今更、ライオンキング(以下、LK)です、
本当に今更。
我が国内だけでもこれだけ長期に渡る人気、高い評価を受けまくっているのに、
今迄観に行かなかった自身が情けなくなる程、
すごかった…。
楽曲や歌、ダンスは勿論、
何よりあの演出に圧倒されました。
セットや衣装等の造形全般。
表現力。
完璧に目も心も奪われた。
動物しか登場しない物語、
その「動物に扮する」それ自体が既に「至高の芸術作品」と成っていて。
観客への配慮としては、
①演じる動物の面の装備でまず役柄を提示し、
②役者の顔の表情でメンタル面を表す、
という二重のアプローチで以て伝えられてゆく訳ですが、
しかし役者さんの顔を見なくても、
面だけ見ていても、
その役の性格や心理描写がわかるくらいだった
(コレは役者さんの演技力の賜物でもあると思うが)。
ラストCircle of lifeを歌うティモンも、
本当に歓喜の表情で歌っているからね。
あとスカーの首の動きは、いちいちぞくぞくした。
舞台化に際しては「ディズニー版のアニメ」という元ネタがあるが故の隘路もあったと思われるが、
アニメに於ける特にプンバァやハイエナたちのあの
独特の骨格、シルエット、動きの「実写化」が
あまりにも秀逸で…。
思い出すだけでも今、感動して涙が出てしまう。
よく考えたよねまったくもう。
確かアニメはアニメで、
実際の動物の動きから、CGを駆使し表現方法を追求していたというドキュメントを見た記憶、映画公開当時。
今度はアナログに興す作業…なんてアツい仕事…(眩)。
そんな訳で、
動物たち、サバンナの表現手法に目から鱗、
衝撃を受けまくって幕間。
売店を覗くと。

『ライオンキング・ブロードウェイへの道』。
この作品の演出家、衣装や小物のデザイナーであるジュリー・テイモア女史による、
プロダクションノートをまとめた図録を発見。
コレだ。
戦慄。
どーん。
しかしこんなに見せちゃって、いいのだろうか(汗)!愉しくて仕方がないのだが!
現在、このクリエイティヴィティ溢れる一冊に、夢中です…(昇天)。