今思い出すと、背筋が凍る遊び | アラカンのリハビリライフ☆五体満足を目指して

アラカンのリハビリライフ☆五体満足を目指して

2020年に脳出血で左片麻痺に。自主リハビリを続け、回復への道のりや旬の話題、趣味について発信していきます。

 

こんにちは、デイヴですニコニコ

ご訪問ありがとうございます<(_ _)>

2020年3月半ばに脳出血を発症。

左片麻痺の後遺症があるも、リハビリに勤しみながら

五体満足の身体に戻すべく奮闘中💪

 

日々の暮らしの中で起きた小さな出来事や

半年間の入院中のエピソード、

自分の歩んできた半生、

好きな鉄道ネタを気ままに綴っています照れ

よろしくお願いしますおねがい

画像はネットからお借りしていますm(__)m

 

1960年代の終わり、幼稚園生の頃の話です。

たぶん7月に入った、夏の暑さが続く

水が恋しい時期。

幼稚園から帰宅後、午後は同じ幼稚園に通う

近所の子たちと集まり、外遊びをしていました。


そのうちうだる暑さが不快になるとともに、

すぐそばを流れる川の、

せせらぎに誘われたのでしょう。

川沿いの道を歩いていきました。


その川とは、奈良県の山奥に発し、大阪湾に注ぐ

大和川(やまとがわ)の支流、西除川(にしよけがわ)の

さらに支流の狭間川(はざまがわ)という川です。


狭間川沿いにしばらく歩くと、

国鉄(現JR)阪和線の鉄橋が川とともに

僕たちが歩いている道を渡り越す鉄橋をくぐって、

西除川との合流点にやってきました。


西除川は、この地点から

さらに数百メートル下ると

大和川の本流に合流します。

上述のように

狭間川が西除川に合流する地点のほぼ真上に

阪和線の鉄橋が架かっていて、

頻繁に電車が轟音をたてながら渡っていました。


もとよりテツの僕は、「涼しい体勢で電車を見たい」

と思ったのか、土手を駆け降りて、河原に出ます。

一緒にいた男女取り混ぜて5〜6人の園児たちも

僕に続きます。


今は治水工事も進み、ネットが張られて

河原には下りられなくなっていますが、

昭和40年代の初め頃は、誰もが自由に

立ち入ることができたんですね。


しばらくは駅を出たばかりの旧型国電や

通過する貨物列車などを見送っていましたが、

そのうち飽きてしまったのでしょう。

無性に「向こう岸に渡りたい」衝動に駆られ、

靴下を脱いで、サンダル履きのまま

ジャブジャブと川の中に入っていきます。


スッキリと晴れ渡った夏の昼下がり。

水面はキラキラとまぶしく光っています。

川の深さは幼児の足のくるぶしくらい。

水にさらわれる心配もなく、

右方から流れてくる水が冷たく気持ち良い。


対岸までの距離は、大人の足で20歩ほど。

意外にも、あっという間に渡り終えました。

同行の仲間も後に続きます。

全員が渡り終えると、河原で石投げ遊びをし、

また元の河原に渡る。

何度も往復渡河を仕掛けました。


そのうちサンダルを履くのももどかしくなって、

裸足でヒンヤリした川の水を楽しんだことです。


渡河のさなか、足元のコンクリート(たぶん軽い堰代わり?)

に生えた藻にツルツル滑り、足を取られながらも、

その滑り加減が心地よくゆっくりと渡ります。

ふと下に目を移すと、

コンクリートの端が深緑色に濁っていて、

子ども目にも「片側の水底がめっちゃ深い」

とわかるような水深でした。



そのときは何事もなく、何度か渡河を楽しんで、

全員が無事に帰途についたわけですが、

後年、このことを思い返したときに

「あのとき、藻に足を取られて

深みにはまったらどうなっていただろう……?」

と思うと背筋が凍る思いを何度もしました。

今もそうです。


福岡県で昨年(2023年)7月、

夏休みに入ったばかりの小学生の女児数人が

近所の川で水難事故に遭い、

残念ながら犠牲になった事故がありました。


川の水難事故の報に触れるたび、

半世紀以上前の無茶な渡河遊びが思い起こされて

背筋が凍るとともに、

危険と隣り合わせだったわが身の、

今の無事に胸を撫で下ろしています。


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