「光る君へ」第25話~〇#$☆▲!ж£*? | 前世はきっと平安貴族

前世はきっと平安貴族

歴史大好き!とりわけ平安時代をこよなく愛する私です。
こんなに惹かれる理由はきっと前世で生きていたからにちがいない。
源氏物語ネタをメインに、色々思っている事を書いてゆきます。あらすじとか一切書かずに自分の思いだけを強引に綴ってゆきますので悪しからず〜。

「せんせぇ~!」

 

「ウソってついちゃいけないん

ですよね?」

 

「誰かを良い人にするために

他の誰かを悪者にするのも

ダメですよね~?」

 

・・・って思わず言いたくなる。

 

こんな風にふざけないと

やってられない気分。

 

何よ、一体むかっ

あの描き方はないだろう。

 

あ~そうですか。

定子様に溺れるあまりに一条は

政務も顧みずイチャイチャばかり

していたと。

 

そのせいで鴨川の洪水対策が滞って

多数の民が犠牲になったと。

 

で、その事に心を痛めた道長が

我が身の至らなさに耐え切れなく

なって辞職を申し出たと。

 

ふ〜ん…。

 

記録によれば道長の辞職願いは

病気によるものだったのを

一条が「物の怪のせいかもしれない」

と、慎重を期して再三お認めに

ならなかったという話。

 

実際、その後道長は体調が良くなり

政務に復帰している。

 

 

一条は確かに定子様を誰よりも

寵愛していたが、だからといって

帝としての務めを怠ったりはしていない。

 

この脚本家さんは一体何を描きたい

のか?

 

「一条天皇はそれだけ定子を愛して

いたのだ」

 

とでも言いたいのだろうか?

 

男が女を愛するというのは

こんな形では無いはずだ。

 

「この人さえいてくれればあとは

何もかもどうなっても構わない」

というのは女の愛し方

 

男は常に社会とのバランスを

考えているから、こんな無防備で

自分勝手な愛し方はしないのだ。

 

まして一条は国の主だ。

トップとしての気概は常人の

及ぶところではないだろう。

 

 

このドラマを観た人が

「一条天皇ってこんな人だったんだ」

と誤解したらどうするのか?

 

確かに歴史というものはどの時代も

本当のところは分からない。

そこが魅力でもある。

 

だから

新しい解釈が生まれるのは大歓迎だ。

 

しかし道長をアゲアゲするあまりに

他の人物の名誉を損なうような

描き方をするのは感心出来ない。

 

どう考えたって道長は藤原氏の

氏長者として娘を帝に入内させる

事を企んでいたはずなのに、

このドラマでは入内の「じゅ」の

字も出て来ていない。

 

それが何と安倍晴明の勧めに

よって来週は彰子の入内へと

急展開するようだ。

 

一条の目を覚まし、国の安定を

はかるために

不本意ながらも娘を宮中に

差し出す道長・・・。

 

うひゃ~!

脚本家さんはよくもまぁ

こんな理由をぶつけて来るものだわ。

 

この時期、一条の女御・元子が

懐妊したという記録があったのに

そこは全く触れられていない。

 

あたかも一条は定子様以外には

目もくれなかったかのような

描き方をされている。

 

これね、現代劇ならいいんですよ別に。

だけど平安時代の宮中ですからね。

もうちょっと時代背景を入れて

お話を作ってほしい。

 

え?

そんなに文句を言うなら

観なけりゃいいだろって?

 

いやいや、そういう事じゃないの。

 

せっかくこの素晴らしい時代を

大河ドラマで取り上げてくれた

のだから、それはものすご~く

ありがたいと思っています。

 

だから毎回毎回楽しみに観ている。

 

そして、その内容に手を叩いて

喜んだり、逆にガッカリするのは

この時代を大事に思っていればこそ。

 

こうして不満を述べるのは

「今後に期待しているから」

なのよ。

 

心底文句があるのなら

もうとっくに視聴をやめてるわ。

 

来週はいよいよ彰子の入内。

ええ、見届けますとも!目

 

 

さ~て、腹が立ったら腹が減った。

 

今夜は冷蔵庫にある物で

天ぷらでも作るとするかきのこ