こんにちは~☆ なつです。 ひねりが入っています。( ´艸`)
今日は、ジョイニングについて、書いてみます。
家族療法家である、ミニューチンは、ジョイニングという用語を、使い始めます。セラピーにおいて、ジョイニングに失敗する、ということは、治療システムの成員を傷つけるだけでなく、セラピスト自身も、大いに傷つくといわれています。
ジョイニングに失敗するとは、どういうことでしょうか?例をあげます。
子どもの行動について、夫婦で意見がわかれていて、夫婦でけんかをしているときに、セラピストであるあなたは、どのようにジョイニングしますか?夫も妻も、子どもの育て方について、特定の激しい思い込みを、持っているケースです。
夫にジョイニングしたならば、結果として、妻を敵にまわすことになります。逆に、妻にジョイニングしたならば、夫は強固に、自分の意見を保持しようとするでしょう。どうすればよいのでしょうか?
一番最初に、セラピストは、夫にも、妻にも、丁重にかかわらせていただくことが、大切なのです。そして、今起きていることを、システムとして理解していただいて、かかわり方を変えていただけるように、お願いすること、これを、ジョイニングといいます。
このように、ジョイニングは、システムの一部分にだけに、ジョイニングするのではなくて、システム全体に行うものという理解が、良いようです。セラピストは、どちらか一方の、敵でも、味方でも、ありません。冷静に、かかわり方を、分析してくれる、それが、システムセラピストと呼ばれる方たちにおける、治療なのです。