漸くすっきり片付いた。
部分的に入れ替えなぞもしつつ。
大学時代のスケッチブック、クロッキー帳が出てくる。

TRANSTIC NERVE、~JESUSのジャケットですな。
トランスくんたちは、お衣装の素材や配色などがそれまで接した事のなかったものが多かったのと、
ポージングも躍動感があって面白かったので、
格好の教材にさせて貰っておりました。
何枚か、残っています。
それから、この頃は、
猛烈に模索期でした。
少年ジャンプ劇画時代で育ち、
自身も、画は所謂デッサン的な傾向で(そういう勉強もしていたからでもあるが)、
好みも、そういうタイプだったり、アールヌーボーの様な複雑な意匠や細かく描き込んであるものだったのですが。
それらは勿論、今でも大好きですが。
服飾の大学に入り、デザイン画というものを描くようになるのですが、
デザイン画にも「流行」なるものがあり、
当時は何か、筆を絵の具に落としてそのままさらっと紙面を撫でただけ、みたいな、
とにかく非常に抽象的な画の傾向だったのです。
(今はどうなのだろう?)
それまで、デザイン画に於いても、
使いたい生地のテクスチャーやディティールも、頭の中、イメージにあるとおりに、
詳細まで描いて描いて描きまくっていたのだが、
入学して間もなく、
学年で一人だけ放課後に専門学校の講座にも呼ばれたり、
先生からは、
「とにかくコンテストに出せ、その為にはこういう(上記の流行に追従した)絵を描くように」
と、
一日30~50体くらい、描きまくっては駄目出しされまくっていたのでした。
半ば拷問の様だった…(小声)。
長年のやり方と真逆をやらねばならんかったので、
先ずは線をシンプルに落としこんだり、
まあそれはその以前からも結構試みていましたが、
クロッキーの特訓してみたり、
「今までは違うトコロ」を、
今思えば訳も分からず、
目指しておりました。
結局は「そこ」には辿り着けず、捉えられず、
だったのですが、
↑何だか長くなりましたが、
コレはそんな経緯と一応目標掲げ、
当時の己なりに試行錯誤、暗中模索していた、
極めて中途半端な頃。
そういうことで、
決して肖像画を目指していた訳ではないので、
顔のパーツのバランスだとか本人に似てない雰囲気が違う、等は悪しからず。
でも、随分きれいな方だこれは。
まだまだ初期。
ページが進むと、
己でも目を疑う程のきたなさ。