『アール・ヌーヴォーの女神たち』 | D-DST

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『アールヌーボーの女神たち』


今年1月。もう随分と前のことですが。

グランフロント大阪でのミュシャ展。




内容としてはボリュームもとても充実していたと思います、

過去のあちこちでのミュシャ展の中でも。


スラヴ叙事詩シリーズは実物は習作しか鑑賞したことがなかったので、

目の当たりにするその壮大さ、鮮やかさに驚きました。

習作はなかなかダークで混沌とした雰囲気だったので。アレはアレで観応えがあるのですが。


本展のハイライトらしき、「動くミュシャ作品」。

コレは正直、よくわからなかった、すみません。


中盤に設けてある、映像観覧スペースも中座してしまったので(理由は後述する)。



で。


会場内、撮影可だったのですが。



個人的には、こういう作品展では毎度、

販売があれば図録を購入するので、わざわざ撮影ができたとて、

という感覚ですが、


それでも直接目にしないと分かりづらい細部やマニアックな箇所、展示レイアウトなどは、お言葉に甘えて記録に残すことが出来るので、

あと、図録印刷によっては、再現度が低かったりするので、


その作品展へ訪れることが出来たことを噛み締め堪能しまくれる訳ですが。






実は今回、この「撮影可」に乗じてか、

騒ぐおババ連中(←すみません、こう書かせてくれ)が我が物顔で場を支配していて、正直台無しだったのです。



テーマパークが如く、作品の横に並んで

「きゃー!撮って撮ってー!」

わーきゃーわーきゃー、それはまあ、にぎやかですこと。


映像観覧スペースでも、仰け反ったり、上映中に動き回って撮影したり、

もう、いい加減にしろ、と。


うちの母上(どスパルタ教育)がこの場にいたら、

全員ぶっ飛ばされていましたよ。



私自身も、言うても若者枠だとは思っていません。


だからこそ、もういい歳なのだし、

社会的にも立ち居振る舞いには気を配らねばいけない立場だと自負しております。


騒いでいたのは、私の親くらいの年齢の方々。


正真正銘若者カップルさんも何組かいらしていたが、

彼らも正直引いていましたけど。



好きなアーティストの展覧会は、はい、

テンション上がりますよ。とてもわかりますよ。


しかしな、

美術館って基本、静かに愉しむ場であると学んできたが、

私の認識は間違っていますか?


なんだか最近、悪い意味での「やったもん勝ち」のような風潮もあって、

今までの常識認識が通用しないこともあるのかと、


今年の1月中旬の出来事ですけれど、

今の今までずっともやもやして声を大にしてギモンを呈することができなかった。

インスタグラムにはぼそっと書いたけど。



美術館でも、こういう「撮影可」であれば、

騒いで場所陣取って順路塞いで大声でのおしゃべりも許されるものなの?


おばさんたち、美術館、生まれて初めて来たの?

どうしても今ココで話さないといけないお話?

井戸端会議したいなら帰ってくれる?


で、そういうのに限って、観覧ペースが微妙に被ってくる不幸の連鎖。


追い越せば追いついてくるし、

先に行かせたら待っているし。



や、

会場内、スタッフさんの巡回はどうなっているのよ。



我慢できず、入口へ戻ってスタッフさんへ苦言を呈しに行った。


そうしたらようやく屈強な警備スタッフ陣が動き始める始末。


居るじゃん、警備員クラスが。


遅いわ!!!


普通、随所に座っているよね。

座ったまま監視が難しいなら、定期的に巡回するよね。


ルールが守られない、制することも出来ないのなら、

治安悪化が予想されるような試みはやらない方が良い。


ちょうどその前年、LUNA SEAのアリーナツアーがあり、

LUNAPICなる試みが始まり。


残念ながらルールを侵し動画を撮ったり、規定外の場面でも撮影を続けたり、

それを注意した側が逆ギレされ暴力沙汰になったとか、

そんな話も聞いたところだった。



むしろこういう企画をすることで、

一部の無法者を炙り出してるのか?とも。


それならさっさと無法者ホイホイして、処して頂きたいのだけど。

迷惑、目障りだから。


こちらも、無法者がやりたい放題して場が荒れ正しく観ている多くが不快になるくらいなら、

LUNAPICは即座に中止していただいて構いません。

ついでに、度を越したヘドバンも。




年寄り笑うな、ゆく道だから、という言葉もありますが、


いや、申し訳ないが、

来た道はなかったことにはできないけれど、


己がこれからゆく道は、

その過去を省みながら、御しながら、

都度取捨選択をしながら、

己でつくって行きますから。


「年を取る」って誰にでも平等だから、自己責任だと思っています。


スマートなご年配は、そうやって年齢を重ねてこられたのだとおもいます。


一方、「老害」は成るべくして成ったと、それ以外はないと思っています。


というか、最早こんな年寄り、笑えない(小声)。




小学生低学年から大好きなミュシャ展。


ゆっくりじっくり楽しみたくて、

特にダイアナを迎えてからはなかなか美術館巡りも出来なかったし、ものすごく楽しみで、


旦那様にもスケジュール調整していただき、

ダイアナお守りも頼んで、


喜び勇んで参ったミュシャ展だったのに。



ちなみにこの日はこの後、コラボカフェにも寄ったのだけれど、


私の後から隣にやってきたおっさんが、

大声でお手洗いの話をし始めるわ、


帰りの電車待ち中にも順番抜かして学生カップルさんの前に横入りしてきたスーツ着たおっさん組を注意したら「何イキってんねん!」などと逆ギレされるし、


もう散々。




こんな事書くなんてアレですが…


年寄り。おっさん。


ごめん、本っっっっ当、嫌い。


若者時代から、ごめん、特におっさんは生涯の敵です。