X(旧Twitter)に投稿した、書籍『資本主義と奴隷制(原題:Capitalism and Slavery)』の自己感想の転載です。

 

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奴隷貿易には「あの」東インド会社の名前も出てきます。一部の心無い人が奴隷貿易してたんじゃなくて、「儲かるから我も我も」だった感が、『資本主義と奴隷制』を読んでると窺えます...(汗)

 

 

 

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このひどさに拍車をかけるのが、「知り合った船の船長が黒人だったので、そいつを酔い潰して気を失ってる間に奴隷契約書を捏造し鎖に繋いで奴隷に仕立て上げてしまう」のくだり。当時の白人資本家が、人間を「財をなす材料」としてしか見てないのが露呈してる😨

 

 

18)
本書の記述で個人的に興味深く感じるのが「プランテーションでの労働は白人より黒人のほうがずっと優秀」という部分。白人は自分の土地を所有して小規模農園する範囲においては成果をあげるが、プランテーションでの仕事の成果は黒人に大きく遅れをとっていた、ということだそうである。

 

 

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20) 奴隷貿易や植民地プランテーションで財を成した者が買収で票を買い議員に当選したり閣僚になったりするので、「有色人種の人権よりもとにかく金儲け優先」で政策も法律も決められそれがずっと継続する。西側型の選挙制度の成り立ちから洗いざらい見直さないといけない気までしてくる😔