父と家族の末期がん闘病記 -15ページ目

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


やってしまったのは、父ではなく私です。。。凹


父に宛てたお手紙&お写真、今日にも届くはずと昨日の電話で伝えたのだけど、結局届くのは金曜日になってしまいました。


今日の夕方、お買い物から戻ってきて自宅ポストをのぞいたら、ポストに投函したはずの手紙が戻ってきていたのです。
お恥ずかしながら初歩的なミスで、写真を多く同封した結果、料金不足とのことあせる

80円切手では届かず、90円でした。
ぎゃー

たった10円で、父を落胆させてしまったかと思うと情けない・・・涙


明日の午前中の集配でも、九州から関東に届くのに中1日が掛かってしまうのです。
父の日には間に合うのが幸いかな。

写真を沢山送ってあげるのはいいけど、今後は気を付けねば。

先ほど、父から電話が掛かってきました。

先週まで「 調子は結構いいんだ。 」と聞いていたから、金曜日にタキソテールの7回目を投与しても、そんなに大きな体調変化はないだろうと思っていたのですが・・・

「体調が良かったからって調子に乗りすぎて、昨日までダウンしてた。
でも、今日はだんだん回復傾向。 」

との報告。


なんでも、ここのところ体調の良さに安心しきり、タキソテール投与後の診察で主治医に「 薬は要らないです 」と言ったところ、全部の薬を一旦止めてみることになったんだとか。

ガンそのものの肥大による痛み止めの他、眠剤以外にも、副作用に対する吐き気止めとかも全部!


この半年でガンは縮小傾向が認められているので、痛み止めを飲まずとも痛みは出てきていないそうなのですが、変わらず抗がん剤の副作用はバッチリ出てしまっている父。

おかげで土曜日から下痢と嘔吐がひどく、ごはんもまともに食べられなくなってしまい、昨日までの3日間は寝たきり&トイレへの駆け込みを続けた結果、体力を消耗しまくり一気に4キロ痩せたのだと。
調子が良いのは薬のおかげで、やっぱり父はガン患者なのですね。。。

さすがに昨日病院に行ってお薬を処方してもらい、今朝はバナナ2本、お昼にラーメンを半分食べれたそうです。


調子に乗って動き回り、その後バテるのはいいけれども、調子に乗って薬を辞めノックダウンされるとは。。。
痩せるのは簡単でも、体重を戻すのは大変なので、父もコリゴリしている様子が伝わってきました。


ちなみに、昨日の血液検査の結果は全く問題なかったそうです。

ガンの治療法と言えば、西洋医学的に手術・放射線治療・化学療法(抗がん剤)が三大柱ですが、世の中には民間療法として様々なものが散らばっています。

食事療法に始まり、未認可のワクチンだったり、値段ピンキリのサプリメントだったり、奇跡の水だったり、はたまた宗教的なものだったり。


いつの間にか我が母もどこかしらで「 ガンに効く! 」というサプリメント(もちろん高額)を勧められ、そのフレコミを信じ、今年の春前くらいから父に飲んで貰っているとのこと。

先月、帰省したときにその事実を初めて聞きました。


一瞬、

・・・ がん患者やその家族を食い物にするような悪質なものなのでは?? ・・・

なんて懐疑的に考えてしまったのですが、父のためなら何でもしたいという母の気持ちは家族として共有するので、抗がん剤治療に支障がなく金銭的な問題もクリアできれば、それもそれでアリだと思うことにしました。

実際、事前に主治医に相談したところ、NGは出されなかったそう。


抗がん剤と併用している場合、どっちが効いてるのかよく分からなってしまうという気持ちも残りますが、少なくとも父の副作用はサプリメントを摂取し始めた今年の3月頃から好転しているので、ガン細胞に直接効くものでなくとも、補助的に副作用を緩和してくれていると考えられなくもありません。


(※今年12月~2月頃のブログを読み返して頂ければ分かると思いますが、その頃の父の状況は最悪で、正直見守る家族は皆、父はそう長くないと感じていたのです。)

そのサプリメントは" 高いデトックス効果 "を売りにしているものなので、抗がん剤が直接父のガンに効いてくれた上で、そのサプリが正常な細胞までを傷付ける抗がん剤を素早く輩出してくれている・・・

そんな素晴らしい相乗・相互効果が本当に出てくれていれば最高ですよね。


信じる者が救われるこの世の中。

私たち家族が父のためにやってあげられることで無駄なものなど何一つなく、全てが少しでも良い方向に向かっているのだと信じていたいです。