140novel投稿(2/24ー2/28) | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

どこにでもありそうな小説を書いています。
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誰がそこに置いたんだろう。
マンションの入り口近く。
黒いボストンバックが1つ。
何が入ってるんだろう?
きっと管理人さんが調べてくれるだろう。
そう思いながら少女は待っていた。

「お待たせ」友達が出てきた。
「いこ」
「うん」

バックのチャックが少し開いていた。
目のような何かが動いた気がした。



2/24  「見えるもの見えないもの」
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 「こんばんは」仕方なく挨拶する。
丸い顔丸い体。今にも転がりそうって妹と笑ってた。
同じマンションのおばさんが入口の前に立っていた。
「お帰り」
笑ったつもりだろうけど眼鏡の奥の目はちっとも笑ってない。

「必ず捕まえるから」
呟くおばさんの後ろに丸められた大量の紙屑がコロコロと転がっていた。


2/25 「コロコロ」
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黒いバックのチャックが開いた。
中から両腕が伸びた。
バックの底からは両足が伸びてバックは立ち上がった。

「あ~よく寝た」
バックから若い男の人の声。

「いただきます」バックは友達に飛びかかった。

「いやー」
叫び声を残して友達の姿はそこから消えた。


残ったのは黒いバックだけだった。



2/27 「魔」
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電車は行ってしまった。
線路の先にかすかに電車の後部が揺れて見える。

誰もいないホーム。
マフラーに包まる静かな世界。

ベンチに座り灰色の空を見上げた。
(雨、降るかな?)
その時頬っぺたに熱い物が。
「おはよ」
いつのまにか横に笑顔の奴がいた。
「珍しいじゃん遅刻」

缶コーヒーはブラックだった。



2/27 「朝」
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ピーチクパーチク。
小鳥の鳴き声が聞こえる。

春がすぐ横に来ていた。
街路に植えられた梅の木には小さな蕾が育っている。

やわらかで暖かな日差しに包まれていた。

「ん?朝?」
ベッドで目を覚ました。

夢で聞いた小鳥の鳴き声はまだ聞こえていた。
それは横で眠る夫の鼻から聞こえているのだった。


2/28 「小鳥」

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