「光る君へ」第19話~もうこれはネタだと思うことにした | 前世はきっと平安貴族

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歴史大好き!とりわけ平安時代をこよなく愛する私です。
こんなに惹かれる理由はきっと前世で生きていたからにちがいない。
源氏物語ネタをメインに、色々思っている事を書いてゆきます。あらすじとか一切書かずに自分の思いだけを強引に綴ってゆきますので悪しからず〜。

「光る君へ」第19話観ました。

 

観たよ。

たしかに観ましたよ。

 

しかし私は一体何から書いたら

いいのか途方に暮れている。

 

何なんすかね?アレ。

 

もうね、これはネタだと思うことに

いたしました。

 

 

 

【伊周ついにチンピラ化】

 

父・道隆と叔父・道兼の死が呪詛に

よるものだとして道長に因縁をつけた

伊周あなたはもう立派なチンピラね。

 

平安貴族の優雅さのかけらもないわ。

 

先週も今週も定子様にしつこく

「皇子を産め~!」と強要。

 

あのね、妹といっても定子様は

仮にも中宮。

つまり皇族のご身分なのよ?

 

あなたはへりくだって

敬語を使わねばならない身分なのを

お忘れになったのかしら?

 

不敬罪で逮捕されるわよ。

 

関白になれなかった事が

そんなにも悔しい?

悪い事は言わないから1度病院に

行った方がいいわね。

 

 

 

【道長賞賛にうんざり】

 

道長さん、あなたは伊周が

因縁をつけて絡んで来た時、

身体をサッとかわして相手に

しなかったわね?

まるで良く出来た常識人である

かのように。

 

でもね、あなたと伊周が本当は

激しく口論して取っ組み合い寸前の

争いを起こしているという史実を

みんな知ってるわよ。

 

あれじゃ伊周が一方的に悪くて

ダメ人間にしか見えないじゃないの。

 

なんで史実を捻じ曲げるかな~?

 

権力欲が無いフリもいい加減に

しないと、これからの出来事に

辻褄が合わなくなって困るのは

あなたなのよ。

 

さ、もういいでしょう?

そろそろその化けの皮を剥がして

本当のあなたを見せて頂戴。

 

ダークヒーローの誕生を

お待ちしております。

 

 

 

【行成の助言で道長が日記を?】

 

あの有名な「御堂関白記」が

行成の助言から生まれたなんて

冗談ですよね?

 

道長は995年、内覧になった時から

日記を書き始めたそうだけど、

 

絶対に行成は関係ない!

 

貴族の日記をなめるな。

誰それが酒乱だとかそんな事を

書くために遺すのではないのだ。

 

子々孫々に受け継がせる目的で書く

いわば公文書にも匹敵する重要な

記録なのだ。

 

ごめんね行成くん・・・

こんなところで文句言っちゃって。

 

私は君のファンだから、応援するよ。

 

ただね、春の除目で蔵人頭になった時の

エピソードが無かったのが淋しいな。

 

あれは一条天皇が行成くんの人柄に

感心して蔵人頭に大抜擢したという話。

 

事実かどうかは定かじゃないけど

このドラマはさんざん事実を改竄して

いるんだからこのくらいやってくれても

いいじゃん!と思うよ。

 

 

 

【なんでまひろが宮中に?】

 

とにかく開いた口が塞がらない

とはこの事。

 

ウイカ納言の友人だから、って

そんな簡単な理由で入れちゃうの?

 

そこはヴェルサイユ宮殿か!

(ルイ14世時代のヴェルサイユ宮殿は

庶民でも自由に出入り出来たという)

 

 

そして廊下には画鋲?ってか?

 

何よこれ、源氏物語の”桐壺いじめ”への

オマージュ?

まひろはこの事を憶えていて、後の

源氏物語に生かすのだとしたらかなりの

記憶力だ。

 

で、耳を疑ったのが

「おいでになりました」という

女房の声。

 

まひろってそんなに偉かったの?

 

 

定子様に拝謁してまもなく

まさかの一条天皇までがお渡りに!

 

しかも一条「会いたくなってしまった」

って、来るや否や定子様のお手を引いて

御帳台の中へ・・・うわ~。

 

これってさ、つまりその・・・

 

「僕、我慢出来なくなっちゃったぁ」

 

って事でしょ?

 

帝、15歳だもんね。

そりゃ抑えられないよね。

 

まぁそんな下衆な捉え方をしては

いけない。

そうだ、これは国事行為なんだ!

 

しかしその後、何事もなかったかの

ようにお座りになるお2人の姿を観て

どうしても照れてしまった私あせる

 

枕草子によれば、一条と定子の

中睦まじさを語るエピソードとして

昼のうちから揃ってお休みになって

いた事実がたしかに描かれている。

 

しかし何もこのタイミングで

ドラマに挟み込まなくても

いいのでは?

来客を待たせてまでその行為は

どうかと思うんだけどね?

 

 

定子様と一条帝は御簾も降ろさずに

まひろと対面しているし、こんなの絶対に

有り得ないでしょ。

 

そしてまひろは事もあろうに

科挙の制度を日本でも取り入れるべきだと

一条に進言する。

 

あのね「釈迦に説法」ってご存知?

 

科挙制度は6世紀の隋の時代から

あったの。

でも日本では蔭位(おんい)の制などが

あったり色々な理由で根付かなかったのよ。

 

一国の帝である一条が

科挙の事を知らないはずはない。

 

それをまぁ~何と出過ぎた真似を・・・。

 

大体、ウイカ納言もウイカ納言だ。

 

「わたくしはただ、中宮様のおそばに

いられればそれで幸せですので」

 

な~んて言うんだったら、ずーっと

定子様のそばにいればいいじゃん!むかっ

 

何でしょっちゅうまひろのところに

来てるの?

ヒマなの?

 

あ~もうほんと

全部がネタだと思わなきゃ

やってらんない!

 

 

 

まひろ、為時の任官運動に口を出す

 

まひろの暴走は止まらない。

 

為時が任官運動で提出する「申し文」に

「越前を希望すればいいわよ」と

あっけらかんと口を出す。

 

いやまぁ、確かに史実ではこの先

為時は越前の国司に任命されるん

だけどね、

でもそれはまひろとは関係無いっしょ。

 

は~。

道長だけでなくまひろもアゲアゲかぁ。

 

何でこういう展開になるのかな?

 

為時の任官にはちゃんとした理由が

後世で考察されているというのに、

それじゃ駄目なんスかね?

 

漢文に明るい為時が、宋人との交渉に

うってつけだったから白羽の矢が

立った、という方がよほど自然なのに

 

なんだかまひろが先回りして

手柄を横取りしていったような

不快感。

 

 

あ!そういえば、まひろは宮中に

参内した時、あの立派な装束は

どこで手に入れたの?

 

10年間も無官の為時の家では

そんな余裕無いわよね?

 

やっぱり宣孝から借りたの?

彼、任国からボロ儲けして

帰って来たばかりだもんね。

 

 

 

===まひろと三郎への独り言===

 

先週、例の「2人だけの秘密の場所」に

来たところで終わったので、今回は

何がしかの進展でもあるかと思ったが

全く何も無かった。

 

あれは一体何だったんだろう?

無理矢理とってつけたような

シーンだった。

 

まひろが宮中に参内した時に

「もしやまた三郎とバッタリ?」

と思ったがさすがにそれは無かったね。

 

たださ、三郎のはからいで為時が

従五位下を賜ったというのが

引っかかるわ。

 

姉・詮子の推挙する人間を容赦無く

断っておきながら、まさか私情を

交えた人事など考えちゃいない

わよね?

 

あ、でもむしろその方がいいか?

だんだんダークに染まってゆく

三郎のこれが第一歩になるかも。

 

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中関白家が没落したのは史実だ。

なので「敗者」だと言われても

仕方がない。

 

しかしだからといってここまで

ボロクソに描かなくても良いではないか。

 

この脚本家はまひろと三郎に

光を当てたいがために、必要以上に

中関白家を貶めているようにしか

思えない。

 

敗者に対するリスペクトというものは

無いのだろうか?

 

 

来週の予告で目を疑った。

刀を振り回している女人、あれは

まぎれもなく定子様だった汗

 

どうしよう・・・

観ている途中で

心不全を起しそうだ絶望 救急車