高くないもの、となれば選択肢はそう多くはなさそうだ。ということでハンバーガー。マクドナルドへゴー!ビッグ・マックのセットは日本円にしておよそ200円。日本人からしてみれば随分安くて驚いてしまうが成都の人(サラリーマンの月給は2万円ぐらいだそうだ)からしてみればかなり高いと思う。それでも店内は客で賑わっている。一般的に中国人は中華料理以外食べないと聞いていたが(ガイドのKさんは生まれてから1度もハンバーガーを食べたことがないと言っていた)、ここはそれなりに流行っているようだ。ともかく僕にとって久しぶりに食べる西洋の味、ビッグ・マックがこんなに美味しく感じたのは今までにない経験だ。ところで写真は隣のテーブルの客が帰ったあとの状態。隣だけではなく、ほとんどの客はこういう状態にしたまま店を出て行く。マクドナルドの店内でもここは中国。やっぱりゴミは散らかし放題だ。
中国旅行記(26)四姑娘山ロケ④「乗馬はツラいよ」
今日はこの旅行のメインイベント。四姑娘山の撮影のため、馬に乗って山を登る。早朝暗いうちからチベット人の馬子さんと落ち合い恐る恐る馬にまたがる。なにせ乗馬など生まれて初めてなのだ。馬が歩き出したとたん「だめだコリャ、リタイヤします!」と言いたくなるほど、ぐらぐらして恐かったが5分もしないうちにコツを覚え、うまくバランスがとれるようになった。いい調子、快適、快適!・・・しかしこの馬、遅い・・。これで片道17キロ・・・片道4時間も?!てことは往復8時間?!道はところどころ細くなり、崖がすぐそばに迫っている。道がぬかるんでいて滑りやすく、ときどき馬が「ズルッ!」と足を滑らせる。馬クン頼むぜ、コケてもいいけど落ちないでくれよ。道の広い場所では時々、馬が急に走り出す。その度に馬子さんがあわてて駆け寄り手綱を掴んで止めてくれるのだが恐くて仕方ない。前を行くガイドのKさんに怒鳴る。「Kさーん!馬が走った時どうすればいいのか馬子さんに聞いてよ!手綱を引っ張るとか、やり方あるんでしょ?」Kさんが答える。「ハイ?何デスカ?今日ノ夜ハ四川料理ヲ食ベル予定デス!」ダメだ、日本語が通じてない。夕食が四川料理なのは言われなくても分かってる。昨日も一昨日も毎晩、四川料理以外のメシを食えたためしなんてないじゃないか!こうして4時間、「ここがその場所です」と言われて驚いた。全然違う場所じゃないか!いいかげんな案内だ。・・・しかし今更文句を言っても仕方ない。景色もまあこんなものだろう、ということで何とか撮影を済ませ引き返す。
これは帰りに立ち寄った「山の売店」。ザーサイのカップラーメンを食べる。

休憩を終えて少し行くと、反対から歩いて来た男性と馬子さんが立ち話を始めた。よく見るとその男性、どこかで見た気が・・・もしかして俳優のモーガン・フリーマン氏では!?

あの有名な俳優がどうしてこんな辺鄙なところで、チベット人の服なんか着て、映画で見るより随分背も低い・・しかも中国語で立ち話し・・・これはスクープだぞ!と思ったがよく見たらやっぱりただのチベット人のオヤジだった。当たり前だ。
さてようやく出発地点に近づいて来た。長い道のりだったなあ・・・ふと見ると、午後の光を浴びた四姑娘山が!綺麗だ!慌てて機材を取り出し撮影する。デジカメでも一枚。こんなにいい眺めがこんなところから見えるとは・・・

8時間も馬に乗ったのはなんだったんだろう・・・。
別れ際、「頑張ったね、ありがとう」と馬クンの頭を撫でようとしたら、彼は「ブルル!」と嫌そうにそっぽを向いた。
中国旅行記(24)四川省の朝食「お粥」
海外旅行をしていてツラいことのひとつに食事が挙げられる。日頃からさまざまなスタイルの料理を食べる習慣のある日本人にとっては、毎日同じような味の料理を食べ続けることは苦痛とさえ言えるかもしれない。それも四川料理のような、脂っこいものの多い料理だとなおさらのこと。四川省はどこへ行っても四川料理ばかりなので、旅も半ばを過ぎる頃にはもう、四川料理を見ただけで満腹になってしまうような状態だった。だがそんななかでも朝食だけは違った。真っ白なお粥が中心のさっぱりした朝食。どこのホテルでも朝食がこのスタイルだったことは本当に救いだった。まずお粥。これは何の味付けもされていない白粥だ。それに饅頭(マントウ)と呼ばれる、要は肉まんの皮だけのようなもの。これは最近は日本でもバ●ミヤンのメニューにも登場しているので認知度が上がってきていると思う。横浜中華街などでは昔から「花巻」という名前で売られていた。ほんのりと甘みがあって美味しい(店によっては全然味のないマズい饅頭もあったが・・)。それにゆで卵。そして画面左上の小皿は「腐乳」という、豆腐を発酵させた珍味系の食べ物。これはうちの母の好物で、よく横浜中華街で瓶詰めを買って来るので僕はよく知っているのだがとにかく臭い(腐乳というだけあって腐ったようなにおいがする)のでパス(慣れるとたまらなく美味しいらしいが慣れるところまでいかない)。あとはザーサイのような漬物類が何品かつく。中国人はお粥もゆで卵も味付けなしで食べるのだが、ガイドのKさんは日本人が塩を欲しがることを知っていて毎回塩をオーダーしてくれた。ただの塩味のお粥がこんなにおいしいものだったのかと毎朝のように思う、四川省の旅。by RYU / MAIN SITE / BBS / Mail
中国旅行記(23)四姑娘山ロケ③
今日は四姑娘山の双橋溝というエリアの撮影に出かける。双橋溝は長さ三十キロほどの峡谷だ。ここも例によって、入り口からはシャトルバスでの移動になるので何となく嫌な予感。ともかくチベット人の青年が案内を務めるバスに乗って数十分、峡谷の一番奥のポイントへ到着。本来はここで撮影するはずだったが景色は予想外に冴えない。仕方なく徒歩で来た道を戻りながら、数ヶ所のポイントを何とか撮影し、バス停から戻りのバスに乗って帰ることになった。しかし待つこと1時間。バスが来る気配はない。2時間経過。バスは来ない。ガイドのK氏が携帯で観光事務所に問い合わせる。「運転手達は昼食の時間なのでもう少し待つように」との答え。


バス停付近には、観光客を目当てにした、串焼きを売るチベット人達の店があり、待ちくたびれた様子の我々をカモにしようと手招きする。お腹も空いたので仕方ない。ヤクーの肉や生焼けのとうもろこし、ぱさぱさのジャガイモを頬張る。ん~がっくっく。3時間経過。バスは来ない。暇なので目の前にあるチベット人の仏塔とヤクーを撮ってみる。

結局、バスに拾われたのは待ち始めてから4時間以上が経過してからだった。


バス停付近には、観光客を目当てにした、串焼きを売るチベット人達の店があり、待ちくたびれた様子の我々をカモにしようと手招きする。お腹も空いたので仕方ない。ヤクーの肉や生焼けのとうもろこし、ぱさぱさのジャガイモを頬張る。ん~がっくっく。3時間経過。バスは来ない。暇なので目の前にあるチベット人の仏塔とヤクーを撮ってみる。

結局、バスに拾われたのは待ち始めてから4時間以上が経過してからだった。












