「好きだよ」
「私も」
そう言って求め合ったのに。
あいつは終わったら、もうゲームしてる。
ほんとに私が好きなの?ずっと思ってた。
これで最後のつもりだよ。
服を着て髪を結わえた。
「コンビニ行ってくる」
「あぁ。…ちょっと待って」
「なに?」
止めてくれるの?
「俺ポテトフライ食いたい」
勝手にしろ!
(10/15) ”あとで”
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「すいません」
頭を下げる。
仕方ないの、これも仕事。
「全部やり直して」
「え?それじゃあ間に合いません」
「徹夜でも何でもして。仕事でしょ?」
課長、眼鏡の奥の目が笑ってた。
「お先に」
とうとう私一人になった社内。
そこに現れた課長。
「悪いね、差し入れ持ってきたよ」
まさか薬が入ってたなんて。
(10/16) ”気がつくと”
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音を立てながら下水の中を進む。
臭い。硫黄のような発酵した臭い。
マスクしていても鼻に入ってくる。
「くさい!」
先頭の女の子が我慢できずに口に出す。
「しっ静かに」と眼鏡をかけた男の子。
「この上だよ」
GPSのおかげ。
便利な世の中になったもんだ。
「さていただきに行きますか」
にやりと笑った。
(10/18) ”進め!怪盗〇女なんてね”
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土曜日一緒に遊んでいた、ゆうちゃんは
崩れた滑り台の下敷きになった。
砂には血が混じっていた。
だけど死体はなかった。
月曜日学校に行くと、ゆうちゃんはいない。
それどころか、「誰それ?」って。
そんなバカな。
「じゃあ,、あそこ誰の席?」
みんな私を見る。呆れた顔で。
「お前の席じゃん」
「え?」
(10/18) ”消えた,ゆうちゃん”
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歩道橋。身を乗り出している人が見えた。
まさか、飛び降り?
私は、走った。階段を駆け上る。
「やめて!」
飛びついた。はずだった。だけど。
そこには誰もいなかった。落ちたのは私。
道路に叩きつけられると、走ってきた車に引かれた。
その瞬間、歩道橋を見上げると、
微笑んでいる私が見えた気がした。
(10/20) "そして僕が歩道橋を見上げると”
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スマホをいじりながら歩いてた。
「あっ」思い切りぶつかって尻餅ついた。
向こうは男子だ。
「いてて」スマホが2つ転がってた。
私はそばにあったのを拾った。
「ごめん」二人同時に言った。
「あはは」笑う。いい感じだった。
「あー!」
しばらくして気付いた。
あの時入れ替わったんだ。私のスマホ!
(10/20) ”どうしよう?”