140novel(8/2-8/4:ワルデンシ) | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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「犬小屋?それはひどい!」と親友の朋。
「今日、文句言ってあげる!」
「うん。ありがと」放課後二人で家に帰る。
「あら、お友達?」
ん?
ジュースにお菓子まで出された。
しかも前の私の部屋に行くと、元通りになっている。
「え?犬小屋は?」
外を見ると何もない。
「何これ?」
朋の顔が疑い色に曇った。

「じゃあ帰るね」しばらくして朋が言った。
「お邪魔しました」
「あら、もう帰るの?送ってあげなさい」と継母。
外に出た。
「信じて!ほんとなの」
朋は笑っていた。
「うん」そう言っても口元が違った気がした。
「ただいま」
家に帰るとそこはもう別の家だった。
夢を見てるの?
私の部屋はもうなかった。

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ご飯を作るのは私。
それは全然苦じゃなかった。
継母が来るまでは作っていたし。
後片付けも私。
掃除洗濯全部できるもん。
「家事全部やるなら置いてあげるわ。」継母が言った。
「わかった」
試しに料理に毒を入れてみた。
瓶に毒って書いてあるし。
「美味しかったわ」
毒じゃないの?
「味の素が余計ね」

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お父さんの初七日の後。
親戚が集まった。
お父さんが遺言を預けていた人が来る事になっていたから。
クセのある親戚たちの中でもお父さんの妹の鈴さんは一番うるさい人だ。
「意地悪されてない?」
優しい言葉の裏に何かありそうで昔から苦手だった。
けど、その日が鈴おばさんと話す最後の日だったなんて。
 
「ふざけないで!!」
鈴おばさんが叫んだ。
私も呆然としてしまった。
遺言は前に書いたはずだとみんな思ってた。
まさか継母にほとんど遺産が行くなんて。
ただし私が成人になるまで面倒を見る事が条件になっていた。
だけど。。
「絶対そんな遺言認めないわよ!」
鈴おばさんは継母をずっと睨み付けていた。

暑い暑い日、そして携帯が鳴った。
「もしもし。え?」いとこからだった。
鈴おばさんの娘。
「わけがわかんないの!お母さんが」。
殺された?
「・・誰に?」すいか・・割り?なんの事なの?
鈴おばさんが海に行って、すいか?頭が血・・・
いつの間にか継母がこっちを見ていた。
そしてニヤリと笑ったんだ。

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「だいぶ成績落ちてるわね」
先生に呼ばれた。
「家庭訪問させて」
「え?」
「今日、いいわね」
先生と家に帰った。
どうしよう。玄関を開ける。
ん?何この段ボールの山。
「お帰りなさい」継母が笑顔で出てきた。
「あら、こちらの方はもしや」
「あ、初めまして担任です」
「どうぞ先生散らかってますが」

テーブルでは妹が接着剤で
赤青黄色のプラスチックに磁石を着けている。
内職?
「先生見苦しい所お見せして」
「いえいえとんでもないです」
「夫が死んで借金だらけで。この子にも働かせるはめに」
「そうでしたか」
先生は納得して帰っていった。
「後はあなたが頑張るのね」
継母と妹はすぐゲームを始めた。

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(8/2-4) "ワルデンシ"