私の髪は長い。
物心ついて、自分で髪を自由にできるようになってから、
一度も切っていない。だって髪は私の大事な一部だから。
でもある日朝起きると、変な子が生えていた。
その子は言うことを聞いてくれない。呼んでも答えてくれない。
切ろう、と私は思った。
けど、次の日、切られたのは私だった。 (4/1)
---------------
潜る。プールに潜る。水の中では君の声も聞こえないよ。
ブクブクと、静かに、ぼくの中の空気が小さな音を出す。
ブールの底には人形が沈んでいた。
幼い日、君と遊んだ人形。
何度もここに君が捨てるたびに、ぼくは潜って拾った。
でも、もういいんだ。ぼくは君を解放しようと思う。
寂しくはないよね? (4/3)
---------------
学校帰り、道を歩いていると、向こうから犬がやってきた。
クンクンと鼻を鳴らす。
どこから逃げ出したのか、首輪が付いている。
私は犬の頭を撫ぜ、給食の残りのパンをあげた。
しかし次の日、同じ場所。私はそこに立ち尽くしていた。
そこには犬の死骸があった。
私は何をしているんだろう?自己満足なの? (4/4)
---------------
「私だって!美少女に生まれたかったよ!」
何言ってんだろ、私。
だって、あいつが「ブス」って言うから。
そしたら、あいつ「死んで生まれ変われば」って。
なんてヤツ。でも、嫌いになれないんだ。
冷たくされればされるほど、
ちょっとの優しさが嬉しくなっちゃうんだ。
やっぱり生まれ変わろうかな? (4/6)
--------------
放課後の教室で、ボクは机の下に潜っていた。
地震じゃないんだ。
片思い中の子が、友達と話しながら教室に入ってきたから。
(なんで戻ってきたん?ヤバイ)
ボクは音をたてないように必死だ。
だが、足音は近づき、そして、ボクの席の前で止まった。
「お前が好きなんはこの席の子?」
「え!!」瞬間頭打った! (4/6)
---------------
(なんで思いついたんだろ?放課後の教室に
一人でいたらって考えてたら浮かびました。)
--------------
夕日に染まった校庭で、君はずっと鉄棒に向かっていた。
何度も何度も足を上げて、手には豆ができて、
やがてそれが剥けてきても、君はやめなかった。
「なんでそんなに必死なんだい?」
僕には不思議だった、君の必死さが。
でも、そんな君が気になって仕方がなかったんだ。
ただ、側で応援したかったんだ。 (4/6)
---------------
(あの子は読んでない?かもしれないね、また(´ェ`*))
--------------
「ごめんなさい!」
今日は何人断ったんだろう?
なんで休み時間全部ごめんなさいに取られるわけ?
どうせ、顔しか見てないんでしょ?
中身なんてどうでもいいんでしょ?あ~もぉ。
「人気者はツライね」
そう言いながら、アイツは笑って私の前を歩く。
こうして、一番コクって欲しいやつは捕まんないのかな? (4/6)
---------------
(休み時間全部ってのは嫌だけど、ちょっとだけでも
モテてみたいもんだゎ(゜ー゜*)ネッ)
--------------
朝、いつもの電車に乗る。
4月になると3月は空いていた電車が、今じゃ、毎日ぎゅうぎゅうだ。
僕は色んな方向から押されてペッタンコになっていた。
その時、急に電車が止まったと思ったら、宙に浮いていた。
窓から、見た事のない巨大な目が僕らを見ている。
「こりゃぁお得だ」そう聞こえた気がした。 (4/7)
---------------
(いっつも乗ってる満員電車、一番喜ぶのって誰?
人間の詰め放題~)
--------------
おじいちゃんが、田舎から出てきた。
東京へはもう10年くらい来ていなかった。
新幹線に乗ってきたおじいちゃんを
ボクは妹と東京駅に迎えに行き、山手線に乗った。
しばらくすると、おじいちゃんが周りを見ながら言った。
「みんな持っているんだな」どうやらスマホの事らしい。
「最新式のそろばんか?」 (4/7)
---------------
(電車シリーズ2つめ。そろばんに見えるかもよ?
実写で、みんな小型の算盤持ってやって欲しいな★)
--------------
星空が嫌いな人なんているんだろうか?
もし、いるならその人はきっと夜が嫌いなんだろう。
僕はここに星空がなくなった日、何もかもが虚しくて悲しかった。
君は見てくれたんだろうか?
君が輝きをやめる前、月が夜空を照らした事を。
だから僕は迷わなかったんだ。
君は月のメッセージを見てくれたのかな? (4/7)
---------------
(やっぱり、あの子は永遠に僕の師匠だゎ。
こんなレベルじゃ、かなわないね(´ェ`*))
--------------
8時ちょうど、
ホームに入ってくる電車を見るフリをしながら、ボクは君を見る。
君は気が付いていないよね?
君を好きになった日から、ボクはいつも君の隣の車両に乗る事を。
同じところに乗って、
もしもボクの気持ちに君が気づいたらって思ったら怖いんだ。
そして今日もボクは窓越しに君を見る。 (4/7)
---------------
(電車シリーズ3つめ。男の子でも女の子でもあるよね?)