「つかれたー」
絨毯に大の字で寝そべる。
幸せ。
少しウトウトする。
その
まま何分たったのだろう。
ガチャガチャガチャガチャ。
玄関から音がする。
鍵?
誰かがドアを開けようとしている。
覗き窓から見るとすごい形相をした女。
汗で化粧が落ちかけてる。
「なんで開かないの!」
叫び始めた。
怖い。
誰なの?
7/15 「部屋間違えました」
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普通だと思っていました。
門限は11時。
決して早くはありませんし。
家の鍵はお母様が管理していました。
11時になると金庫から鍵を出してきて厳重に締めます。
ええ。
それは勿論外から開けられないどころか
内側からもその鍵が
なければ開けられません。
そうですか。
やはり貴方のお家も違うのですね。
7/16 「鍵」
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「この辺に病院ありませんか」
運転席の男は言った。
お母さんは看護婦だ。
病院は近い。
後部座席には苦しそうな男性。
でもそれは嘘だった。
私はグルグル巻きにされ山に連れて行かれた。
助けて。
口は塞がれていて声にならない。
突然浮かんだおばあちゃんの顔。
その時男達の背後に現れたのは白い犬だった。
7/17 「おばあちゃんは」
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「おばあちゃん起きてたんだ」
姉が牛乳を飲みながら言った。
朝8時。夏休みの朝。
コツコツコツコツ。
おばあちゃんはテーブルの端をゆっくり叩いていた。
お母さんは昨日から夜勤。
今日のご飯当番は私だ。
「お姉ちゃん食べる
の?」
すると洗面所から声がした。
「だめ~時間ない」
今日も一日が始まった。
7/17 「日常なの」
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血だ。
幼い足から血が流れている。
「さっさと来い!」
男は杖を振り上げている。
私は走った。
杖は私の顔をかすめた。
頬を痛みが走る。
「なんだお前は」
男の子を抱きしめる。
私にできること。
それは一体なんだろう。
「うちは飼え
ないって言ってるでしょ!?」
お母様の声。
・・・またみつかってしまった。
7/20 「だめなのかな」