病気になったメリットを考えてみる<パート2>~家事はストレス? | 脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

2020年3月に脳出血を発症し左片マヒに。リハビリとスピワークを通して、全快復を目指すおじさんの手記。併せて半生を振り返る半生記をエッセイ風に綴っています。

こんにちは、デイヴです。

 

昨日から書き始めたこのシリーズ。

今日はパート2と名付け、続きをしたためます。


2020年3月。


▶︎なぜ脳出血を発症し、左片麻痺の身体になったのか。

▶︎そこには潜在意識としてメリットを感じたからではないのか?


この「潜在意識のメリット」やらをあぶり出してみよう、という趣向です。

脳出血したときの経過はこちら⬇️


さて。


ヤローにとって、家事は避けたいタスクですよね。

独身で実家暮らしなら、家事全般は母親がやってくれるし、

結婚すれば、掃除洗濯炊事は、自然に「連れ合いのタスク」になる。

そして旦那たる自分は、すっかり他人事になる。そんなもんです😅

しかし。

我輩の場合、事情は違います。

新婚当初から家事全般を請け負っていた家人が、

まさかの進行性のがんを患って入院。

2か月後にあっさりと三途の川を渡ってしまい、

それを期に日々の家事仕事も

どっさりと両肩にのしかかってきたのです。

慣れない調理でようやく完成した息子たちへの夕食を見て、

「これから毎日、これをしなきゃならんのか…」

と思うと、愕然とする自分がいました。


さらに早朝に洗濯機を回して夜明けとともにベランダに干し、

すぐさま出勤のために駅へ向かう。

なんだかむなしさも覚えたものです😓



ところが、です。

 


家事を続けているうちに、だんだん楽しさを感じるようになってきたんです。

特に調理などは、保管している食材を見て、それで作れる料理をイメージして調理すると、

いっぱしの料理を食卓に並べることができ、

そのプロセスはパズルを解いているようで痛快さを覚えたものです。


後には、レトルトの合わせ調味料に頼らず、

自分で調味料を組み合わせて麻婆豆腐を調理したり、

ピザなんかは、生地から自作するほどの凝りようでした。


掃除は家人の在命中から自分がしてましたし、

洗濯は干すだけ。取り込みや畳むのは、息子たちにやってもらってましたから、

全然苦にならず、むしろ家事を楽しむようになっていました。


それどころか、家人は調理が苦手だったこともあって、

「父子家庭なのに息子たちには

母親以上の食事を提供している!」

という自負もあって、やりがいすら感じていました。


知人からは「息子さんたちと家事を分担しないと身体が持たないよ」

と忠告を受けてましたが、自分の中では「面倒な家事仕事」が

やりたいアクティビティ」に変わり、

息子たちが家を出て独居生活になっても家事を楽しんでいたんです。


そして2020年3月。

脳卒中で突然倒れたました。

別に家事仕事がストレスになっていたわけではない。

できればずっと継続していたい。

そんな“楽しい”家事を重ねていたのに

一命は取り留めたものの、

介助なしでは家事ができなくなった。

なんで!?

どうして!?

楽しい家事ができなくなるなんて、

こんな理不尽なことある~っ!?

潜在意識は、何らかのメリットがあるから病気を引き起こしたというのなら

やりたいことをもぎ取って苦しみだけを残す、

そんな潜在意識ってあるものか!ムキー

あまりの理不尽さに、

怒りを通り越えて虚しさばかりが残りました。

ただ潜在意識は、何らかのメリットがあるから脳卒中を発症させたはず。

脳卒中を起こすことで得られたものがあるはず。

???


んー、わからん🤔


で。


メンターに聞いてみたとですなぜかヒロシ風🤣)。

メンターから返ってきたメッセージは……。


――家事が病気の引き金になったわけではないですね。

交遊のある人たちとのコミュニケーションや、

そのとき就いていた仕事で

無理をしてたんじゃ無いでしょうか?

無意識に無理を重ねているといよいよ命の危険に関わってくるので、

いったんリセットさせるために、急ブレーキをかけたのかもしれません。

う~む、確かに🙄。

振り返ると、関係者とのコミュニケーションでは、無意識に

▶︎相手との優劣をこちらが勝手にジャッジ

▶︎「自分が劣っている」と自覚するとそれは辛いので、無かったことにしてスルー

▶︎仕事で、自分には荷が重い内容でも「これくらいクリアして当然だ」と奮い立たせていた

ことが思い起こされます。


もともと自他ともに

「アンタは無価値」レッテルを貼られることがとても怖いので、

精神的に無理があったのは否めません。

 発症時はフリーランスのエンジニアとしてIT企業に入場していたのですが、

同僚のレベルが高くて追いついていくのに必死で、

いつ「低レベルの自分」という化けの皮が剥がれるか、

びくついていたこともあったなぁ……

あった、あった😅


そうか👏

そういうメカニズムね。

家事は関係ない。

それ以外のところで精神的にかなりの無理を課していて、

それで緊急避難をするべく

脳出血を出動させたんだ。


▶︎「無価値」レッテルを貼るクセ

▶︎化けの皮が剥がれたときの恐怖


これらから逃れるために、無意識に息が詰まるような思いを抱き続けていたのです。


その後メンターから、

源流となった過去から育まれた自己暗示の解説と

これら暗示を消し去る自主ワークの内容を教えてもらい、

今、それに取り組んでいるところ。

かくして潜在意識は、

メリットを得るために

病気を起こしたのでした。