パリオリンピックが終わりましたね。
といってもまだまだ余韻に
浸っていたい気分。
開会式のアントワネットの演出や
汚染されたセーヌ川での競技や
柔道団体疑惑のルーレットや
さまざまな誤審判定やらで
何かと問題が噴出していたけど
（あ、選手村の待遇の悪さも相当
酷かったらしいね）
まぁそれは既に報道されていて
コメントも多数上がっているので
ここでは何も申しますまい。
いろいろあってもやっぱり
オリンピックって特別だよね。
選手が活躍する姿は本当に
胸を打ちます。
体操男子団体大逆転金メダル
総合馬術団体で初老ジャパン
史上初の銅メダル
フェンシング男女ともに
メダル量産の大活躍
セーリング混合470級で
史上初の銀メダル
堀米雄斗1%の可能性に
賭けた金メダル連覇
やり投げで北口榛花
史上初の金メダル
いや～まだまだあったよね。
どの競技に出場した人も
みんなそれぞれ最高だったよ。
そうそう、走り高跳び5位の
赤松諒一さんも凄かったね！
日本人で5位なんて初めてでしょ。
この方、岐阜大の大学院で
医学系の研究生なんだそうです。
もうね、
出場した人、生きてるだけで
全員偉い！
皆優勝で～す！
（はい、やす子さんの名言お借りしました）
そんなこんなで、オリンピックが
終わってふとコマネチを
思い出した。
ナディア・エレナ・コマネチ。
それは1976年のモントリオール
オリンピックの花となった
ルーマニアの体操選手だ。
彼女の姿がTVの画面に映った時の
衝撃を私は今でも鮮明に憶えている。
これは何だ？
まるで少女漫画から抜け出して
来たかのようなこの美少女は
現実に生きている人間なのか？
まだ14歳。
あどけなさが残る顔には
ポニーテールが良く似合う。
しかしその美貌は早くも
完成された美しさが約束されて
いるようだった。
抜群のプロポーション。
手脚が長く、贅肉など一切ない
鍛えられた筋肉美。
青白いまでに白い肌には
血液など流れていないように
思えた。
そのくらい彼女は二次元的な
イメージで突然登場して来たの
だった。
そして全世界はその完璧な演技に
度肝を抜かれた。
平均台、段違い平行棒、床運動
なんせ何をやっても
ノーミスなのだ。
当時の採点は10点満点で、減点方式
だったので、高得点でも
9.56とか9.80とかが関の山。
ところがコマネチには減点要素が
無いものだから10.00という
満点がついてしまった。
満点の演技などあり得ないという
事で、電光掲示板の点数表示が
3ケタしか設定されておらず
苦し紛れに1.00と表示した事も
今となっては笑い話だ。
そのくらい彼女は何もかも
超越した圧倒的な選手だった。
「白い妖精」の名にふさわしく
コマネチは美しく、そして強かった。
シャープでクールな雰囲気を
醸していたので「笑顔が無い」
などと揶揄されたりもしたが、
床運動で披露したコケティッシュな
笑顔は非常に魅力的なものだった。
とにかくモントリオールといえば
コマネチ。
彼女が映るたびに私はうっとりと
画面を見つめていたのだった。
正直、惚れた･･･
あの時私は高校一年生。
だからかなぁ？こんなに衝撃を
受けたのは。
まだ十代の柔らかい心だったから
こそ、ドッカ～ンと響いて
しまったのかもね。
でも今見てもやっぱり美しいと
思うな。
現代の体操選手とは身体つきが
全然違うよね。
まっ、これだけ満点の演技を
連発した結果、彼女は当然のように
金メダルを獲得いたしました。
ちなみにこのオリンピックの後、
ビートたけしが「コマネチ！」って
ギャグをやって笑いを取っていたけど
あれは好きじゃなかったな。
（だってコマネチのレオタードは
ハイレグじゃないもん！）
さあこれからはパラリンピックだね。
一体どんな感動のドラマが
待っているのか楽しみです。
皆さんもきっとそれぞれに
思い出深いオリンピック選手が
いらっしゃる事でしょう。
私も今回はコマネチを書いたけど
本当はもっと沢山おりますよ。
そんな話を一緒に出来たら
きっと楽しいよね
もし良かったらコメント送って
くださいな～。