ひぐらしのなく頃に(以下ひぐらし)、Steins;Gate(以下シュタゲ)Re:ゼロから始める異世界生活(以下リゼロ)について、
つらつら書くだけの話です。

ネタバレありまくりなので、未プレイ、未読、未視聴の人は要注意!





以下ネタバレ






ひぐらし、シュタゲ、リゼロの記事を書こうと思ったのは
私のお気に入りの作品であることと別に
どれもタイムリープ――時間遡行ものであるからです。

ひぐらしは時間遡行ものというだけでネタバレな気がする…


それぞれ設定はどうなっているかまとめてまみした


▼舞台

ひぐらし

昭和58年(話によっては53年〜平成)
人口2000人ばかりの閉鎖的な村、隣の少しだけ都会な町

シュタゲ

2010年頃の秋葉原

リゼロ

転移前:ガラケーメインの時代(現代に近い)
転移後:魔法有りの異世界

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リゼロだけ異世界ですね。

理論の話をすれば、現実的な設定はシュタゲのみ。
ひぐらしは時間遡行方法を除けば、政治色が強い世界になります。


▼本編の主役(語り手)

ひぐらし

序盤(出題編):前原圭一
中盤以降(解答編):園崎詩音、竜宮レナ、古手梨花、羽入、鷹野三四、(前原圭一)

ひぐらしは解答編になると主人公も代わり、上記に記載されていない語り手も登場します。
圭一が括弧書きなのは、準主人公でありつつ語り手になることも多いがメインには及ばないと判断したためです。

鷹野以外は皆、外見年齢小学生〜中学生。

シュタゲ

岡部倫太郎(大学生)

基本岡部で語られますが、中二病の鳳凰院凶真の人格も出てきます。
まぁ自演ですから、メインは一人ですね。

リゼロ

ナツキ・スバル(高校生、引きこもり)

どこにでもいるような高校生。
基本スバル視点になりますが、スバルが使い物にならなかったり、過去の描写だったりは他の人に変わります。

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ひぐらしのみ、語り手が変わる変わる。
ひぐらしは信用できない語り手が序盤に登場するおかげで、話がややこしくなるんですよねぇ。


▼時間遡行者

ひぐらし

梨花、羽入

肉体が過去に戻るのは梨花。
時間遡行の能力は羽入(オヤシロさま)によるもの。

・シュタゲ

岡部倫太郎、後に鈴羽がタイムマシン使用

機器を使用すれば誰でも可能。
しかし本編は基本的に岡部が行う。

リゼロ

ナツキ・スバル、アルデバラン(40くらいのおっさん)

アルデバランについては、ループはしていることは分かれども詳細は不明。
スバルより使い勝手悪そう?

物語としては、スバルが何度もやり直す形。

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シュタゲとリゼロは、語り手=時間遡行者
ひぐらしの場合は、終盤になるまで時間遡行については出てこないことが特徴。
ひぐらしは時間遡行がメインじゃないですからね(何でこの記事に入れた)。


▼時間遡行方法

ひぐらし

条件:梨花が死ぬ(昭和58年6月に必ず死ぬ)

あとはオヤシロさまパワー

シュタゲ

方法1:電話レンジ(仮)を利用
方法2:タイムマシンを利用

タイムマシンについては終盤。
基本は電話レンジを使用し、記憶を過去の自分に植え付けることによって起こるもの。

リゼロ

条件:スバルが死ぬ

自殺だろうが他殺だろうが、基本どこでも死ねば戻る。
もちろん死への恐怖、苦しみは消えない。

アルデバランについては詳細不明。

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一番自由に、ある意味強制的に時間遡行するのはリゼロかもしれない。
死ぬというところではひぐらしも同じですが、梨花の場合は強制的に死ぬイベントを乗り越えるところが目標なので、時間遡行はしたくない。

シュタゲは道具に頼るため人は選ばない。
言い換えれば道具がなければ打開策がなくなるということ。


▼時間遡行可能期間

ひぐらし

まちまちではあるものの、物語終盤では昭和58年の綿流しの祭から遡って2週間だったり1ヶ月だったり。
全盛期であればもっと戻れていたようで、時間遡行を繰り返せば繰り返すほど力は失われるよう。

タイミングや場所は選択できない。

シュタゲ

電話レンジ(仮)を利用する場合、一度に戻れる時間に限界があるため、それ以上戻る場合はタイムリープを都度繰り返す必要がある。
また電話レンジ(仮)がない時間まで戻ると、もちろんタイムリープはできなくなる。

タイムマシンの場合は上記制限はないが、燃料の問題がある。

リゼロ

物語が進むにつれ、所謂セーブポイントみたいなものができ、そこに戻る。
セーブポイントは自動的に更新され、それ以上前には戻れない。


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道具がある限りという限定条件をクリアすれば、シュタゲが一番融通がきく時間遡行かもしれません。

リゼロはスバル自身、セーブポイントの更新が分かりませんしね。


▼世界線(時間遡行後の世界)

ひぐらし

時間遡行と言ってはいるものの、過去ではあるが違う世界(カケラ)に移動しているという表現が正しい。
梨花が「次はどんな世界かしら」等言ってますので。

同じように辿っても、世界によって出来事は変わります。

シュタゲ

タイムリープをする=世界線が変わる という考え方。
岡部のみ世界線の数値を確認できます。

タイムマシンの場合は人も移動をするため、タイムパラドックスに気をつけなければならない。
この場合は世界線の移動より、過去に移動→その行動によって未来が分岐するという認識でしょうか。

リゼロ

セーブポイントまでさようなら。
そのまま戻る感じだと思われます。


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ひぐらしとシュタゲは世界線、つまるところ可能性世界間での移動
リゼロは時間が巻き戻る。

そんな違いだと思われます。


▼記憶の継承

ひぐらし

基本的には梨花と羽入のみ記憶が継承されます。
ただし、死ぬ間際の記憶がないため、なかなか黒幕に辿り着けません。

記憶というより夢という形で、以前の世界を思い出すキャラクターがいます。
"夢"でのできごとを反省し、過ちを繰り返さないこともポイント。

たとえ夢で見なくとも、小さい積み重ねが重要視される作品。

シュタゲ

タイムマシンの場合は置いといて、電話レンジ(仮)を利用したタイムリープの場合、タイムリープした本人――岡部のみが記憶を継承しています。

一部世界によっては、紅莉栖ががむしゃらに頑張る岡部のことをうっすら覚えている描写があります。

リゼロ

時間遡行者のみ記憶を保持。
アニメの放送範囲だと、時間遡行者以外にうっすら記憶が残るという描写はありません。
あったらよかったのにね…と思える辛いシーン多すぎ。


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ひぐらしとシュタゲは繰り返した分だけ、努力をした分だけ形にならない思いが時間遡行者以外にも残るようです。

リゼロは個人的な感想だと、ゲームのやり直しみたいなもの。
……ひぐらしとシュタゲが原作ゲームなのに皮肉。


▼運命の収束力

ひぐらし

強い意志が働くほど必然的に起こる、という前提があります。
象徴が梨花の死ですね。

圭一の引っ越しもあるフラグが必要ですし、北条鉄平の襲来は確率が低いものだそう。
魅音の部活も気まぐれで選ばれるため基本ランダム。しかしお店で開催される部活は意志が強く働くので、ゲーム内容が変化しない。

一部シナリオでは理由がことなりますが、最終的にはどうしても梨花の死へ繋がる運命(強い意志)が存在します。

シュタゲ

運命は収束するため、β世界線では必ず紅莉栖が死亡、α世界線ではまゆりが必ず死亡します。
どんなに選択肢を変えても上記運命は収束してしまいます。

リゼロ

必ず起こるイベントはあります。
魔女教襲来、白鯨出没等。

選択肢、事前の準備によってイベントの結末が変わり先に進みます。


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必然性の強さはシュタゲが一番強いと思われます。
ひぐらしは過程の段階が運で左右されるので、それは他2作と大きく違う点だと思います。

原因をなんとかする→ひぐらし、リゼロ
世界を移動して理想の世界へ→シュタゲ


▼クリア条件

ひぐらし

梨花とその仲間たちが死なずに昭和58年7月を迎えること。
つまり死に戻っちゃいけない。

シュタゲ

紅莉栖もまゆりも死なない世界かつ、世界大戦が起こらない平和な世界線への移動。

リゼロ

不明(作品が未完のため)
現段階では、エミリアが王になる(それに準ずる状態になる)、主要メンバーたちが日常を送れるだと思います。
スバルにとって現世に戻ることがゴールとなるかは微妙。個人的に違うかなと。


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ひぐらしとシュタゲはどうしても越えられない壁(自身や仲間の死)を乗り越えるという大きな目標のためにストーリーが進みますが、
リゼロの場合は毎度やってくる苦難を乗り越え次の話が、また苦難を乗り越えて次の話と目標が小出しになっています。


▼クリア手順、方法

ひぐらし

複雑な条件が多いですが、大元は梨花を殺す犯人を見つけて、黒幕の企み自体を失敗させることです。
それまでに起こる問題(鉄平襲来とか、美人局問題とか)を解決しないと疑心暗鬼になった人間が悲劇を起こしてゲームセット。

みんなで協力、仲間を増やすことをしないと立ち向かえないようになっています。

シュタゲ

途中まで面白半分にタイムリープしたら大変!よし、元の世界線へ戻ろう!やっぱ大変!
って感じな上に世界大戦まで出てきてしまうので、タイムマシンを使って、タイムパラドックスを起きないように物語を書き換える必要があります。

見せ方の問題ってやつです。


リゼロ

大きなゴールは分かりませんが、途中途中出てくる問題に立ち向かうためには周りからの信用を獲得することです。
スバル一人じゃなんもできないので…。

起こる苦難への対抗策を用意できるかが鍵です。


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どれも協力プレイが必要ですが、シュタゲはほんと頭痛くなりました…笑

周りの信用はひぐらしとリゼロにとってキーポイントですね。
どちらも周りがいないと進めません。
特にひぐらしは信用がないと、他の悲劇も起きますしね…

原作がゲームであるひぐらしとシュタゲ、どちらもプレイ済なのですが
ひぐらしは選択して何かを得る要素が多い反面、
シュタゲはなにかを捨てるための選択が多かった気がします。


こうやって書き出すと共通点あったりなかったり、
でもどの観点から見ても右か左かどっちかに寄る印象がありました。

まぁどの話を見ても、結局時間なんて戻らないで済む状況が一番いいってことですね。


伏線、考察と面から見るとゲームが原作であるひぐらしとシュタゲをもっと掘り進めたい気持ち。

ひぐらしは新作もやるので…考察したいんだけど…長い!


時間遡行はタイムパラドックスあったり、伏線がこんがらがったりするので
書ける人すこいな……


あくまで私の個人的感想、考察なので!
もしかしたら間違ってるところあるかもしれないので!
そのへんはふーんと流してください。

あと3作品とも大好きです!



END.