原作が徒然草??? | デイブレイクおかもの『なんかなし書いてんもう』

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福岡県福岡市博多区中洲に在るbar Day-Breakの店主「おかも」が
お気に入りの酒、音楽、映画、たまに日常の出来事なんかを紹介していきます

玄海つれづれ節  玄海つれづれ節('86)


横浜、山岡ゆき(吉永小百合)は、旅行鞄一つで邸から追い出されようとしていた
外国商品を扱う商社の三代目社長である夫の山岡駿介(岡田裕介)が事業に失敗し数億円の負債を残して蒸発してしまったのだ
ゆきの前に、ケースワーカー(木内みどり)が駿介が外で産ませた子、マサル(岩渕健)を連れて来た
母親が急性の心臓病で亡くなり、駿介を頼って来たという


また、借金取り立て人、緑川月代(八代亜紀)がゆきに近づいてきた
月代の言葉で駿介が九州に行ったことを知ったゆきは、マサルと共に向かった
彼女は生まれ故郷のバタバタ横丁を訪れ、ハナエ(樹木希林)の家に身をよせることになった
テキヤのおもちゃ職人で同級生の竹田一平(風間杜夫)は、未だにゆきを慕い続けており、駿介探しを手伝うことになる


ある日、ゆきの前にサラ金の取り立て人が現われ、彼女をソープランドに売りとばしてしまうが、竹田の助けを借りて逃亡に成功
マサルの預金通帳を見つけたゆきは、それで借金の一部を返済した


ゆきの耳に、近くの銀映館という映画館の話が入ってくる
士地の顔役、松藤(三船敏郎)が、古い建物を壊し近代的なスーパーマーケットを建てるために、子会社のサラ金を使って立ち退き工作をやっているが、往年の夢をもう一度と願う銀映館の経営者、南條京太郎(伏見扇太郎)が応じないというのだ
ゆきは月代を映画プロデューサーに仕立て上げ、念願の時代劇を製作するということで南條から銀映館の権利書をだまし取る
そして、その権利書を持って松藤のもとに向かう
そのことを知った竹田は激怒し半分やけっぱちで月代と同棲を始める


そんな時、ゆきは夫の駿介と出会う
駿介は借金で蒸発したのではなく、人に頼られて働きバチのように働くことに嫌気がさして、逃げ出したのだと告白した
そして、今は福岡の大峯病院の理事長である俊江(草笛光子)の庇護を受けているという
ショックを受けたゆきが得たものは、バタバタ横丁の人々の人情と、竹田と月代の友情であった…


監督は「天国の駅」の出目昌伸


この時代だから許されたのか・・・
どうも!福岡市博多区中洲に在る
bar Day-Break(バー デイブレイク) の店主『おかも』です(^_^)


北九州を舞台に、夫に蒸発された女性が仲間に助けられながら自立していく姿を描いた作品で、吉田兼好の『徒然草 第三八段』が原作らしいのですが、なんともはや…


この時代ならではなのか、ストーリー展開もハチャメチャで、まじめに演じてる吉永小百合さえも滑稽に見えてしまいました(^_^;)


若戸大橋がまだ歩いて渡れる(1987年5月 歩道廃止)シーンが懐かしかったのと、八代亜紀が意外にかわいい役だったという事が救いでしょうか
三船敏郎、樹木希林という大御所も出演していたのに残念でした(-_-;)


劇中出てくるお酒:キリンビール


★★(5つが最高)


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