140novel投稿(2013.3.7-3.13)「卒業式」「駐輪場」ほか | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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梅の花が咲いていた。
私たちは3人でなぜか自然と3年通った道を歩いてた。

懐かしい校舎。体育館から歌が聞こえてくる。

「あれ?卒業式今日だったんだ?」
「うん」
「あ」
向こうに懐かしい顔が見えた。

「みんな来てるよ、なんで?」
「知らなかった?先生今日で最後だよ」

歌があの頃に時を戻す気がした。


3/7「卒業」

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ガシャガシャーン。
自転車の倒れる音。
部活帰りの学校の駐輪場。
「大丈夫?」
そこにいた女の子。たしか隣のクラスの。
「はい」
あんまり大丈夫そうじゃない、けど。
「ごめん、お先に」
「はい」


次の日の帰り。
「え?」
自転車のタイヤは萎んでた。
「どうしよ」

「大丈夫ですか?」
昨日の子がそこにいた。

その子は手を差し出した。
「これで穴を塞げるから」
接着剤?
「え」
「待ってて」

しばらくして戻ってきた時には空気入れと水の入ったバケツを持っていた。

私あの日あなたを置いて帰ったのに。

「これでもう大丈夫」
「ありがとう」
少し汚れた顔が笑顔で輝いていた。

そして私は彼女の名前を初めて聞いた。


3/9.10「駐輪場」

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「カラオケ行こ」
「うん、行く~」

テストが終わった。
解放感が蒸気のように気持ちを上げていく。

いつものメンバーで教室を出た。
外に出ると「遅ーい。早くー」
1人が声をかけ、皆は笑顔で振り向いている。
「誰かくるの?」
私は聞いた。
だけど返事はない。


「ごめ~ん」
そして走ってきたのは私だった。


3/11「カラオケ行こう」

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ピンポーン。
チャイムが鳴る。
お母さんどうしたんだろう。
出てよ。
ピンポーン。
何度か鳴った後。
「誰かいますかー?」
信じられない。
ドア開けた。
鍵は?
「おじゃましまーす」
声は近づいてくる。
え?
なんで?
起きれない。
足音が近付いてくる。
私は起きれず声も出ない。
次の瞬間その人の叫び声が響いた。


3/11「死体」

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お葬式の後アイツの姿はなかった。
一番の親友の死。
「俺も死にたい」そう言っていた。

私は探した。
そんな事させない。

浜辺でやっとみつけた。
走り寄り背中に言う。
「ここにいたか。探したよ」

すると背中は謝った。
「ごめん。しばらく1人にしてくれ」

私はそんなアイツを離れてただ見つめていた。


3/13 「海と死と」
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