甲斐白夜は改造人間である。彼を改造した大ショッカーは悪の秘密結社である。 -6ページ目
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ディケイド小説16

ダグバのもとへ歩み寄るオーヴァーロード。

「無様だな。ダグバ・・・」

「くっ・・・オーヴァーロード・・・!」

「だが、喜びなさい。あなたの力は私が貰います」

「なに・・・!?」

オーヴァーロードは球体のオーラに包まれダグバに憑依した。

「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「なん・・・だと・・・」

「ダグバとオーヴァーロードがひとつに・・・」

ディケイドとディエンドはただそれを呆然と見つめるしかなかった。

ダグバとオーヴァーロードはひとつに融合し、ダグバロードへと姿を変えた。

「あなたたちが私の忠告を聞いていればこんなことにはならなかった・・・人はただ・・・人であればよかった・・・残念です。」

ダグバロードの衝撃波がディケイドたちを襲う。

「わぁぁぁぁぁぁぁ!」

ダグバロードの衝撃波により吹っ飛ばされるディケイドとディエンド。

「士!」「大丈夫か!」

クウガがディケイドを、アギトがディエンドを受け取る。

「くそっ!ショウイチさん!!」

クウガがアギトに呼びかける。

「ああ!わかった!!」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

クウガとアギトはダグバロードにWキックを放つ。

「無駄ですよ・・・」

ダグバロードがまとっているバリアが二人のキックをはね返す。

「うわぁぁぁぁぁ!」

「さすがに今回ばかりは無理かな・・・レベルが違いすぎる・・・」

ディエンドは戦意を喪失しかけている。

「いや・・・そうとも限らないぜ・・・!」

「この状況でどう勝機を見出すつもりなんだ士」

「奴のベルトを見ろ」

ディケイドはみんなの目をダグバロードのベルトへ向ける。

ダグバロードのベルトにはヒビが入っていた。

「奴のベルトにはダグバの時、ユウスケが負わせたヒビがある。おそらくあれが奴にとっての弱点になるはずだ。」

「なるほど・・・融合しパワーアップしたつもりが弱点まで引き継いだというわけか・・・」

「夏みかん!お前があのベルトを射抜け」

「でも、あのバリアはさすがに貫けませんよ」

「その突破口は僕と士が開こう。僕1人の力では無理だが士も力を貸せばなんとかなるだろう」

ディエンドはファイズのカードをちらつかせる。

「なるほど・・・そういうことか」

ディケイドはディエンドの思惑を理解したようだ。

「俺と海東で突破口を開いた後、夏みかんが奴のベルトを射抜き追撃を加える!」

「おう!!」

<カメンライド><ファイズ>

ディエンドはファイズを呼び出した。

<ファイナルフォームライド><ファファファファーイズ>

ディケイドはディエンドの呼び出したファイズにファイナルフォームライドのカードを使いファイズブラスターにファイナルフォームライドさせた。

「何をしようと無駄ですよ・・・」

余裕の表情でダグバロードは立っている。

「じゃあ、いくぜ!!」

<ファイナルアタックライド><ディディディディッエーンド>

<ファイナルアタックライド><ファファファファーイズ>

ディエンドのディメンションシュートとファイズのディケイドフォトンが放たれる。

「はっ!」

ダグバロードのバリアが防ぐ。

だが、ふたつの力がわずかな歪みを引き起こす。

「士くんと海東さんの力でもあれだけの隙しかつくれない・・・」

「大丈夫よ夏海ちゃん!私の力を見くびらないで!!」

不安がる夏海をキバーラがフォローする。

「わかりました!いきます!」

「ウェイクアップ!!」

月光のオーラをまとった巨大な矢がダグバロードのベルトめがけて放たれる。

「ぐはっ!」

セイントキバの放った矢はわずかな歪みを通り抜けダグバロードのベルトを射抜き破壊した。

「やりました!今ですみなさん!!」

「ワァァァァァァァァオ!!」

エクシードギルスがエクシードヒールクロウを放つ。

「がっ・・・!」

「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

アギトのクロスホーンが展開し、ライダーキックを放つ。

「ぐっ・・・!」

「いくぞユウスケ!俺たちでとどめを刺す!!」

「ああ・・・!!」

<ファイナルアタックライド><ディディディディケーイド>

「はぁぁぁぁぁぁ・・・・!おりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ディケイドのディメンションキックとクウガのアメイジングマイティキックのWキックがダグバロードを吹っ飛ばす。

「そ、そんな・・・私が負けるなど・・・!はぁ・・・はぁ・・・人よ・・・いずれあなたたちはその力を忌むようになる・・・強大な力故に・・・・はぁ・・・自らを・・・滅ぼ・・・す・・・」

ダグバロードは爆発し消滅した。

エピローグ

光写真館の前に士、ユウスケ、夏海、海東、ショウイチ、八代、尾北、二条が集まる。

「これでクウガとアギトの世界の融合は防いだわけだ。オーヴァーロードがダグバと融合したおかげで結果、奴を倒した時に出た膨大なエネルギーがこの世界を元に戻すきっかけになるとはな。皮肉なもんだぜ」

士が口を開いた。

「今回は場合が場合だったから君たちに手を貸してあげたけど次はないよ。今度は僕の邪魔はしないでくれよ士」

そう言うと海東は一人次の世界へ旅立った。

「あいつは・・・この世界はもうじき元のアギトの世界に戻る。そうなれば尾北や二条の存在は消える・・・お前らはダグバたちと同じでもともとこの異変に乗じて生まれた存在だからな。」

士は相変わらず無愛想に尾北と二条に言う。

「士くん!もっと気を遣って喋れないんですか?」

夏海が士の脇を小突く。

「いいんですよ。ダグバたちとの戦いの中で薄々わかっていたことですから」

「そうそう。短い間だったけどこれはこれで楽しかったよ」

尾北と二条は笑顔を見せる。

「尾北くん・・・二条くん・・・」

八代は尾北と二条にギュッと握手をする。

「ショウイチ。お前の戦いはまだ続くが、お前と八代ならもう大丈夫だろ」

「ああ、お前らには色々世話になったな」

「感謝するのはこっちの方ですよ。俺のせいでこの世界に異変が起こってショウイチさんたちを巻き込んだんだから」

「ふっ。気にすることはないさ」

ユウスケとショウイチは硬く握手をする。

「じゃあ、そろそろ行くか」

士たちは別れを告げ写真館の中に入っていく。

「なあ、士」

「ん?」

「ありがとうな・・・お前が俺をかばってくれなかったら俺はもう自分を見失ってたよ」

ユウスケは笑顔で士に礼を言う。

「き、気持ち悪いこと言うな!あれはノリだ!ノリ!」

士は照れながら部屋に入っていく。

その光景を笑顔で見つめる夏海。

(本当にありがとうな士。お前は本当は世界の破壊者なんて言われて平気なわけないもんな。それでもお前が旅をする理由は世界を救うため・・・お前は自分の記憶よりも誰かを救うために動いているんだよな。もし・・・もしも、お前が本当に世界を破壊する存在になったとしたら今度は俺が全力でお前を救ってみせる!絶対に!!)

(士くんは大丈夫ですよね。ユウスケだって世界の破壊者の運命を変えたんだから・・・うっ・・・!)

夏海にイメージが飛び込んでくる。

荒野で対峙するディケイドとクウガ(アルティメットフォーム)

「士!お前がもう元のお前に戻れないなら・・・俺の手でお前を!!」

<ファイナルアタックライド><ディディディディケーイド>

「やめてください!ユウスケ!士くん!!」

「はっ・・・!今のはまた・・・大丈夫です・・・きっと・・・大丈夫ですよね・・・士くん・・・」

夏海は今見たイメージを振り払うように頭を振る。

「何してんだ?夏みかん」

士が部屋から顔を出す。

「なんでもありません」

夏海も部屋に入る。

「それじゃあ次の世界に行くか」

「ああ」

「ええ」

新たなタペストリーが降りる。次なる世界へ導くべく・・・






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