140novel投稿(8/5-8/7) | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

どこにでもありそうな小説を書いています。
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少女は湖にやってきた。
自分を静かに見つめる安心できる場所。
いつもそうして景色を見て鳥の声を聞き、花と遊ぶ蝶に心を飛ばしていた。
けれど今日はいつもと違った。
鳥も蝶も、忌まわしい毛虫すらいなかった。
帰ろう。
湖に背を向けた時だった。
バシャーンという水音がした瞬間、何かが首に巻き付いた。

 (8/5) "Last Child ①"

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「引きずられた跡がありますね」
それは湖の手前で消えていた。
その日の午後。
湖にダイバーを数人潜らせての捜索が行われた。
まだ赴任したばかりの若い刑事にとって、これは初めての事件だった。
「靴がみつかった?」
やはり捜索願いを出されている少女の物だ。
定年前の老刑事はゆっくりと目をつぶった。

(8/5) "Last Child ②"

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山への登り口に魔女が住んでいた。
村人が豊作祈願に地蔵にお供えをするのが気に入らなかった。
だから魔法をかけた。
雨が降らなくなる魔法。
畑は干からび植物は皆枯れた。
「これでお供えは出せんな」
魔女は魔法を解いた。
するとどうだろう。
今度は大雨が降り続け魔女の家は流されてしまったのだった。

(8/6) "山の魔女"

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侵入してきたのは真っ黒な法衣を身につけた者たちだった。
女子供老人にいたるまで見境なしに刀で切りつける。
街の壁、石畳は赤く染まった。
空は夕焼け。
全てが赤い。
少年はベッドの下で震えながら耳を手で必死に塞いでいた。
壁には優勝盾と彼自慢のレイピア。
「まだ隠れてるつもり?」
姉の声だった。

(8/7) " 深紅のまち"

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「いつまで怒ってるの?」
「遅れるってメールも送ったじゃん。」
「え?違う?何?他の子と話すな?無理だよ、そんなの」。
君は冷たく笑った。
ぼくは氷を通して君を見る。
そして氷に君を閉じ込めた。
冷たくて小さくなった君が氷の中で叫んでいる。
ぼくは氷をジュースの中へポトンと落とした。

(8/7) "冰館"