蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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 「本当か嘘かは試さないとわかんないんだ」
ケンちゃんは大事そうに抱えたやかんを置いた。
僕は口の端がピクピク動くのを必死で抑えていた。
だってこの薄汚れたやかんが魔法のやかんだなんて言うんだから。
しかもお年玉全部使って買ったんだって。
「僕は信じる」
そしてケンちゃんはやかんを擦り始めた。

1/20「魔法のやかん」
☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*


「ただいま」
声が聞こえた 
帰ってきたんだ 
嫌だ悲しい憎い殺したい死ね 
黒い感情が白かった雲ばかりの空を埋める 
でも動けない
そして 
なにこの気持ち認めたくない感情愛しいの私? 
ミルクがお皿に入れられて 
目の前に置かれる 
「ただいま」
「鳴かないの?」 

「ニャー」 
これがこいつの魔法だ


2/4 「監禁」

☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*


外から声が聞こえた。
聞いた事のない声。
お母様とも婆やとも違う低くて太い声。
子供の頃に聞いたお父様の声に似ている。
窓を少し開けて下を見ると見たことのない人がいた。
「君は」
黒い大きな目が私を見ている。
私は急に怖くなって窓を閉めた。
そうだお母様が言っていたっけ。
外には怖い人がいるって。


2/7「外の世界は終わりを」

☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*


「あの人がこないんだ」
口に出すのが怖かった。
寒くて寒くてコートを着ても何枚服を着たって震えは止まらない。
「誰だよ?」
温度が違う。
男はダメージを受けないんだ。
「人じゃない」
言っても何も変わらない。
欲しい物はそんな物じゃない。
でも悔しくて言葉が勝手に飛び出すの。

「男にはわかんないよ」


2/14「お腹が痛くなるの」