二人は出会ってしまった。
できるだけ一緒にいよう。
つらいことも楽しい事も分かち合おう。
でもすぐだった。
「生きてたって仕方ないよ」なら「一緒に死のう」。
理由なんて一杯ある。
この世はつらいことばっかりだ。
だけど。
「だめだ!」僕は叫んだ。
ポケットから出てきた僕を見て二人は目を見開いた。
9/6「きれいごと」
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「本当にいいの?」
ミキはまっすぐに私の顔を見る。
真剣な顔。
ヒントはない。
私もその目をじっと見返した。
「・・・うん」
私が頷くとミキはゆっくりと指を開いた。
その手には何もない。
ミキの笑顔。
「私の勝ち。じゃあ私のいう
ことを聞いてもらうね」
「な、なに?」
その時私の喉がごくりと鳴った。
9/8「もう片方」
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賭けに勝った私は椎子に言った。
「あなたの一番の秘密を教えて」と。
「これから言う事は絶対内緒だからね」
「誰かに言ったら殺すから」
私が頷くと椎子は私の耳に口を近づけた。
息がかかる。
ちょっとくすぐったい。
顔が赤くな
りそうだったが聞こえた言葉は逆に私を青くした。
「・・あたしは親を殺した」
9/9 「しんごう」
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