140novel(2014/9/12-16「太陽を壊せるって」他 | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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「よっ」
駅の改札前のコンビニに彼はいた。
雑誌を立ち読みして。
私が 突々くまで気付かなかったくせに。
「もうちょっとだから」と言われて5分待つ。
「たった5分だろ?」
彼はそう言って私の頭をぐしゃぐしゃした。
でも離れて 暮らす私には貴重な5分なんだ。
そして今日も本当の気持ちが言えなくなった。


9/12「えんきょり」
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だいじょうぶ。

きっとだいじょうぶ。

自分で罠を仕掛けたのに。
やっぱり やめようって今にも電話しそうになる。
「彼を信じなさいよ」そう言って友は笑った。

でもまだわからない。

彼は今日急用ができたって私に言った。

「ずっと好 きでした。15時に公園で待ってます。」
友のメールに彼の返事はまだない。


9/13「罠」
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カーテン越しに闇が消えていく。
時計を見ると5時。

朝なんか来るな。
で も外はどんどん明るくなる。

その時頭に突然閃く。
そうだ。
ベッドから起き上がり階段を駆け下りる。
階段下の物置を開けた。

ない!

背中から聞こえた母の小さ な声。
「なにしてるの?」
私は振り返らずに言った。
「金属バットはどこ?」


9/16「太陽を壊せるって」
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ビルの入り口に小さな看板があった。
「屋上には柵がありません。ご自由にどうぞ」
ここなら高さも十分だ。

エレベーターで最上階に向かう。
楽しい事よりもつ らい事が多過ぎた。

それも今日で終わる。
ゆっくり何もない空に足を出す。

「待って。あなたの命くれませんか?」
声は音楽の様に頭を揺らした。


9/16未発表「ご自由に」
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