入院回想<6>~トイレで転倒 | アラカンのリハビリライフ☆五体満足を目指して

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2020年に脳出血で左片麻痺に。自主リハビリを続け、回復への道のりや旬の話題、趣味について発信していきます。

こんにちは、デイヴです。


 2020年3月半ばに脳出血を発症。

約半年間の入院生活で経験した
さまざまなできごとを回想録として綴っています。

マイ・ヴォクシーの手放し・売却話で一時中断しましたが、

今日は復活の一席。



脳出血を発症して緊急手術後、集中治療室(SCU)で過ごすこと約2週間。

その後、急性期患者向けの一般病棟に移ります。


この時に苦労したのが排尿。

片麻痺で身体の自由が効かず、トイレに行くにも

車椅子に移乗しなければなりません。

ベッドから車椅子への移乗は転倒リスクがあるため、

看護師の見守り下で行います。

その都度、ナースコールするのですが、

当直の看護師の手が足らず、コールしてもまず10分以上は待たされます。

やっと看護師がやってきて車椅子でトイレに向かうも、

得てして『使用中』の札が掛かっていたり……💦


特に朝6時の起床時は、トイレのラッシュアワー。

個室がなかなか『空』になりません。

時には『故障中』の札も😵

聞けば、認知症を患っている高齢患者が紙パンツをトイレに流して

詰まらせてしまったとか😅


そんなある朝、看護師に連れられてトイレへ。

用を済ませ、移乗のためナースコールしようと

腰を少し右にずらした瞬間、

便座横のパイプ柵の間からすっぽ抜けるように、

下半身が斜め前に押し出されました。

当時は体幹がほぼ失われている状態。

バランスが取れない身体はそのままスローモーションのように

床に投げ出されました😱


なんとか起きあがろうと

体勢の立て直しを試みるも

ただ単にもがくのみ。


コールが遅いことに心配し、

様子を見にきた看護師に発見されてことなきを得ましたが。


入院中の患者が転倒することに医療スタッフは常にハラハラ😓

転倒時に打ちどころが悪いと大変なことになりますからね。

担当している患者が転倒すると、始末書まではいかないものの、

状況を説明する書面は書かねばならないようでした。


その後もベッドから滑って臀部から落下したりもしましたが、

幸いなことに転倒で大きなケガをすることはありませんでした。

当初は見守りが必要だった車椅子への移乗も、

1か月後には見守りから解放されていつでもトイレに行けるようになり

ホッとしたことを覚えています。