『THE LION KING』#001 | D-DST

D-DST

日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。

2012年9月30日@四季劇場 春

今更、ライオンキング(以下、LK)です、
本当に今更。


我が国内だけでもこれだけ長期に渡る人気、高い評価を受けまくっているのに、
今迄観に行かなかった自身が情けなくなる程、



すごかった…。


楽曲や歌、ダンスは勿論、

何よりあの演出に圧倒されました。


セットや衣装等の造形全般。
表現力。
完璧に目も心も奪われた。




動物しか登場しない物語、

その「動物に扮する」それ自体が既に「至高の芸術作品」と成っていて。

観客への配慮としては、
①演じる動物の面の装備でまず役柄を提示し、
②役者の顔の表情でメンタル面を表す、

という二重のアプローチで以て伝えられてゆく訳ですが、

しかし役者さんの顔を見なくても、
面だけ見ていても、

その役の性格や心理描写がわかるくらいだった
(コレは役者さんの演技力の賜物でもあると思うが)。


ラストCircle of lifeを歌うティモンも、
本当に歓喜の表情で歌っているからね。


あとスカーの首の動きは、いちいちぞくぞくした。





舞台化に際しては「ディズニー版のアニメ」という元ネタがあるが故の隘路もあったと思われるが、

アニメに於ける特にプンバァやハイエナたちのあの
独特の骨格、シルエット、動きの「実写化」が

あまりにも秀逸で…。

思い出すだけでも今、感動して涙が出てしまう。

よく考えたよねまったくもう。


確かアニメはアニメで、
実際の動物の動きから、CGを駆使し表現方法を追求していたというドキュメントを見た記憶、映画公開当時。

今度はアナログに興す作業…なんてアツい仕事…(眩)。




そんな訳で、
動物たち、サバンナの表現手法に目から鱗、
衝撃を受けまくって幕間。


売店を覗くと。
D-DST-CA3J0801.jpg
『ライオンキング・ブロードウェイへの道』。


この作品の演出家、衣装や小物のデザイナーであるジュリー・テイモア女史による、
プロダクションノートをまとめた図録を発見。




コレだ。



戦慄。
どーん。

しかしこんなに見せちゃって、いいのだろうか(汗)!愉しくて仕方がないのだが!

現在、このクリエイティヴィティ溢れる一冊に、夢中です…(昇天)。