人種差別用語――マイノリティになるってこういうこと。
こんばんは。ぱさぱさになったカステラを食べている夕凪です。皆さんは人種差別用語を知っていますか?日本にいるとあまり馴染みがないかもしれませんが、今日は私が留学時代にイギリスで聞いた差別用語を紹介したいと思います。まずトップバッターは、「チンチョン」これは中国人に対して言う言葉ですが、欧米人にとってみればアジア人をどの国の人かなんて見分けるのは至難の業なので(私たちでさえ難しい)、中国人でなくともいわれたりもします。あと、意外と日本人に対しての差別用語もあるんです。私の父は、母との新婚旅行(もう30年前のこと)の際に「イエローモンキー」と言われたそうですあとイギリス人の”友達”は、「jap(ジャップ)」とか、「nip(ニップ)」とか言ってましたね。「深い意味はないよ、短縮しただけ~」っていう人もいましたけど、元々は蔑称として使われていた言葉だけにいい気はしませんインドやパキスタンの国の人々に対する言葉もあります。「paki(パキ)」。イギリスでは中東の方がお店を出している方が多く、そういったお店を「パキショップ」と呼んでいる人もいました。これは私の周りの人だけだったかもしれないけれど、ユダヤ人に対して嫌悪感を抱いている人も多かった気がする。ユダヤ教の独特な宗教行為についてや、お金にがめついだとか。いくらメディアで見ていても、実際に行かないと感じ取れないことってやっぱりあって。「百聞は一見に如かず」ですねでもやっぱり差別の実情については、よく知っておくべきだと思う。自分の身を守るためにも。世界に一歩踏み出せば、ありふれている差別。知らず知らずにその対象とされている、なんて悔しいことにならないように。ここでおすすめの本がこちら。ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーAmazon(アマゾン)1,336円ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー。イギリスで保育士として働いているブレイディみかこさんが書いた、ありのままのイギリスを表現した本です。読んでいながら、「あるある~」、と頷くことも多く、イギリス社会や人種差別の根深さ、多様性の難しさがこの一冊に詰まっているので、ぜひおすすめしたいです。では、今日はこの辺でそれではみなさん、また明日