140novel(2014/5/23-29「似てるね」他 | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

どこにでもありそうな小説を書いています。
コメントいただくと泣いて喜びます★

「しまった」
近道した公園。
そこに奴がいた。
ブランコに。
でも動かない。
ずっと俯いている。
私はなぜかそのまま通り過ぎる事はできなくて。
黙って横のブランコに座った。
「なんだよ」
奴が私に気付いて睨んだ。
「嫌いだよ、あんたなんて」
そう言って私が笑うと奴も笑って言った。
「私もあんたが嫌いだ」

5/23 「似てるね」

Oo。-y(ω・`)Oo。-y(ω・`)



紫色の風が泥だらけの地面を撫ぜる。
ポコポコと地面から気泡が上がり、
そこからたくさんの腕が這い出て来た。
その音は後ろからも聞こえた。
あっという間に囲まれたようだ。
おばあちゃんから教わった呪文を呟く。
怖くて口が震える。
でも戦わなきゃならない。
生きて帰るんだ。
僕は剣を強く握りしめた。


5/25 「青い世界」

Oo。-y(ω・`)Oo。-y(ω・`)

隣の席があいつになるなんて。
クラスで一番嫌いな人。
最悪。それなのに。

1時間目社会の教科書がない。

私は必ず寝る前に用意してから寝る。
だからこんな事は一度もなかった。

「忘れたんだ?」嬉しそうな顔。
「見せてやるよ」
屈辱感。
だけどおかしい。

鞄の中には今日のと違う教科書ばかりが入っていた。


5/26 「席替え」



その答えは早くみつかった。
やっと終わった苦痛な授業の後。
「じゃあな」
馴れ馴れしく手を上げるアイツ。

絶対に何かある。

「ね、何してるの?」
聞いてきた友達を壁にして後を付ける。
向かったのは1年の教室?
そこは・・・弟のクラスだ。
「サンキュー。うまくいったよ」

声が聞こえた瞬間頭は飛んだ。

5/26 「席替え」

Oo。-y(ω・`)Oo。-y(ω・`)


「おかえりなさい」
お母様が玄関に出迎えてくれる。
「学校はどうでした?」いつもの問い。
「楽しかったです」いつもの答え。
そうプログラミングされている。
部屋に入って制服を脱ぐ。いつもと同じ。
でも今日は何か違う。
「助けて!」といきなり抱きついてきたあの子。

ウィルス。
その言葉が浮かんだ。

  5/28 「学校でアップデート」

Oo。-y(ω・`)Oo。-y(ω・`)
 

目にかかった髪にそっと触れる。
ピクッと瞼が動いた気がした。
でもそれは夢?それとも希望?

あの日スーパーに行かなければ。
僕がアップルパイを食べたいなんて言わなければ。

お伽噺のキスをする。

すると彼女はゆっくり目を開いた。
「あれ?何してるの?」

でも目を覚ましたのは僕だけだった。


5/29 「眠れる森」