悲しい出来事☆
肺炎の為1月末より入院していたMさんが3月16日に亡くなったとご家族の方から連絡をいただきました。
軽度の認知症だったMさんは去年12月に奥さんの急死をきっかけにどんどん認知症が進行し、徘徊や火の不始末・失禁等、自宅で1人で過ごすことは不可能な状態でした。
通所することで日中の安全な生活を確保し、他者交流の中で明るさと楽しさをとりもどしつつあったのですが風邪をこじらせ、1月末肺炎の為入院となっていました。
お見舞いに行くと「また元気になったら愛結に行くきね」そういってくれていたMさんですが、肺炎をこじらせ亡くなったとの事でした。
スタッフ一同突然の報告にとても驚きました。
「あんなに笑った顔でまたねっていってくれたのに・・・」Mさんが亡くなる5日前に病院にお見舞いに行っていたスタッフからの言葉でした。
人の死を受け入れることは何回経験しても慣れることでも、安易なことでもありません。
とても悲しい現実なのですが、まだまだ実感がなく受け入れることができていません。
今回ご利用者様の死を通じて、
・日々の変化に気づくこと。
・小さな変化も見逃さないこと。
・毎日精一杯のケアをすること。を再認識しました。
私たちのケアが日々成長していくケアでありますように
☆嬉しい変化♪
認知症の進行により食欲・意欲・体力低下しているTさんが通所されています
たくさん食べ、よく話していたとは思えないほど、食欲はなくなり・口数も減っています
認知症の進行とともに、優しくなったり・急に苛立ち立腹したりの毎日です
いつもは外歩行訓練に対し、拒否をするのですが今日は自ら「外へ行ってみようか」スタッフに声をかけてくださいました
ビックリすると同時に、Tさんの気持ちが変わらないうちに外へ・・・
杖を右手に、左手にはスタッフの手をもち出発です
「どこに行きます??」スタッフの声かけに首をかしげながら歩き出しました
一歩一歩とてもゆっくりですが、つまづくことなくあるくことができました(≡^∇^≡)
30分以上外をゆっくり歩き疲れたTさんはスタッフと一緒に愛結に帰ってきました
Tさんから「ありがとう」の言葉が聞かれました
日差、個人差のある認知症ですが、今日のような変化がとても嬉しく思います
4月に入り温かい日が続いています
以前のようにTさんと外歩行できるよう毎日ケアしていきます
その人の目的にあうケアをすること、目的を止めないこと。
通所に限らず、ケアする中でとても大切なことではないでしょうか