祇園祭・山鉾巡行~神幸祭・久世稚児
17日、長刀鉾のお稚児さんが、八坂神社の結界の注連縄を切りました![]()
豪華ですねぇ
煌びやかですねぇ![]()
お稚児さんは後ろから抱きかかえられて、刀に手を添えています。
実際に注連縄を切っているのは、後ろの大人であるのが判りますね。
これで良いのです。映画でも何でも、子供と動物には勝てないと言いますから。
このお稚児さんが居るだけで、経済効果が増し、京都市が潤うのですから。
でも、山鉾巡行は、ただの人寄せ観光事業ではありません。
神様を町に迎える為に、その途を清める、、、という、露払いのお役を勤めているのです。
巡行が終わり、、、夕方 5時ころ~ いよいよ八坂神社から 『久世のお稚児さん』 の行列に先導されて、3基の神輿が出て来ます。
お神輿は、それぞれ異なるコースで氏子の地域を練り、、、
夜 9時過ぎ~ 四条・寺町の東南にある 『御旅所』 にやって来ます。
『久世のお稚児さん』の行列は、3基のうち『中御座』の神輿の前を進みます。
神輿は、神社を出るのも御旅所に入るのも 『中御座』 が最初です。
『スサノオノミコト』 の神輿だから、、、です。
右に曲がって
、、、寺町通りに![]()
入っていきました![]()
お世話方に訊いてみると、、、お稚児さんは下馬されません、、、と。
そっ、、、それでは何処に
、、、錦天満宮です。
錦までは、ここから 100m余り、、、よし
追っかけよう![]()
ところが、ロープが張られて、四条通りを渡れない![]()
富小路から迂回して、錦へ![]()
![]()
と急ぐ![]()
何とか間に合った![]()
お稚児さんのお父様が、お世話をしてくださった方々(といっても、6人ほど)に、感無量で言葉少なにお礼を述べられていました。
よく頑張りましたね、、、4時頃~9時まで、途中 1時間足らずの休憩があるものの、白馬に乗ってお勤めを果たされたのです。
この可愛い後姿、、、長刀鉾のお稚児さんのように、豪華で派手で、拍手喝采はありませんが、貴方を見た氏子さんたちは、貴方に手を合わせていましたよ。
やっぱり、祇園祭りで一番偉いのは、『久世のお稚児さん』、、、
と思うのは、私だけではない筈、、、
さて、24日 『 還幸祭』 には、双子のお兄ちゃんが 『牛頭天皇』 のご神体を胸に着け、白馬に乗ってお役目を努めます。
夕方 4時半ころ~ 御旅所を立ち、、、『神泉苑』 で、疫病退散を願います。
神泉苑に行くのは、中御座神輿 と 久世稚児の一行だけ。
スサノオノミコト と 牛頭天皇 にお祈りするのです。
これが、祇園祭で無くてはならない、一番大切な神事です。
この一番大切な場所に、恐らく観光客は 0人、、、
それで良いのです。
長刀鉾のお稚児さん VS 久世のお稚児さん
祇園祭(祀り)で一番偉~いのは誰![]()
答え : それは、『久世のお稚児さん』 です。
ちょっと、比較・検証してみましょう。
まず、『長刀鉾のお稚児さん』 は、、、
★必ずしも、氏子ではありません。
★1千万円とも 2千万円とも云われるお金の掛るお役目ですから、裕福な、或いは有名人のご家庭のお子様が選ばれます。
★補佐役として、学友や従弟などから 2人の 『かむろ』 が付きます。
★八坂神社から大名の位を頂いて、『神様のお使い』 となります。
★豪華な衣装を着け、17日の朝、長刀鉾に乗り、注連縄を切ります。
★鉾から落ちないよう、後ろから支えてもらって、命を懸けて
そのお役目を果たし、拍手喝采を受けます。
★その日のうちに
などで全国に知られ、日本で一番有名なお稚児さんになります。
★京都・夏の一大観光イヴェントの
スターとして、京都の財政を潤します。
では、『久世のお稚児さん』 は、、、
★久世の氏子の中から選ばれます。
★『神幸祭』 と 『還幸祭』 のために、2人の男子が選ばれます。
★清楚な白い装束に 『牛頭天皇』 のご神体を胸に着け、神様と一体になります。
★17日 『神幸祭』 には、年下のお稚児さんが白馬に乗り、『スサノオノミコト』 のご神体を乗せた 『中御座神輿』 の前を進み、八坂神社から氏子町内を巡り、御旅所に着きます。
★24日 『還幸祭』 には、年上のお稚児さんが、やはり 『中御座神輿』 の前を進み、17日とは異なるコースを辿って八坂神社に戻ります。
★『牛頭天皇』 と 『スサノオノミコト』 の二人の神様のお通りを目にした氏子さんたちは、手を合わせ、感謝し、祈ります。
★『田舎のおちごさん』 とも呼ばれています。
自動車の無かった時代、久世からの長い距離を、白馬に乗って八坂神社まで来ていました。
神社に着いた時には、汗で白化粧が剥げ落ち、とても不細工な顔になっていたのです。
それを見た町衆は、『田舎のお稚児さん』 と言って馬鹿にしていたのです。
久世は、農家が殆どだったからでもありますが、、、
さあ、どうでしょう
もう、お解りですね![]()
拍手喝采を浴び、経済効果を生み出す、、『神様のお使い・長刀鉾のお稚児さん』
対して、氏子さんが手を合わせる、、『神様・久世のお稚児さん』
『町衆の祭り』 と 『神事としての祀り』 の両方が一体となって、祇園祭りが成り立っているのです。
今年の久世稚児の 2人は、双子の兄弟が努めます![]()
可愛いでしょうね![]()
17日、山鉾巡行が済み、夕方 5時頃に八坂神社から 3基の神輿が出ます。
その中の一番手 『中御座』 の前を進む行列に、白馬に乗った 『久世稚児』 を見つけてみませんか![]()
祇園祭り(祀り)一番偉いのは誰? その2
祇園祭り(祀り)で一番偉いのは、、、
八坂神社の宮司さん
長刀鉾の偉いさん
、、、京都市長
、、、まさか~![]()
答え : 一番偉いのは、『久世のお稚児さん』です。
お稚児さんと言えば、『長刀鉾のお稚児さん』 が有名です![]()
恐らく、日本で一番有名
なお稚児さんでしょう。
『長刀鉾のお稚児さん』は、神社の結界の注連縄を切って、山鉾を先導して神の領域に入って行くのです。
穢れのない少年が、その役目を果たすのですね。
しかし、身分の低い氏子の少年が高い場所に立つ(鉾の乗る)のは許されません。
そこで事前に、祭りの間だけ大名の位を頂いて、『神様のお使い』 となってその役目を果たすのです。
では、日本中で殆ど知られていない 『久世のお稚児さん』 は![]()
疫病の神様 『ゴズテンノウ』 のご神体は、京都の南・久世の 『アヤトクニナカ神社』 に祀られています。
それは、木製の馬の頭の形をしています。
そのご神体を八坂神社に運んで来るのが、『久世のお稚児さん』。
彼自身の胸に、そのご神体を着けて、白馬に乗って八坂神社に入ります。
従って 『久世のお稚児さん』 は、神様(ゴズテンノウ)そのもの
なのです。
これで決着がつきました![]()
『神様のお使い』 と 『神様』 では、当然
『神様』 の方が偉い
、、、という訳です。
元々は素朴な神事であった 『祇園祀り』 は、今や、余りにも大げさで装飾的な 『祇園祭り』 になってしまいました。
それ故に、本当の祇園祭り(祀り)が何なのか
が隠れてしまっているのです。
京都の夏の一大観光イヴェントとしての祇園祭りと、神事としての祇園祀り、、、
この辺のコトを交えて、、、
ブログは明日に続きます、、、、![]()
祇園祭(祀り)一番偉~いのは誰? その1
は~い
今年も祇園祭(祀り)に入りましたね。
7月1日~31日までの長丁場ですよ![]()
へ~
17日の山鉾巡行で終わりじゃないの![]()
はい、町衆が行う、京都・夏の大観光イヴェント 『祇園祭り・山鉾巡行』 は、17日の昼間に終わります。
でも、八坂神社が行う神事としての祇園祀りは、17日夕方から本番スタート![]()
そもそも、祇園祭(祀り)とは何ぞや![]()
![]()
詳しい起源やなんかは、チョット
検索してみてくだされば助かりますが、、、
平安時代、大流行した疫病を治めるために、『牛頭天皇(ゴズテンノウ)』 をお祀りしたことから始まりました。
『ゴズテンノウ』 は、疫病を流行らせたり治めたりする神様です。怖いのです。
八坂神社には、皆様ご存じ 『素戔嗚尊(スサノオノミコト)』 が祀られています。
『スサノオノミコト』 は 『天照大神(アマテラスオオミカミ)』 の弟で、豪快エピソードでお馴染みの 『ヤマタノオロチ退治』 をした神様ですよ。
その 『スサノオノミコト』 と 『ゴズテンノウ』 の関係は![]()
実は二人の神様は、一つの神様として八坂神社に祀られているのです。(習合)
しかし、八坂神社には 『スサノオノミコト』 のご神体しかありません。
では、『ゴズテンノウ』 のご神体は何処に![]()
京都の南、久世にある 『綾戸国中神社(アヤトクニナカジンジャ)』 にあります。
疫病退散を願うには、この二つのご神体が一緒にならなければなりません。
さあ、どうしましょう![]()
誰かが、ご神体を八坂神社に移さなければなりません。
そこで登場するのが 『久世・駒形稚児(クゼ・コマガタチゴ)』![]()
『久世のお稚児さん』 ですね。
この 『久世のお稚児さん』 こそが、祇園祭(祀り)で一番偉いのです![]()
その訳は、、、
-------明日に続く--------![]()
想い出の ノア
一年前を、想い出します。
骨髄腫でした。
ただ、横に居てあげる事しかできませんでした、、、![]()
もっと、こうしてあげれば良かったとか、ああしてあげれば良かったとか、、、悔いが残るものですね。
ノア は、犬派だった私が、初めて飼った猫でした。
メインクーン・ハーフの彼は、それはそれは、存在感のある
でした。
む、む、無理してそんな小さなバスケットに入らんでもええでしょう![]()
同じ
とは思えないギャップを一杯見せて、楽しませてくれた、、、ノア、、、
そして、後輩ニャンコと出会い、我儘一人っ子を卒業、、、お利口さんに![]()
我が家に居た8年の間、ノア は、私達にたっぷりの
をくれました。
1年前の今日、力なく横たわって、それでも、じっと見つめる ノアの瞳は、、、
きっと、後輩にゃんこ ディディの瞳の奥に、受け継がれていると、、、
今日は、ちょっと、感傷的な一日でした。
八百一・京都本館<農園レストラン・セイヴォリー>
開店して、2か月が過ぎました。
カフェタイム(14;00~17:00)も含めて、10回ほど行ってしまいました![]()
だって、同じ町内で、うちの斜め向かいにあるのですから、、、
![]()
ランチタイムは、連日、予約でイッパイ![]()
飛び込みで行くと、13:45~にしか入れません
、、、ラストオーダー 2:00![]()
撮り忘れているのも沢山ありますが、、、お料理の写真をどうぞ![]()
お魚![]()
![]()
実は、ランチには、A コース ¥1,800-がありますが、お薦めしません![]()
![]()
勿論、あくまで私の個人的見解なので、悪しからず![]()
という訳で、写真は
Bコース¥2,500-
Cコース¥3,800-のお料理です。
行く度に、畑の様子が変わっています。
写真の真ん中辺りには、ズッキーニが育っています![]()
サービスで出して頂いた、ズッキーニの花のフリット、、、初めての経験![]()
2;00~5:00 は
カフェタイム
デザートセット¥1,200-です。
そこで、また、、、辛口チェック![]()
最近の輸入モノで、ワンセット数千円するかと思います。
とても持ちやすいのですが、右利き用、、、
サウスポーの方には、ゴメンナサイ、、、![]()
でも、無塩バターにかかっている塩
、、、美味しいんです![]()
そして、お料理の味付けは、全体に薄い目、、、です。
そんなこんなですが、![]()
ディナーも頂きました![]()
この日は、ディナー
Bコース。
ディナーは、A¥5,000- B¥7、000- 及び、ア・ラ・カルト。
TV
にも紹介されましたし、今後も雑誌などのメディア露出が増えるでしょう。
ディナータイム 18:00~21:00(ラストオーダー) も、予約した方が![]()
今回は、私が招待したのにも関わらず、図らずも、奢って頂きました![]()
ご馳走さま~![]()
<美先>(みせん)
<DCVS.227>から 約 230m の所、、、 柳の馬場通り・六角下る西側。
オープンしたばかりの<美先>(みせん)です。
オープンサービスの梅酒![]()
この日のお値段は、飲み物込で 一人¥4,000-
ランチは ¥880-から、、、
<美山荘>や<中東>の流れの店らしいのですが、ここは庶民的![]()
![]()
![]()
![]()
最後に、気になる、、、チェック![]()
![]()
鰆のホイル包み焼き、、、かなり塩からかった![]()
小鍋の汁、、、やはり、かなり塩辛い。
具は鱧と水菜と揚げ。鱧と水菜には
です。
しかし、揚げは汁を吸いこみますから、、、ね。
お店の方
: 塩ではなく『柚コショウ』の辛さです。
一日の塩分摂取量を計算して調理をしています。
、、、と説明を受けたのですが、柚コショウには塩も使われていますから、、、
私はかなりの塩好きですが、納得できませんでした![]()
![]()
以前、<中東>でも、全てのお料理の味が濃いと思ったことがあります。
最後に、白いご飯になった時、これで舌の感覚を解消できる
と思いました。
お漬物は、茄子の塩漬け、、、舌が、、、更にシビレ
ました。
3人で頂いたのですが、同じ意見だったのです![]()
![]()
![]()
![]()
でも、良い店なんですよ![]()
さ~ぁ
お試しくださいませ~![]()

















































































