マルサン怪獣収集の話・その2 | DEAN ~怪獣遊園地~

DEAN ~怪獣遊園地~

-古き良き時代にタイムスリップ!-
甘く懐かしい匂いと共に甦る
愛すべき“玩具”という名の友人達。



左から、

マルザン・ウルトラセブン1期、ブルマァク・ウルトラマンレオ

そして、今回登場のマルザン・ダン隊員。



うちの店は、気温に左右されるのかも知れない(笑)

寒過ぎると、お客が来ないな・・・

昨日はホンワカと暖かったからか客足が良かった。


若い女性がおもちゃを沢山買ってくれたし、

オマケにナンパまでされてしまった・・・。

しかし、真面目そうな女性だったし

仲の良い彼氏がいるらしいのに

女ってのも恐いよなぁ・・皆様も油断なされないように。

うん?もしかしたら罠?俺が油断するなよ( ̄_ ̄|||)




さて、前回に引き続きマルサン怪獣収集話の第2弾です。

前回のは収集話と言うより悲惨な話でしたが・・・。


今回は、昨日のお話にも登場した

マルザンのゴドラ星人1期とダン隊員のお話。


まずゴドラの1期ですが、とにかく現存率が低かったのと

ギャンゴの1期同様、偽者が多かった。

ギャンゴと同じく成型色が2期、3期と同じなので

(ゴドラは3期と同色)

ある程度の腕があれば

簡単にリペ出来てしまうのが原因だ。

それだけで、値段が数十万上がってしまうからね。

うちにも3期のゴドラ星人ばかり買いにくる客がいて

売るのをお断りしたことがある。

「何故ですか?私に売るのが嫌なんですか?!」

と言われたので

「はい!嫌です」と答えたら怒っていたな。

正直、他からも疑惑を聞いていたんでね。

こうやって俺は敵を作っていく・・(笑)


一度神戸のお店から、

(今活躍しているお店じゃございませんよ)

ゴドラの1期が入ったと連絡をもらい

駆けつけて見てみると、

何かが違うんだよなぁ・・・リペのにおいがする。

店長に言って、シンナーで軽く擦らせてもらうと

あらあらドンドン塗装が取れていく・・・

そこから落書きまで出て来ましたよ・・・。

3期のゴドラの落書き入りを1期に偽造してたんだ。

店長は気の毒にかなり落ち込んでおられたな。

まぁ、あのオヤジは、たまにはそんくらいの・・

いやいや止めとこう。


てな感じで偽者が出回りました。

そして、稀に本物が出現しても

中々良い状態ってのが出ないので難関なんですよね。


では本題に入りますが、

僕がどうやってゴドラ星人1期極美品を手に入れたのか。

マルサン、マルザンの1期がドンドン揃い出していた頃、

セブンでは、そのゴドラ1期だけがなくて

お買取りで来た、2期で我慢していたので

方々のショップ(当時は沢山ありました)に

電話をして探していました。

でも、殆どのお店にあるのが3期。

ある日、九州のマイナーなショップに電話をし

「マルザンのゴドラ星人ありますか?

色が黄色のやつなんですが」と尋ねると、

ショップの人が

「ありますよ」とあっさりと?!


「えっ?!それって黄色ですか?」と僕。

「そうですね、身体の色が黄色いです」と店員。


絶版玩具専門ではないので

1期や3期とかは、わかっていないと思ったのでね

そういう会話になっています。


「お幾らですか?」


「1万5千円ですね」


安っ!



「他に何がありますか?」


「怪獣はレッドキング・・あっでもこれ落書きありますね

後は、タイガーマスクのレスラーですね、

全部、1万5千円です」


間違いないな・・・本物の1期だ。



そして、その時購入したのがこいつです。





本物のオーラがプンプンです。


でも、後日談があり

こいつは一度、親しいお客様にお譲りしました。

勿論、数十万円でです。

その時はもういいかなっと思った時期だったんだけど

でも、次に探そうとしたら

やはり本物で、この状態は出て来なかった。


で、ワガママな僕は、そのお客様に頼み込み

売った値段の+10万円程で買い戻してしまったのです。

何ていうワガママな店主・・(笑)


と言うのがゴドラ星人1期の収集話でした。

ダンのお話もしたかったけど

長くなってしまったので次回に・・・。

つか、トップの写真に使っちゃったので次回困るな(涙)