ディケイド小説7
対峙するディケイドとダークカブト。
「はっ!」ディケイドはライドブッカーをガンモードにしダークカブトを撃つ。
ダークカブトもゼクトクナイガンをガンモードにし撃つ。
数発の応戦の後、接近戦に持ち込む。
ライドブッカーとゼクトクナイガンの刃が鍔迫り合う。
互いにふっ飛ぶと、ダークカブトはベルトにあるスイッチを押す。
「クロックアップ・・・」
<clock up>
ダークカブトは超高速で動き、ディケイドを翻弄する。
「くっ・・・早い!ならこいつでいくか!」ディケイドはライドブッカーから仮面ライダーファイズのカードを取り出し、ディケイドライバーに装填する。
<カメンライド>
「変身!」
<ファーイズ>
ディケイドはディケイドファイズに変身した。
「高速には高速ってな!」さらにライドブッカーからフォームライドカードを取り出す。
<フォームライド>
<ファイズアクセル>
ディケイドファイズはアクセルフォームにフォームチェンジする。
「クロックアップ」
<clock up>
「こっちもいくぜ!」ディケイドファイズはファイズアクセラーのスタータースイッチを押す。
<Start Up>
10秒間の間、ディケイドファイズも超高速で動けるようになった。
「はぁぁぁっ!」
「だぁぁぁっ!」
超高速の中、ディケイドファイズとダークカブトの格闘が繰り広げられる。
そして残り3秒前・・・
<1、2、3>ダークカブトはダークカブトゼクターのスイッチ・フルスロットルを押しゼクターホーンを倒す。
「ライダーキック!」
<Rider Kick>
ディケイドファイズはファイズのファイナルアタックライドカードをディケイドライバーに装填。
<ファイナルアタックライド>
<ファファファファーイズ>
ファイズポインターから放たれた円錐状の光がダークカブトをロックオン。
ディケイドファイズのアクセルグリムゾンスマッシュとダークカブトのライダーキックがぶつかる。
ディケイドファイズはさらに四方からロックオンしアクセルグリムゾンスマッシュを放つ。
ダークカブトは大爆発の後、消滅した。
<Reformation>
ディケイドファイズはアクセルフォームから通常のフォームに戻った。
「くっ・・・ディケイド・・・貴様はどうあっても世界を滅ぼすつもりなんだな!」
ディケイドは変身を解除した。
「知るか。少なくともあいつは破壊者じゃない」
「まぁいい・・・今頃ディエンドが小野寺ユウスケを始末している頃だ・・・次こそは貴様を始末してやるよ」鳴滝は立ち去り元の次元を戻される。
「ユウスケ・・・!」
士はユウスケのもとへ走り出す。
ディケイド小説8
対峙するディエンドとユウスケ。
「痛みは一瞬だから」ディエンドはディエンドライバーの銃口をユウスケに向ける。
「海東さん・・・俺は・・・本当に消えなければ世界は救えないんでしょうか」
「君って奴は・・・この期に及んで命乞いかい?見苦しいよ」
「そうじゃない・・・!俺にはまだやるべきことを探さないと・・・士たちと旅を続けたい・・・」
「はぁ・・・この現状を士からも聞いたはずだ。君1人のせいで世界を崩壊させるつもりかい?君1人が消えれば世界の多くの人々を救える。たった1人の犠牲で・・・君はある意味英雄になれるんだよ」
「俺は・・・」
「ま、君の同意なんか関係ないけどね。ただ、やるのもつまらないし、これでいくか」
ディエンドは仮面ライダー斬鬼のカードを取り出しディエンドライバーに装填した。
<カメンライド>
<ザンキ>
ディエンドは仮面ライダー斬鬼を呼び出した。
ディエンドと斬鬼はユウスケに襲い掛かる。
「くっ・・・!」
ユウスケは斬鬼に殴られふっ飛ぶ。
「あんまり抵抗すると痛いよ?」
その場に倒れるユウスケ。
その間に1台のバイクに乗った男が割って入る。
「大丈夫か?」
その男は芦河ショウイチだった。
「ショウイチさん!?なんで・・・」
ショウイチに手を差し出され立ち上がるユウスケ。
「さあな、俺にもよくわからないからお前たちを探していた」
「芦河ショウイチ・・・この世界のベースはアギトの世界だから彼も引き込まれたか。まぁ、彼の存在に支障はないけどね。邪魔するんなら君も一緒に倒すけどどうする?」
「どういう事情があるかは知らんが、こいつには借りがあるんでな」
そう言うと、ショウイチはオルタリングを腰に出す。
「変身!」ショウイチは仮面ライダーアギトに変身した。
「ふぅ・・・士がいなくなったと思ったら次々邪魔してきて・・・君にはこれなんかどうかな?」
ディエンドは仮面ライダー龍騎のカードをディエンドライバーに装填した。
<カメンライド>
<リュウキ>
ディエンドは仮面ライダー龍騎を呼び出した。
龍騎はアギトに攻撃をしかける。
斬鬼はユウスケに襲い掛かる。
「くっ・・・」アギトは龍騎の攻撃を受けながら斬鬼を止めに動く。
「ショウイチさん!」
ディエンドはその光景をただ見ているだけ。
<ソードベント>
龍騎はドラグバイザーにソードベントのカードを装填しドラグセイバーを装備し攻撃する。
龍騎と斬鬼。2人のライダーに苦戦するアギト。
「このままじゃショウイチさんが・・・でも、変身すれば・・・」
ユウスケの脳裏にキバーラの警告が過ぎる。
クウガに変身すれば世界の一体化が加速する。
「でも・・・くっ!」
ユウスケは腰に両手を当てベルトであるアークルを出す。
「何!?よせ!変身すればこの世界は・・・!」ディエンドが制止する。
「変身!」
ユウスケはディエンドの制止も聞かず、仮面ライダークウガに変身した。
「はぁっ!」
クウガは斬鬼に飛び掛る。
「あいつ・・・あいつも変身できたのか」アギトはクウガに視線を向ける。
クウガは斬鬼と、アギトは龍騎と戦いを続ける。
<ファイナルベント>
龍騎はファイナルベントのカードを装填しドラゴンライダーキックの構えをとる。
「はぁぁぁ・・・!」
アギトもクロスホーンを展開し、ライダーキックの構えをとる。
「おりゃぁぁぁぁぁ!」
「たぁぁぁぁぁぁぁ!」
アギトのライダーキックと龍騎のドラゴンライダーキックがぶつかる。
「がっ・・・」
アギトと龍騎は互いにその場へ倒れる。
「ショウイチさん!」
斬鬼はクウガの一瞬の隙をつき懐へ入り、ギター状の武器、音撃弦・烈雷をクウガの胸につける。
「はっ・・・!」
「音撃斬!雷電激震!!」
クウガの体に稲妻が走る。
「あぁぁぁぁぁぁ!」
クウガはその場に倒れた。
「まだ、生きてるのか。とどめは僕が刺すか。今ならまだ間に合う」
ディエンドはファイナルアタックライドのカードをディエンドライバーに装填する。
<ファイナルアタックライド>
<ディディディディエーンド>
標準をクウガに向け、無数のライダーカードが現れ、そこに龍騎と斬鬼も吸い込まれる。
「待て!」
ディエンドがディエンドライバーのトリガーを引く寸前、士が別次元から帰還しディエンドに体当たりをしかける。
ディエンドは倒れディメンションシュートの照準は空に向けられ放たれる。
「士!?」
「ったく・・・危なかったぜ」
「ちっ、鳴滝さんももう少し足止めぐらいできないもんかね」
「ユウスケ!」士は横たわるクウガのもとへ走る。
「まだ、生きてるな」
「そこをどきたまえ、士。君も巻き添えを食うよ」デイエンドはディエンドライバーの銃口をユウスケに向ける。
「海東、てめぇ・・・!」
その時、エネルギー波が士たちのもとへ降り注がれる。
「うわぁぁぁぁぁ!」
士たちはその場に倒れた。
「な、なんなんだよ一体!?」
そこに歩み寄る2つの影・・・
一人は全身白のスーツを着た青年、もう一人は白いドレスを身に纏った妖艶な女性。
「や、奴らは・・・!」ディエンドは変身が解除された。
「あれ?すごい力を感じたからてっきりオーヴァーロードだと思ったんだけど」無邪気な声で青年が喋る。
「ダグバ・・・!」海東が口を開く。
「ダグバ?」
「男の方・・・奴は究極の闇をもたらす者・・・グロンギの統率者ン・ダグバ・ゼバ・・・女の方はラ・バルバ・デ・・・ダグバの側近みたいな奴だ」
「やはり動き出しましたか。ダグバ・・・」
さらにオーヴァーロードが歩み寄ってくる。
「いたんだ・・・オーヴァーロード・・・よくも僕たちを別世界に隔離してくれたね」
「お前たちの存在は脅威となるからな。だが、今の状態は完全とは言えないだろう」
「ふふ・・・そうだね。まだ僕の力は完全には戻ってないや。今すぐにでもお前を消したいけど無理だね。今回は身を引くよ」ダグバはそう言うと背を向け立ち去ろうとした。
「お前が去りたくてもこちらはそうはいかない。ここでお前を排除する。」
オーヴァーロードは手にエネルギーを溜め始める。
「はぁっ!」バルバは怪人体となり薔薇の鞭でオーヴァーロードを威嚇した。
そこに風のエルが現れ風の刃で薔薇の鞭を切り裂く。
その隙にダグバとバルバは立ち去った。
「逃げられましたか・・・彼らを探しなさい。早急に始末します」
そう言うとオーヴァーロードは立ち去ろうとした。
「あの人間どもは放っておいてよろしいのですか?」
風のエルはその光景を見ていた士たちに視線をやりオーヴァーロードに問いかけた。
「・・・今はダグバの方が厄介だからな。彼らは放っておいていい」
オーヴァーロードと風のエルは姿を消した。
「くそっ!ナメられたもんだぜ!!」士は地面に拳を叩きつけた。
「ここは助かったと思うべきだね。さすがに闇を統べる者2人を相手にするのは分が悪い」
そう言うと海東は次元の間に歩き出した。
「おい、ユウスケのことはもう諦めたのか?」
「もう今更彼を消したところでどうにもならない事態になったんだよ。オーヴァーロードだけならともかく、ダグバまで動き出してしまったんだからな。世界は終わりさ・・・」
海東は次元の彼方へ消えていった。
ディケイド小説9
士はユウスケを担ぎ写真館に戻ってきた。
後ろからショウイチやG3ユニットの面々もついてくる。
士はユウスケをソファの上に横にして寝かした。
「ユウスケ・・・」夏海はユウスケの怪我の手当てをして額に濡らしたタオルを乗せる。
「ま、命には別状ないだろ。クウガのベルトに埋め込まれてるアマダムって霊石の力のおかげだな」
「そろそろ事情を聞かせてもらっていいか?」ショウイチが話を切り出した。
「そうだな、それより何でショウイチがこの世界にいるんだよ。つーか何で八代も連れてきてんだ?それにその2人はなんだ?」
「俺もよくはわからん。気がついたらこの世界にいて、お前たちなら何か事情を知ってるだろうと思い探してる途中で八代たちとも偶然接触してな・・・いきなり攻撃されて大変だったが、なんとか誤解も解けたし何かの力になるだろうと思って連れてきた」
「いや~あの時はすみませんでした」マコトがショウイチに頭を下げる。
「ショウイチくんといい君といい、どうして私のことを知っているの?」八代が士に訊ねる。
「そりゃ知ってるに決まってるだろ。何言ってんだ?」
「この世界の八代さんは世界が一体化され始めて、新たにそこの2人の存在が誕生したことで記憶が創りかえられてるみたいね」キバーラが説明をした。
「なるほど・・・異変はそんなとこにも影響を与えてたんだな」
士はこれまでの状況を話した。
「世界の崩壊・・・なんか突拍子のない話でとっつきにくいですね・・・」長い沈黙の後マコトが口を開いた。
「だが、お前たちも感じてるはずだ。全ては事実だ」
「彼を消せば世界は救われる」八代は寝ているユウスケに視線を向ける。
「ま、今となっちゃ、それも無意味らしいがな」士が一喝する。
「別に彼を消そうなんて思わないわ・・・なんか、ほっとけない感じがするの・・・」八代は優しい目になりユウスケを見ている。
「これからどうするつもりだ?」ショウイチが士に訪ねた。
「さあな。この世界を元に戻す方法はわかんねーし。それ以前にあのダグバとかいう奴らやオーヴァーロードも放っておけないからな。とりあえずは奴らをぶっ倒す」
「そうか・・・なら俺も力を貸そう。俺もこのまま世界の崩壊に黙ってじっとしてるわけにはいかないからな」
「僕にも協力させてください!」マコトが立ち上がる。
「ちょ、本気ですか尾北さん!?」
「そうね、このままショウイチくんたちに任せてたらG3-Xを作った意味ないもの」
「好きにしろ」士は笑みを浮かべそう言った。
その夜・・・
横になっているユウスケの傍らで休む士。
「なあ、士・・・」ユウスケは士に語りかける。
「なんだ、目が覚めていたのか」
「ああ、みんなの話も聞いていた」
「そうか」
「・・・俺を倒してくれないか士・・・」
「・・・」
「今ならまだ間に合うかもしれない。お前に倒されるなら俺も本望だし・・・」
「くだらないこと言ってんじゃねーよ。前にも言ったが世界の破壊者は俺だ・・・お前じゃない。世界が崩壊しようがお前のせいじゃねーよ」
「士は・・・破壊者なんかじゃ・・・悪魔なんかじゃないよ。俺はそう信じてる・・・だから・・・」
「あ~もうこの話は終わりだ。明日はあのムカツク奴らを探し出してぶっ倒さなきゃならないんだからな」士は無理やり話しを終わらせて眠る。
翌日、ユウスケは目を覚ました。
士はまだ眠っている。
ユウスケは士に施されている手当ての痕を見た。
「士・・・お前は俺のためにこんなに傷ついて・・・アギトの世界でも俺や姐さんのために体張ってショウイチさんを守って・・・ごめん・・・そしてありがとう士・・・」
ユウスケは寝ている士に礼をし一人出て行く。
「どこへ行くのユウスケ?」キバーラが問いかける。
無言で歩くユウスケ。
「・・・一人でダグバたちと戦うつもり?」
足を止めるユウスケ。
「無謀ね。今のあなたじゃダグバどころかバルバにすら勝てないわ。ま、あなたの考えてることはわかってるわ。死ぬつもりでしょ?」
「・・・俺にはどうすればいいのかわからない・・・でも、これ以上士が・・・友達が傷つくのは嫌なんだ・・・」
そしてユウスケはダグバの力を感じる遺跡跡にトライチェイサーを走らせる。