リンゴは唸っていた。
真っ暗な部屋。
ベットの上で苦しそうに。
手を伸ばせば届く。
そんな事はわかってる。
でも私は膝を抱えて耳を塞いだ。
彼か彼女かあるいは別の誰か。
誰でも構わない。
私にはもったいないくらいの友達だった。
彼が惹かれたのは仕方ない。
でも。
私はリンゴを掴みそして床に叩き付けた。
6/1 「あっぷる」
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「ママ?」
ミサは振り返った。
ペットボトルを後部座席のミキに渡す。
「ちょっとだけだから」
そう言って車を降りた。
外はすっかり熱を上げていた。
店に入ると別世界のようにクーラーの風が心地いい。
「待っててミキ今日は稼ぐ
からね」
運良くすぐにフィーバーが来た。
時間は全く気にならなくなっていた。
6/3 「パチンコ中毒」
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さよならのキスをした後でチャイムが鳴った。
そっと覗き窓から見ると警官がいる。
「はい?」
若い。それにちょっとカッコいい。
「なんですか?」
「あ、ちょっと叫び声がしたって通報がありまして」
「何もないですけど」
その時背後で何かが落ちる音がした。
振り向くとそこには真っ白な足が転がっていた。
6/4 「最後のキス」