うつ病や抑うつ状態の症状の1つに希死念慮(死にたいと強く思う、死を強く願う気持ち)があります。

 

私も、鬱が酷かった頃は、毎日、希死念慮があって、死ぬことばかりを考えていました。

どうやって死ぬか具体的に考えたり、ネットで調べたりもしていました。

 

一昨年の精神科の閉鎖病棟入院は、希死念慮の気持ちが高まって、衝動的に精神薬をODしたためでした。

そして、入院中も消えたい気持ち、死にたい気持ちは、なかなか消えてくれませんでした。

入院中には、市販の風邪薬を1瓶ODして、まさしく死ぬ思いをして、たくさんの迷惑と心配をかけ、私の命は助かりました。

 

 

 

 

 

 

今は、割と鬱が落ち着いているので、希死念慮が毎日湧いてくるということはありません。

希死念慮の症状はすっかり影を潜めてくれています。

 

でも、私は、抑うつ状態になってくると、意欲の低下や不眠、強い不安感などとともに、希死念慮の症状が出てきやすい方だと自覚しています。

他の抑うつ症状もとても辛いけど、希死念慮は、超絶に苦しいし辛いです。

 

 

最近では、俳優の三浦春馬さんが亡くなったことで、悲しい気持ち、悔しい気持ちとともに、少なからず、気持ちがとても動揺したし、今も、影響を受けている感じが少し続いています。

 

希死念慮、そして、自殺企図をした経験がある者にとって、やっぱり、他の人のそういう言動や行動は、キツイ出来事です。

 

もちろん、三浦春馬さんを責める気持ちは全くなく、本当に苦しかったんだろうなって思います。

 

 

 

他のブロガーさんのブログを読んでいても、「死にたい」「自殺したい」「ODした」「ODする」などの記事は、うつの調子が割と落ち着いている今でも、正直、気持ちがとてもざわつくし、引っ張られそうになる時があるので、そういう時は、そのブログは読まないようにしています。

 

ブログを書いている人は、ブログに気持ちを吐き出したいでしょうし、ブログは、その人のブログなのでその人が書きたいように書けば良いと思っているけど、私自身は、なるべくそういうブログ記事は読まないことで、自己防衛しています。

 

 

昔は、私もブログに「死にたい」とか書いていた時がありましたが、今は、書かないです。

他の人に悪影響を及ぼしたくないし、引っ張りたくないから。

(これは、私のマイルールなので、他の人が書くことは止めないし、書いて楽になるなら、書いたら良いと思います)

 

 

 

長年、看護師をして患者さんを看てきて、人の命の尊さがわかっていても、抑うつ状態が強くなると浮かんでくる希死念慮。

 

 

それでも、やっぱり、私は、命は大切にしたいと思います。

行動と言動が矛盾しているようですが、命は尊いもので、天寿を全うするまで大切にしたいと思っています。

 

 

なかなか死ねないものです。

でも、案外、簡単に死んでしまうものなんです。

それは、肝に銘じていた方が良いです。