発達障害 心理テスト WAIS-Ⅳ 大人の発達障害 診察 病院 通院 四日目 | デブリマンXの行方

デブリマンXの行方

いつか見えない社会問題になると信じている自分のような存在について、自分自身の人生経験や考えたこと、調べたことをまとめ、その存在を具体的にまとめることを目的とする。

先月行った心理テストの結果が出た。

内容は概ね以下の通り。

 

WAIS-Ⅳ分析表(一部略)

 

【検査結果】全検査FSIQ=116

“平均の上”レベルに位置しています(平均 IQ=90~109)

 

 言語理解(VCI)=119 知覚推理(PRI)=120

 ワーキングメモリー(WMI)=94 処理速度(PSI)=114

 各指標は“平均”=“高い”レベルに位置しています。指標間ではっきりとした有意差がみられ、能力のアンバランスさは大変強い。

 

【まとめ】

 全体的にみると、“平均の上”の知能水準であり、知的発達のアンバランスさは強い。各指標では、「言語理解」:言語概念形成、言語推理能力、環境から得た知識、「処理速度」:単純な視覚情報を素早く正確に把握し処理する能力・視覚的短期記憶の能力は“平均の上”レベル、「知覚推理」:知覚推理、流動性推理、空間処理、視覚と運動の統合能力は“高い”レベル、「ワーキングメモリー」:聴覚的ワーキングメモリーの能力は“平均”レベルです。

 以上のことから、“平均の上”の知能水準であり、課題解決能力は比較的高いです。抽象思考の能力等、ものごとの理解力や考える力、言語や視覚の情報を処理する力、視覚的ワーキングメモリーの能力、手先を使った単純作業のスピードは平均以上の能力を有しています。聴覚的ワーキングメモリーの能力も平均的な結果ですが、他の能力に比べて相対的に低く、口頭での指示を憶えておく等、聴覚的な情報の記憶は本人にとって苦手さを感じやすい面かもしれません。

IQ自体は特に問題なかったらしい。

ただ、ワーキングメモリーだけ相対的に低いため、ギャップが起こっているようだ。

今日先生に言われたこととしては、

「傍から見て仕事ができそうに見えるので実力以上のことを期待されやすいが、ワーキングメモリーを使う場面で躓くので上手くいかないのかも知れない」

「保育士は日常的にワーキングメモリーが重要な仕事だと思う」

「能力自体は高いので合っている仕事であれば問題なくこなせると思う」

「マニュアルがしっかりしていて、イレギュラーの起こらないものが良い」

とのことだった。

次の通院は1ヶ月飛び越えて来年の1月。

それじゃあわたしの精神面の経過観察だけじゃないかと思って確認してみると、「前回のテストの中で発達も見ていたが発達障害とは正直思っていない。保護者から子どもの頃の様子などの情報があれば診断できるかもしれないが」と言われた。自閉症の子どもの象徴的な行動と言えば、おもちゃの自動車を規則正しく並べるというものだが、残念ながらおそらくわたしはやっていない。なので、わたしの生き辛さは少なくとも現代の発達障害には該当しないらしい。

 

上記の結果をどう捉えるかは、今の時点ではまだ考えがまとまっていない。今後は上記の結果を踏まえながら、次の仕事をどうしていくかを考えていく必要がある。ただ、マニュアルがしっかりしていて、イレギュラーの起こらないものが良いと言われたものの、マニュアルがしっかりしている職場はこれまでの人生経験から察するにあまりないのではないだろうか? 監査用に最低限のマニュアルが用意してあっても、職員がやり方を変えまくって形骸化してるのが多いのでは無いかと察する。わたしの知る限り、こまめにそういったものを更新する人というのは、案外少ない。「他人への気遣いを重視しながら、後輩のための気遣い(マニュアル)を怠るのはいったいどういう考え方なのだろう?」と思ったが、これは年上が絶対で年下はそれにしがみつく年功序列そのものだと今納得した。