いつか~♪君と行った~♪ | デイブレイクおかもの『なんかなし書いてんもう』

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福岡県福岡市博多区中洲に在るbar Day-Breakの店主「おかも」が
お気に入りの酒、音楽、映画、たまに日常の出来事なんかを紹介していきます

いちご白書('70米)


ボート部員のサイモン(ブルース・デイヴィソン)が通う大学は、近所の貧しい子供たちの遊び場になっている土地に、予備将校訓練隊のビルを建てようとしたため目下ストライキ中。
これに社会不安、政治状況がからみあって、騒ぎは深刻の度を加えていった…


サイモンは同じ大学のチャーリー(ダニー・ゴールドマン)と同居していたが、ある日、見物がてら警備線の張りめぐらされた、構内に入って行った。

チェックを受けて本館に入ると、内は占拠学生で賑わっていた。総長室で用を足すカップル、天井から入り込むベントン博士(イスラエル・ホロヴィッツ)、オルガナイザーのエリオット(ボブ・バラバン)、議長役の学生(ジェームズ・クーネン)、など、サイモンの好奇心を刺激してやまなかった。


そこで、偶然、校門のところで魅かれた女の子に出会った。彼女はリンダ(キム・ダービー)といい、女性解放委員をしていた。

リンダと知り合ってから、サイモンは積極的に闘争に参加するようになり、舵手のエリオット(バッド・コート)を、篭城組にひき入れてしまった。

しかし、リンダには、闘争に対するサイモンの態度が気に入らず、またボーイフレンドのいる身で、いつもサイモンと一緒にいることにもたえられず、彼から去って行ってしまった。


リンダのいなくなった篭城生活は、サイモンにとって、バラ色の光を失ってしまったが、反対にゲバルト闘争に対する本質的な眼が開きはじめた。
そして、右翼のボート部員ジョージ(マーレイ・マークロード)に殴られたことから、急速に、運動の渦中へ入っていった。


その彼の意識の高揚を待ち受けていたかのように、リンダが彼のところへ戻って来た。
彼女と同じ目的のため、手をたずさえて行動することに、彼ははじめて、すがすがしい生き甲斐のようなものを感じた。


時が経つにつれて、大学当局の腐敗が暴露され、学生の怒りは、奔流となってあふれ出した。
ついに、当局は実力行使を決定。武装警官隊は州兵の応援を得て、バリケードを破り、屋内に突入して来た。
講堂に数百名の学生たちが集結していた。侵入者たちは、大義名分を盾に、暴力をふるい、襲いかかった…


当然リアルタイムで観た作品ではありません(^_^;)
この映画を知ったきっかけは、やはりバンバンの『いちご白書をもう一度(詩・曲 荒井由実)』です
確か大学時代に映研が学内で放映していたのを観たのが初めてだったのでもう20年位前…

当時は学生運動とかまるで興味がなく(そういう時代でもなかったし…)
観ても全然理解出来なかったという事もあり、今回改めて観てみました

日本でも60年安保、70年安保闘争とあったわけですが、所謂団塊の世代の人達のパワーって凄かったんでしょうね~?

講堂に集まり、輪になって、床を叩きながら『Give Peace A Chance』を合唱するシーンが凄く印象的だったし
僕らの世代位から『無気力』『無関心』世代と言われてたのでちょっと考えさせられる作品でした

★★★(5つが最高)


原作はこちら⇒ いちご白書 (角川文庫)/ジェームズ クネン

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