140novel(2014/5/3-5/5「白い箱」 | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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ポストを開ける。
今日も入っていた。
よくある茶色の封筒。
少し膨らんでいる。
宛名も差出人も書いてない。
初めて封筒をみつけたのはもうヒトツキも前の事だ。
しばらくの間は中も開けてみたりもした。
中には紙で作ったらしい箱が入っていた。
そしてそこには何も、何も入っているようには見えなかった。

5/3


「お母さん今日も入ってた」
ただいまよりもいつもの言葉。
「そう」捨てなさいという意味だ。
ゴミ箱に投げ入れる。
「けど」今日は中に何か入っている気がした。
少し臭い匂いがした。
でも。
「いいから捨てなさい!」
確か3日前そう母に怒鳴られたから何も言わなかった。
そうだ明日はゴミの日だ。

5/3


夜中に目が覚めた。
水を飲みにそっと台所に行くとお母さんの声が聞こえた。
「帰って来ないの、あの人」
泣いてるの?
あの人ってお父さんのこと?
お父さんはタイに出張だってお母さんそう言ってたのに。
薄くなっていく外の暗闇。
鳥のさえずりが聞こえるまで私は寝付くことができなかった。


5/4


 「・・さん」
先生が立っていた。
休み時間。
友達とトイレから戻った時だ。
「すぐに帰る支度をしなさい」
そして学校の前には叔父さんが待っていた。
「どうしたんですか?」
訳がわからない。
寝不足でなんか頭もぼんやりしている。
叔父さんは唾を飲んだ。
「ゴミ袋からなんだが」
「え?」
「見つかったんだ」