140novel(2014/5/15-21「エレベーター」他 | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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「 おはよう」
「・・・」
また会ってしまった。
最悪。エレベーターやめればよかった。
密封空間に二人きり。
しかも相手は昨日告られた相手。
「ごめんね」
そう 言って断った相手。
あまりにも気まずい。

「おい」
「え?」
なに「おい」って?態度変わりすぎ。

「降りないの?」
あ、エレベーター着いてた。

5/15 「エレベーター」

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

バイトを終えてアパートへの帰り道だった。
「すいまセン」
「ん?」
誰? 小学生?の女の子。
「何?どうしたの」
俺は目線を下げるためしゃがんだ。
「お腹減っちゃって」
「え?」笑顔。仕方ない。
「わかった」
「いいんですか?」す ごい笑顔。
「ああ」
するとコイツは俺の頭に食らいついた。


「いただきます」


5/18 「立派な鬼になるんだ」


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

ベランダに出た。
1時間勉強したら遠くを見る。
でも東京の夜空はつまら ない。
特にこんな5階からの夜景なんて。
満月を過ぎた月がぼんやりと浮かんでいる。
もう戻ろう。
月から目を離そうとした時、黒い影が浮かんだ。
まるで箒に 乗った魔女の影。
「まさかね」
月に背を向けた時、フワリと人の気配がした。

5/20 「MOON」



「今さ、そんな事あるわけないって思ったでしょ?」
背中から声。
女の子?まさか。
振り返るとベランダの柵の外に人が浮いている。
箒にまたがって。
「え!?ええ!?」
しかもその格好。
黒いワンピースに黒い帽子。
「魔女?あな た魔女なの?嘘でしょ?」
「ほんとだよ」
そう言って魔女はにっこり微笑んだ。


 5/21 「MOON」