140novel(2014/9/6-9「きれいごと」他 | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

どこにでもありそうな小説を書いています。
コメントいただくと泣いて喜びます★

二人は出会ってしまった。
できるだけ一緒にいよう。
つらいことも楽しい事も分かち合おう。
でもすぐだった。
「生きてたって仕方ないよ」なら「一緒に死のう」。
理由なんて一杯ある。
この世はつらいことばっかりだ。
だけど。
「だめだ!」僕は叫んだ。
ポケットから出てきた僕を見て二人は目を見開いた。


9/6「きれいごと」
*****************



「本当にいいの?」
ミキはまっすぐに私の顔を見る。
真剣な顔。
ヒントはない。
私もその目をじっと見返した。
「・・・うん」
私が頷くとミキはゆっくりと指を開いた。

その手には何もない。
ミキの笑顔。
「私の勝ち。じゃあ私のいう ことを聞いてもらうね」
「な、なに?」
その時私の喉がごくりと鳴った。



9/8「もう片方」
***************


賭けに勝った私は椎子に言った。
「あなたの一番の秘密を教えて」と。

「これから言う事は絶対内緒だからね」
「誰かに言ったら殺すから」
私が頷くと椎子は私の耳に口を近づけた。

息がかかる。
ちょっとくすぐったい。

顔が赤くな りそうだったが聞こえた言葉は逆に私を青くした。

「・・あたしは親を殺した」




9/9 「しんごう」
*********************