エピローグ | 甲斐白夜は改造人間である。彼を改造した大ショッカーは悪の秘密結社である。

エピローグ

光写真館の前に士、ユウスケ、夏海、海東、ショウイチ、八代、尾北、二条が集まる。

「これでクウガとアギトの世界の融合は防いだわけだ。オーヴァーロードがダグバと融合したおかげで結果、奴を倒した時に出た膨大なエネルギーがこの世界を元に戻すきっかけになるとはな。皮肉なもんだぜ」

士が口を開いた。

「今回は場合が場合だったから君たちに手を貸してあげたけど次はないよ。今度は僕の邪魔はしないでくれよ士」

そう言うと海東は一人次の世界へ旅立った。

「あいつは・・・この世界はもうじき元のアギトの世界に戻る。そうなれば尾北や二条の存在は消える・・・お前らはダグバたちと同じでもともとこの異変に乗じて生まれた存在だからな。」

士は相変わらず無愛想に尾北と二条に言う。

「士くん!もっと気を遣って喋れないんですか?」

夏海が士の脇を小突く。

「いいんですよ。ダグバたちとの戦いの中で薄々わかっていたことですから」

「そうそう。短い間だったけどこれはこれで楽しかったよ」

尾北と二条は笑顔を見せる。

「尾北くん・・・二条くん・・・」

八代は尾北と二条にギュッと握手をする。

「ショウイチ。お前の戦いはまだ続くが、お前と八代ならもう大丈夫だろ」

「ああ、お前らには色々世話になったな」

「感謝するのはこっちの方ですよ。俺のせいでこの世界に異変が起こってショウイチさんたちを巻き込んだんだから」

「ふっ。気にすることはないさ」

ユウスケとショウイチは硬く握手をする。

「じゃあ、そろそろ行くか」

士たちは別れを告げ写真館の中に入っていく。

「なあ、士」

「ん?」

「ありがとうな・・・お前が俺をかばってくれなかったら俺はもう自分を見失ってたよ」

ユウスケは笑顔で士に礼を言う。

「き、気持ち悪いこと言うな!あれはノリだ!ノリ!」

士は照れながら部屋に入っていく。

その光景を笑顔で見つめる夏海。

(本当にありがとうな士。お前は本当は世界の破壊者なんて言われて平気なわけないもんな。それでもお前が旅をする理由は世界を救うため・・・お前は自分の記憶よりも誰かを救うために動いているんだよな。もし・・・もしも、お前が本当に世界を破壊する存在になったとしたら今度は俺が全力でお前を救ってみせる!絶対に!!)

(士くんは大丈夫ですよね。ユウスケだって世界の破壊者の運命を変えたんだから・・・うっ・・・!)

夏海にイメージが飛び込んでくる。

荒野で対峙するディケイドとクウガ(アルティメットフォーム)

「士!お前がもう元のお前に戻れないなら・・・俺の手でお前を!!」

<ファイナルアタックライド><ディディディディケーイド>

「やめてください!ユウスケ!士くん!!」

「はっ・・・!今のはまた・・・大丈夫です・・・きっと・・・大丈夫ですよね・・・士くん・・・」

夏海は今見たイメージを振り払うように頭を振る。

「何してんだ?夏みかん」

士が部屋から顔を出す。

「なんでもありません」

夏海も部屋に入る。

「それじゃあ次の世界に行くか」

「ああ」

「ええ」

新たなタペストリーが降りる。次なる世界へ導くべく・・・