
ドキドキのレンズ選び・・・
去年の7月にミラーレスカメラのα6400を購入して、早いもので10ヶ月が経ちました。
改めて小型・軽量で、予算内の(ほぼ)10万円以内、レンズ交換も可能で、自分に合ったちょうどいい買い物だったなぁと何度も実感しています。
これまで何度か外での撮影で場数を踏み、カメラに触れているなかで気付いたことがありました。
(過去の撮影の模様は、小石川後楽園で撮影&カメラバッグ購入!、α6400のストラップを買い直し。[やっぱり最後は純正品]、バンドを眺めに丸の内。をご覧くださいませ。)
それは、
標準ズームレンズは
ボケが美しくない。
ミラーレスカメラの醍醐味とも言える、背景ボケのある写真。
大雑把に説明すると、カメラはF値を下げることで背景がボケます。
これを標準ズームレンズ(SELP1650)で行うと写真全体のピントが甘くなる上に、写真の四隅が暗くなる(周辺減光)ため、普段はほぼF11で固定して撮影していますが、これでは背景ボケのある写真は撮れません。
それを特に実感したのが、4月に桜を撮りに行ったとき。
友人から「風景を撮影するときのF値は8〜11ぐらいがいい」と言われたことが頭にこびりついていたせいで、桜を撮り始めてかなり時間が経つまでF11で撮影をしていた私(笑)
桜の花をアップで撮っていたとき、ふと背景をボカした写真を撮っていないことに気づき、F3.5で奥の景色をボカし、手前の花を際立たせた写真を撮りました。
[ISO160 F3.5 1/2000s]
帰宅してiMacの画面で確認すると、周辺減光は仕方ないものの、改めて周囲の歪みがひどいことに気づきました。
こうして標準ズームレンズの限界を知ったのです。
■情報収集
そんななかたまたま出会ったYouTuber・もろんのんTVの動画で、以前から聞いたことのあった単焦点レンズを使いこなすテクが紹介されていました。
また別のYouTuberは、カメラをやる人は一度は単焦点レンズを使った方が勉強になるという趣旨の動画もありました。
とっても簡単に単焦点レンズについて説明すると、F値がかなり下げられるため、背景ボケのある明るい写真が撮れます。
標準ズームレンズと違いズームはできず、画角が狭いため、自分で動いて構図を決める必要があるものの、そのぶん初心者にとっては学びの多いレンズなんだそう。
普段のApple製品にも言えますが、私は下手に出費を抑えて失敗するぐらいなら、不安要素を減らすために純正品を選びたいタイプ。
そこでα6400(Eマウント)に対応した、SONY製のレンズを調べました。
■35と50
SONY製のEマウント用の単焦点レンズとしてラインナップされているのは、SEL35F18とSEL50F18。
価格差があり、35の方が50よりも14,000円ほど高く、価格の安い50の方が本体と同じシルバーも用意されているので一瞬迷いました。
ただ他の方の動画やブログ記事などをみると、35をオススメする意見が多かったことと、50よりも画角が広い35の方がいいだろうということで購入しました。(最終的に私の用途では、この決断で大正解でした!)
背中を押してくれた動画
■開封の儀
ということで十分な下調べを終えた4月下旬。ついに初めてとなる交換レンズを購入しました!
同梱物はレンズ本体とキャップ、そしてフードと説明書類。
SEL35F18にシルバーはなく、ブラックのみ。
ブラックの質感いいねぇ・・・
ただ他の方も指摘しているとおり、確かにフォーカスリングを回すと若干シャリシャリしていますね〜。(まあ使わないからいいけどw)
こういうときに本体をシルバーにしたことを激しく後悔します・・・(´・ω・`)w
次は絶対ブラックにするんだ・・・←
レンズの到着から数日遅れで、Kenkoのレンズ保護フィルターも装着!
標準ズームレンズも最初は着けていなかったのですが、ちょっとした雨粒や指紋の汚れを気兼ねなく拭き取れるので、今では全てのレンズに着けています!
■撮影してみた
ズームレンズの焦点距離は16-50mmなのに対し、この単焦点レンズは35mmなので、若干寄った画になります。
例えばズームレンズで単焦点と同じ画角である35mmまでズームした場合、F値は5.6までしか下げられないのに対し、単焦点ならF1.8まで下げて背景をトロトロにボカすことができます。
例えば同じF3.5の写真でも、ズームレンズと単焦点レンズではかなり仕上がりに差が出ます。
[ISO250 F3.5 1/30s]
(ズームレンズ・16mm)
[ISO200 F3.5 1/30s]
(単焦点レンズ)
さすがに単焦点でもF1.8まで下げると背景が歪んでしまいますが、(ズームレンズの最小F値である)F3.5ぐらいで使うと歪みも少なくちょうどいいバランスで撮ることができます。
[ISO100 F1.8 1/60s]
(単焦点レンズ)
この背景ボケは思わずニヤけてしまいますねぇ〜(笑)
[ISO250 F1.8 1/30s]
逆光を使って柏餅の葉を撮影w
[ISO100 F3.2 1/30s]
ちなみに私は味噌あん派です(笑)
大好きなウイスキーハイボール。
[ISO250 F3.5 1/30s]
背景ボケに夢中になってF値を下げすぎると、被写界深度が浅くなってしまうので幻想的な雰囲気になってしまいますねw
■まとめ
これまで漠然と「マクロレンズと広角レンズが欲しい!」と思っていましたが、迷いながら買わなくてよかったです。
マクロレンズはブログ用の写真を撮るときに、細かいディティールを伝えるために使おうというもの。
でもこれはズームレンズで引きで撮ってから、編集でクロップすればなんとかなることが多く、通常のレンズに着けるクローズアップフィルターなんてお手軽なアクセサリを使う手もあります。
またiPhoneでもお馴染みの広角レンズは、自分の撮影用途では特に必要性を感じなかったのと、少なからず写真の隅が歪むため不要であることがわかりました。(そもそもiPhoneでも使っていないw)
私のように初めてカメラを使う人にとって、レンズ選びはまさに迷路を歩くような気持ちになりますが、時間をかけてひとつのレンズと向き合ってステップアップするのが一番の近道だと思い知りましたね〜
実際にこのレンズを持って外で撮影した写真は改めてご紹介しますのでお楽しみに♪
・・・余談ですが、iPhone 13 miniのカメラって、写真のHDRがオフにできなくてとっても不便に感じるのですが、ソフトウェアで対応できないんですかねぇ。
変に写真がギラついて、影を影として写せないのが迷惑でしかない(´・ω・`)
【PS】
更新時期を逃してしまい、ちょっと古い内容になってしまいごめんなさい(^^;;
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