梅田芸術劇場
この日は、お馴染みMさんとの観劇。
昼食をのんびりし過ぎてしまい、入場が5分前になってしまいました(汗)。スタッフさん、ご迷惑おかけしごめんなさい。
案内していただきながら客席へ入ると、
コケティッシュな音楽が流れ、既にステージにも出演者が登場し、前座的なゆったりパーフォーマンスがはじまっている。
客席へ入った瞬間、え、ココ、本当に梅芸か!?
と疑ってしまうほど、
もう、そこにはムーラン・ルージュの世界が待ち受けていた。
一瞬で惹き込まれました。
着席した瞬間から既に、不思議な恍惚感に包まれる。
◆
観劇前から、
いえ、
日本公演が決まった頃からずっと聴いているLADY MARMALADE。
パンフレットで橋本さとしさんが書いていらっしゃる
「体が震えるビートと共に浮かび上がるムーラン・ルージュ最強のLady Ms 4人のシルエット。このオープニングで心が鷲掴みされます。」
全くその通りの事が起きました。
2021年のトニー賞授賞式で、このオープニングのパーフォーマンスがありましたが。
生中継TV越しでもわくわくしたのに、
それが今、目の前で起きている感動。
元の『椿姫』に準ずる、美しく繊細な物語が根底に敷かれていながら、
歌とダンスが、極彩色を彩りながら奏でながら疾走してゆく。
パンフレットで甲斐翔真さんが書いていらっしゃる
「この作品の凄いところはただ豪華絢爛なだけではなく、緻密に計算されたマッシュアップ音楽とストーリーの関係性だと思います。」
全く同じ感想でした。
◆
何と言っても、
歌の巧い方ばかりのこの安心感。
ダンスの巧い方ばかりのこの爽快感。
望海風斗さんは、女優としてすっかり大成しつつある風格。
私にとってはタカラヅカ時代以来、初の観劇。
全体的に露出の多いお衣裳、
だいもん、脱いだらスゴかった(←や、色々な意味で)。
Mさんも、歌、芝居、スタイルの良さ、つまり総てに感激していらっしゃいまして。
耳も目も肥えている方から同じ感想をいただけるのは嬉しい❤️
ニニの藤森蓮華さん。
抜群の身体能力、ダンスに、もう、釘付け。
本公演、ダンスシーンはテンポの早い楽曲が多いですが、あのスピードの中でも、とにかく一つ一つが本当に丁寧で。
プリエの行き届いた身体。重力を感じさせない、安定した体幹。
総てが圧巻でしたが、藤森さんは屈指の存在感でした。
2幕でキャラクターについても振り下げられておりますが、
キャラクターもカッコ良いのです、なんだかベジータみたいで。
俺様ツンデレ。
台詞にもある様にサティーンへの嫉妬もあるが、実は心の底から認め慕っている。
終盤、病を押してステージへ立とうとするサティーンへ、
「頑張れサティーン。お前がナンバーワンだ!」というニニの声が聞こえました(どあほう)。
「ク○ったれ!」とか言いながらサンティアゴといちゃいちゃしてるんだろうな(どあほう)。
続く。