信じる者は救われる? | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


ガンの治療法と言えば、西洋医学的に手術・放射線治療・化学療法(抗がん剤)が三大柱ですが、世の中には民間療法として様々なものが散らばっています。

食事療法に始まり、未認可のワクチンだったり、値段ピンキリのサプリメントだったり、奇跡の水だったり、はたまた宗教的なものだったり。


いつの間にか我が母もどこかしらで「 ガンに効く! 」というサプリメント(もちろん高額)を勧められ、そのフレコミを信じ、今年の春前くらいから父に飲んで貰っているとのこと。

先月、帰省したときにその事実を初めて聞きました。


一瞬、

・・・ がん患者やその家族を食い物にするような悪質なものなのでは?? ・・・

なんて懐疑的に考えてしまったのですが、父のためなら何でもしたいという母の気持ちは家族として共有するので、抗がん剤治療に支障がなく金銭的な問題もクリアできれば、それもそれでアリだと思うことにしました。

実際、事前に主治医に相談したところ、NGは出されなかったそう。


抗がん剤と併用している場合、どっちが効いてるのかよく分からなってしまうという気持ちも残りますが、少なくとも父の副作用はサプリメントを摂取し始めた今年の3月頃から好転しているので、ガン細胞に直接効くものでなくとも、補助的に副作用を緩和してくれていると考えられなくもありません。


(※今年12月~2月頃のブログを読み返して頂ければ分かると思いますが、その頃の父の状況は最悪で、正直見守る家族は皆、父はそう長くないと感じていたのです。)

そのサプリメントは" 高いデトックス効果 "を売りにしているものなので、抗がん剤が直接父のガンに効いてくれた上で、そのサプリが正常な細胞までを傷付ける抗がん剤を素早く輩出してくれている・・・

そんな素晴らしい相乗・相互効果が本当に出てくれていれば最高ですよね。


信じる者が救われるこの世の中。

私たち家族が父のためにやってあげられることで無駄なものなど何一つなく、全てが少しでも良い方向に向かっているのだと信じていたいです。