ＭＥＣ食

先日の記事でご紹介したＭＥＣ食。
これは、肉、卵、チーズを食べて、糖質を制限するという食事法です。
ミート、エッグ、チーズのスペルの頭文字をとってメック食、と名付けられたそうです。

もうひとつ大事なことは、一口食べたら箸を置き、３０回よく噛んでから飲み込むこと。
固い肉も、柔らかいチーズもです。

今までの常識は、高カロリーなたんぱく質と脂質を避け、野菜、穀物、食物繊維をたくさん摂取することでした。
現代の日本人の主食は炭水化物である米、めん類、パンが主体です。

しかし、炭水化物（糖質）を摂りすぎると、血糖値は急上昇します。
そして、今度は急降下します。
この時人間は、偽の空腹感を感じて糖質を更に求めたり、精神面ではうつ状態になったり、イライラしたり、キレやすくなったりという不安定な状態に陥ります。

たんぱく質や脂肪は控え、玄米、野菜、食物繊維、ミネラル中心・・・
こういった食生活で健康になろうという方が多いのも事実ですが、本当に体に必要なのは高たんぱく質と動物性脂質（バター、ラード等）というのがＭＥＣ食の理論だそうです。

最低でも、一日に肉２００ｇ、卵３個、チーズ１２０ｇは食べる。
足りなければ増やしてＯＫ。
次に食べていいのは葉物野菜、それでも空腹なら糖質を食べてよし、なのだそうです。

おにぎり、パスタ、カップラーメン、パン、甘いお菓子、野菜（根菜類）、ジュースやスポーツドリンク等々・・・
日常は糖質で溢れかえっています。
手軽に食べれるものは、やはり糖質が主体です。
このような食事に頼りすぎ、たんぱく質や脂質が不足すると、栄養失調になります。
先進国でも、栄養失調は増加しているのだそうです。

糖尿病や高血圧、肥満を治すためには、このＭＥＣ食が有効です。
うつ病、そううつ病、摂食障害（過食嘔吐）といった精神疾患にも効果があるそうです。
頭痛、めまいといった不定愁訴、疲れやすい、逆流性食道炎（胸焼け）等を克服した方もいらっしゃいました。

ただし、糖尿病で投薬を受けている方、何らかの疾患で治療中の方は、主治医と相談をしてから始めてくださいとのこと。
まれに体質に合わない方がおられるのだそうです。

ＭＥＣ食で血液検査のデータが改善し、体重が落ちて引き締まった体が作られるようになります。
薬要らずの生活も夢ではありません。
（全てとは言い切れないようですが）

生活習慣病（高血圧、肝機能異常、肥満）で悩む私には、合っているのではと、ＭＥＣ食を開始して一週間が経ちました。

外出中、外食では糖質を完全に避けることは出来ない世の中なので、そういう日は糖質を楽しむ日、と捉えて摂取しています。
家にいる時は、３食ＭＥＣ食です。
誘惑に負けて、糖質を食べることもありますが・・・
（チョコや果物等）

ＭＥＣ食では糖質を制限しますが、禁止事項は全くありません。
極端な言い方をすれば、どうしても食べたい時は、食べてよいのです。
（上に糖質を摂食してもよいと書きました）

肉も一日に３００ｇ、４００ｇでもＯＫ。
卵も本当は９個食べてほしい位なのだとか。
お腹一杯に食べてＯＫなんですよ。

私は嘔吐無しの過食症があります。
昔は嘔吐がありましたが、そこは克服しました。

だからなのか、ＭＥＣ食を実行しても、胃は満腹なのに、偽の食欲に悩まされた日がありました。
ちょこっと食べた糖質のせい（血糖値急降下）かもしれませんが、イライラして、食べずにはいられない衝動にかられました。

ツナ缶、ペンネ（マカロニ類、糖質）の入ったグラタン（冷凍食品）を始め、その他覚えていない位食べてしまいました。

それでも反省はいらないとのこと。
（実際はしましたが）
翌日もＭＥＣ食を実行したのです。

体重が減った日もあれば、増えた日もありました。
それでも諦めませんでした。

現在、体重は－１．４㎏。
今まで増える一方だった体重が、ものすごく久し振りに減りました。
運動は何もしていません。
暑すぎてウォーキング等、危険を感じて出来ません（苦笑）

血液検査はまだしていませんから体内の変化は分かりませんが、体重は確かに少しですが減っています。

私にとっては、暗闇に光を見つけた、という感覚です。
これからもＭＥＣ食を頑張りたいと思います。

あと、よく噛むことで、顔の筋肉が鍛えられ、シワやほうれい線が消えて小顔効果もあるそうですよ。

最後に、あくまでも「私はＭＥＣ食が合っているようだ」という感想なだけで、興味の無い方や、今までのダイエット理論を支持されたい方は、そのままでいてくださってよいと思っています。
ご自身が信じてきた理論を大切になさってくださいね。
ストレスを感じながら痩せたり、健康な体を手に入れることは無理だと思います。
私はＭＥＣ食の紹介と、私のダイエットの記録をしているだけですよ。