140novel投稿(1/12-14)+続編 | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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晴れていた。昨日よりずっと暖かい。
これで今日気乗らないデートはなくなった。
いつも断って悪いと思った私は「明日雪が降ったらね」と言ったのだ。

ブーブー。ヤツからのメール。
「待ち合わせ何時にする?」
バカ。なに勘違いしてるの?

「ね~洗濯物入れてくれる?」
母の声。
「雪が降ってきたの」


1/12 「計算違い」
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12月のあの日。
みんな知ってる。でも知らない。
それは一人ひとりに起きていた事。
起きていない人にはわからない事。

「え?」目の前にワタシが立っていた。
道の真ん中に。

「よぉ」
ワタシは私に挨拶した。
「誰?あなたは誰?」
するとワタシは笑った。
「私はお前」
そしてナイフを舐めた。
「さよならだ」


1/12  「新しい暦が始まった」
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川に花をいくつも流した。
水に濡れてキラキラと輝き、花は回り出す。

「きれい」

下流の方でお母さんと歩いていた子が指差して微笑んでいる。

私もあんな風に毎日ここを通っていた。
あの日はとても寒くて霜柱を踏んで待っていた。
手袋をした手を握り締めて。
でも迎えは来なかった。

道路が凍っていた、から
 

1/13 「墓参り」
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「おはよう」

無音だった。
いつもはテレビの音がして。
母が朝食を作る音がして。
父がめくる新聞の音がして。

「誰もいないの?」
そっと覗く。

「冷たい」
床が濡れている。水じゃない。
何かヌルっとした物。
怖くて足元を見れなかった。

居間では完成間近のジグソーパズルが崩されていた。
バラバラに。


1/14 「バラバラになった日常」
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「あった?」
「うん」
今日も上履きに入れられた画鋲。あの日から。

誰がこんな事するの?

「おい」

リカちゃんと別れると同じクラスの境が声をかけてきた。

「あいつ今日学校もっと前に来てたぜ」

「え?何言ってるの?だってリカちゃんは私と一緒に登校して」

「バカだなお前」

そういって境は背を向けた。

 
1/14 「疑念」

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12階の次の部屋はミィちゃんが先に入った。
赤い靴が1つだけの玄関をあがると
床には花が敷き詰められていた。

「ステキ」
ミィちゃんは微笑んだ。

「気を付けろ」
「大丈夫」

おかしい。整いすぎだ。

「キャー」

やっぱりだ。

「どうした?」

居間にいくとミィちゃんが震えながらあるものを指を指していた。

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「12-8」