♪ You Are Not Alone(R.Kelly)
青森県八戸市○○○○さんからのお便りです。
「先日2月11日に、仙台市にて義理の妹が結婚披露宴を開催しました。ちょうど1年前の3月11日に彼女の実家のある青森市にて結納を終えた直後に地震が起こりました。携帯のワンセグ放送で仙台の惨状を知り、いてもたってもいられなくなり、嫁ぎ先の御家族とともに翌日にはタクシーにて仙台に帰省していきました。仙台に戻ってからは、嫁ぎ先の御家族とともに住居の片付けに追われ、灯油、ガソリン、食糧や水が手に入らない中、手に手をとりあってつらい日々を乗り切ったそうです。
本来であれば6月に挙式し、平穏な生活を送っていたはずですが、若いふたりにとっては大きな試練となったことでしょう。久しぶりに会った義理の妹は一回りも二回りも成長しており、嫁ぎ先の御家族にとても大事にされて幸せそうでした。そんな新郎新婦を祝福する大勢の方に出席していただき、本当によい披露宴となりました。披露宴のメインイベントであるメインキャンドルへの点火のときに、「Forever Mine」が流れたのは、わたしにとってサプライズでした。感動のあまりビデオを撮る手が震えてしまいました。披露宴で使われた曲のなかで1番よかったです。あとで聞いたのですが、私が達郎さんの大ファンだときいてふたりで全部のアルバムを聴いて選んだとのことです。彼女たちだけではなく、同じような境遇のカップルにもおめでとうを伝えたいと思います」
いいお便りです。ありがとう。
世田谷区の○○○○さん、この方も超常連のかたですが、
「先週、東京赤坂アクトシアターまでキャラメルボックスという劇団の『とりつかれ男』というお芝居を見に行って来ました。やっぱり、ライブはいいですね。キャラメルボックスのひとたちも省エネライトを開発して被災地にお芝居をやりに行ったりしているのですが、彼らが言うには、
『被災地の方々、仮設住宅で暮らす人たちは、ものすごく元気。悲しみやつらさを乗り越えるための元気に満ち溢れている。それに比べて東京のみなさんに元気がない。直接被災したわけではない東京が震災前の元気を取り戻していないように思える。これから末永く東日本沿岸の方々を支えていくために、ともかく東京が元気にならないと。東京のみなさんにとくに元気になってほしい』
と力説されていたのが印象的でした」
これ、なかなか面白いお便りなので紹介しました。自分の場でできることをする、志があせない、落ちないよう努力する、そういうことなのでしょうが、私も東京の人間として気持ちを新たにしなければいけないと思います。
どうも、ありがとう。
リーン 今日は達郎さんの事柄から離れます。
はたして震災前は東京は元気だったでしょうか?
それは違う。
元気を出すのはかまわない。しかし、今まで使っていた電気はどこでつくられたのか思い出してほしい。
今、被災地や仮設住宅に住む人は元気か?
それも違う。
非日常の空間に元気を振り絞り、そして日常にもどったときに何が心によみがえるのか。
わたしはそれをおもうととてもこわい。
『ETV特集 生き残った日本人へ~高村薫 復興を問う』を視聴して感じるのは、高村氏がいう
地震はそれまであった状態を顕在化する
は的を得ているのではないかということ。失われた10年を過ごした日本が震災前に元気だったとはどうしても思えない。今、東京が元気がないというのは、結局震災前から希望を失い、震災によってそれが如実に現れたのではないか。
無理に元気をだしてもすぐにしぼむ。わたしも、東京も、堕ちるだけ堕ちたほうがいい。
少々、書きすぎました。