だいなしかもしれない。 | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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「帰るね~お先に」
大学の授業が終わったばかりだった。
「え~?ケイちゃん早い~何?デート?」
「違うよ~おや~」
ケイちゃんと呼ばれた女の子、私のお姉ちゃんは
手鏡で口紅を塗り直した。
「おっ先~」
そうしてお姉ちゃんは教室を出た。
お姉ちゃんは私のお母さんが嫌いだ。
ママ母だから仕方ないのかな?

今日もママがおやつに作ってくれてた。
大好きなアップルパイ。
「でかけるの?」
ママが出かける時はすぐわかる。
化粧が派手になる傾向あり。
「ええ。冷蔵庫にカレーが入ってるから」
今日は26日、お姉ちゃんに会う日か。
行きたいけどママは嫌がるから大人しくしておこう。
あの子大きくなったかな?

車を駐車場に止め、
ママはお姉ちゃんが待っているカフェに入った。
この日のお姉ちゃんはおとなしい。
1ヶ月分の家賃がもらえるから。
「ちゃんと食べてるの?」
「はい」
「それじゃぁこれ」
「あ、どうも」
お姉ちゃんが大学に入ってからの毎月の恒例行事。
「お勘定は払っておくわ」
ママは行事が終わると早々にカフェを後にした。
お姉ちゃんはそこで店員を呼んだ。
「そろそろケーキ持ってきて」
あらかじめ頼んでおいたのだった。


ケーキを食べた後、お姉ちゃんはカフェを出て、
スーパーで買い物して家に帰った。
牛肉1キロ。
女子大生が1人で食べるには多いよね。
「ただいまー」
お姉ちゃんが玄関をあがると、
猫らしき動物が飛びついてくる。
しかし実は虎なのだ。
「おー、いい食べっぷり」
まだ血の付いた肉をガツガツ食べる虎を見ていたら
嫌な事はみんな忘れられる気がした。
嫌なやつはみんな食わせちゃおっか。
なんて事をおねいちゃんは考えているのか。
そうして虎はあっという間に生肉を平らげてしまった。


この夜、ママの帰りは遅かった。
お父さんは海外に単身赴任して、もう2年。
滅多に帰ってこない。
私はベッドで寝ていたけど、ママが帰るまで寝付けなかった。
いい事あったのかな?
しばらくして帰ってきたママは鼻歌を歌っていた。
それを聞きながら私はゆっくり眠りに落ちた。

さて、翌日私はいつもと同じ時間に目を覚ました。
「おはよ」
ママもいつも通り朝御飯を作ってくれた。
スクランブルエッグにトースト。
「お姉ちゃん元気だった?」
とは、とりあえず聞かない事にしている。
機嫌悪くなるだけだもん。
「行ってきます」
あーでも学校つまんない。行きたくないなぁ。

知らなかった。
こんな人ガッコにいたんだ。
お姉ちゃんは、右ちょい前で講義を受けてる
髪を青く染めてる男の子が気になってた。
彼は講義の始まるほんの15分くらい前、
教室の前のベンチに座ってギターを弾き始めた。

すぐに人が集まり始めた。
彼の奏でるアコギから音色が溶け出し空気を変える。
10分の間、時間はそうして一時止まり、彼は時を奪い去った。
始業5分前の鐘と同時に彼が演奏をやめると、
周りにいた学生達は時間を奪われた事に気付き
慌てて教室に走ったのだった。


背中ばかり見てたお姉ちゃんは、
講義が終わってもしばらく気付かずにいた。
「ケイちゃん、帰んないの?」
友達のアイちゃんが声をかけた。
「あ。ごめん」
慌てて教科書やノートなんかをバックにしまう。
「彼、カッコいいよね。彼女いるのかな?」
アイちゃんも興味あるみたい。
「今日も終わったね~」
「とりあえずお茶いこー」
「オッケー」

そうしてお姉ちゃん達はスタバに行った。
「抹ッペ2つね」
お茶と言ってもちょっと違ったみたい。
抹茶フラペチーノね。
「今日も暑かったよね~」
「だね~」
「あ、頭にキーンときたよ。」
「あははは」
他愛のない話をして30分後二人は別れた。
「ん、じゃバイト行くね」
「また明日ね~」
お姉ちゃんは今日バイトを入れていた。
近所のレンタル店だ。 

 

< 原作140novel 5/6 か~ 5/8 そ まで。> 
この話どうかな~?
評判よくなければ、打ち切りも?(^^;)
黒い箱みたくならなきゃいいけどぉ~
な。なんと!悲しい発見~
タ行がぬけている。。。
5/10編集~やっぱり②作りました~