発達障害 診断 病院 初日 | デブリマンXの行方

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いつか見えない社会問題になると信じている自分のような存在について、自分自身の人生経験や考えたこと、調べたことをまとめ、その存在を具体的にまとめることを目的とする。

今年の4月、保育園の正規職員になってからわたしは様々な問題に直面した。そのうちの1つが、自分があまりにも保育士の仕事ができないという事実である。自分なりに考察を重ねた結果、この仕事のできなさは努力でどうにかなるレベルを超えていると確信し、7月末の時点で今年度いっぱいでの退職を決意。また、先月からは、地元から通える、心理士の先生がいる病院を見つけることができ、そこに通院を始めている。ここでの最終目標は、自閉症スペクトラムによる精神障害者保健福祉手帳の取得である。

 

今回の記事は、通院までの経緯と診察初日の内容について書いていく。

 

まず、通院に至るまでであるが、病院探しが大変難航した。子どもの発達障害に関する病院はたくさあるが、大人のそれを診断できるところはかなり限定されており、しかもネットなどで調べてみてもよく分からない。わたしの場合、何件か直接それらしい病院に電話をかけ、たまたま大人の発達障害とその診断ができる病院を知っている担当者の方がおり、その人から情報を得ることができ、受診へと繋がった。

大人の発達障害はそれなりに認知され始めているが、わたしのいる地域はどちらかというと田舎である。現代の情報社会は田舎にも都会の最新情報が入ってくるが、田舎の世間の現実とは何年分も差が開いていることを痛感するし、その差が田舎の若者を苦しめている一因ではないかとも感じる。

 

初診では、心理士の先生との面談、記入式の心理テスト4種類、血液の採取を行った。

 

心理士の先生との面談であるが、わたしの場合、その前に心理士の実習生らしき男性と面談をした。話す内容は、わたし自身の困りごとから始まり、あとはわたしの状態を探るタイプの質問が続く。

1度待合へ戻され、次に心理士の先生が先ほどと似たような面談を行った(ちなみに、自習性らしき男性も同席していた。目を閉じて聴いているのか疲れて寝てるのかよく分からない状態であった)。おそらく、こういった病院を受診する人は、心理士の先生は親身になってわたしんの話を聴いてくれると思うのかも知れないが、そんなことはない。心理士の先生はただ淡々とこちらの状態を確認するだけである。精神的に追い詰められている人はその態度が気に入らないかもしれないが、そういった人はカウンセリングの専門家のところに行くべきであり、頼る相手を間違えているのである。しかし、素人からすれば、心理士もカウンセラーも人の心を癒やしてくれそうな専門家として一括りにしてしまうというのはわたしにもなんとなくわかる。わたしがここで言いたいことは、こういった病院を受診する人は大なり小なり精神的に疲れているため、ネットの口コミが感情的になりやすいということである。その口コミは、通販サイトの商品レビューに通販サイトの批判を書き込むくらい内容がズレているかもしれない。

 

次に記入式の心理テスト4種類。

心理テストはその人の心理状態や問題文の書き方で大きく結果が異なるため、複数のものをやるというのは学生時代に習っている。4種類の内1枚は明らかにADHDを判定する内容に偏っていたが、記入していてわたしは該当しないだろうと感じた。これでADHDであったならそれはそれで面白いが。

 

最後に採血。

発達障害は遺伝すると言われる昨今であるから、血液から何かしら遺伝子を検査するのかもしれない。面談や心理テストは被験者が対策していれば突破できる可能性があるので、それらに頼らない診断は重宝されるだろうと感じる。具体的に何をしているのかネットで調べれば分かると思うが、それをするのは気乗りしないので、素直に結果を待つこととする。

 

初日は以上。次は2日目に続く。