リーンのガラパゴスサロン~趣味や娯楽の広場

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 追記として ⇒ 10月26日、山下達郎関連の記事をすべてこちらに移しました。達郎さんの記事は時系列どおりに公開されておりませんがなにとぞご容赦くださいませ。


 また、こちらのブログは不定期に気まぐれに更新します。ガラパゴス批評と並行しながら書いていきますので気長にお待ちください。今後とも、ふたつのガラパゴスをどうぞよろしく!!

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 ブラジルW杯はとにかく話題が多い。前回優勝のスペインが1次リーグで敗退、ウルグアイのスアレスが起こした“噛みつき”事件、コロンビアの新星、ハメス・ロドリゲスが見せた輝き、と話題に事欠かない。だが、準決勝でのブラジルの敗戦は今回のトップニュースになるだろう。相手は欧州のサッカー大国であるドイツだから負けても仕方ないといえるが、1-7のスコアは無残としか言いようがない。ディフェンスが相手のマークを全くしないかのようにフリーにして、ドイツに簡単にゴールを次々決められた。ネイマールとチアゴ・シウバがいなければチームとして機能しないことが露呈した。個人の能力頼みでは優勝できないことが証明されたのがこの結果と言える。決勝戦はドイツとアルゼンチンに決まったが、もしも南米大陸開催のこの大会でドイツが勝つようなことがあれば、これはサッカーの地殻変動をもたらすかもしれない。南米の選手でも、有力選手は欧州各国でプレーしている。各国リーグの優勝を含む上位チームが出場するチャンピオンズリーグはおそらく、国別対抗のW杯よりもレベルが高く、そこでプレーする選手は当然技術の向上が図られる。結局、欧州各国のレベルアップにより貢献し、地理的環境が遠い南米やアジアは代表選手を集めて戦術練習もままならない。欧州優位の流れをはっきりと見える結果がブラジルの大敗と言える。

 仮にドイツが優勝したら、一番善戦したのは準々決勝で対戦したフランスということになるかもしれない。8年をかけて熟成したドイツに若手中心のフランスが0-1の僅少差で敗れたのは経験の差と言えるが、現時点ではフランス代表の前途は明るいし、2年後の欧州選手権に向けてモチベーションも高まるだろう。フランスが活躍するときは今までは決まって王様と言える絶対的な存在がピッチ上でチームを牽引していた。レイモン・コパ、ミシェル・プラティニ、ジネディーヌ・ジダン、といったところだ。だが、今回はカリム・ベンゼマが得点シーンで目立ったものの、ポール・ポグバやラファエル・ヴァランヌなどの若手が団結して戦った集団的要素が色濃いチームで、今までのフランス代表とは趣が違う。


 経済的視点でみて、フランスはイングランドやドイツのようにリッチなフットボール国家ではないから、なおさらわれわれは、ひたむきにしっかり働くことでしか、フットボールのクオリティを維持できない(255P)


 実はサッカー大国とは決して言えないフランスが必死に列強と伍している、その秘密が育成の仕組みにあるようだ。それは


一種のハイブリッド方式」(36P)


 といった、国単位の育成センター(INFクレールフォンティーヌ)と各クラブの個別育成チームの両輪による緊密なプログラムが代表の戦績を支えている。リッチな国のようにクラブが資金を提供できるわけではないのがどうやらフランスらしいのだが、それゆえに共産圏の国家単位のステートアマ養成をフランス風に取り入れる形をとって次々に選手を産み出している。細かいことを書けば切りがないのだが、とにかくサッカー関係者やフランス代表を知識として知っている人にはぜひともこの本を読んで、にわかファンの私が書ききれなかったノウハウや秘密を見つけ出してほしい。

フランスの育成はなぜ欧州各国にコピーされるのか―世界最先端フットボール育成バイブル/東邦出版
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 最後に、この本の帯の裏にはこう書いてある。この言葉をサッカーを愛する人に捧げて終わりとする。この言葉を信じれば、日本だって輝かしい未来が待っている。浮かれることなく、ひたむきに行けば、の話だが。


 第一に、日本には素晴らしい選手がいる。第二に、だが彼らはいい育成の恩恵を受けてこなかった。第三に、よって、もしいい育成があれば、素晴らしい選手がいまの10倍ぐらい出てくる。以上だ。


                クロード・デュソー


 ブラジルW杯が今、佳境を迎え、決勝トーナメントに入っている。ブラジルはチリとPK戦の激闘の末勝ち上がり、日本に勝ったギリシャもコスタリカに追いつきPK戦で敗退したものの同点に追いつくしぶとさを見せた。これを書いている3時間後にはフランスがナイジェリアと対戦する。フランク・リベリを故障で欠いたことがかえって結束を高め、フォーメーションが固まった結果になったのだろうか。南アフリカ大会でボイコット騒ぎを起こして惨敗したことからすると予想以上の躍進かもしれない。
 そのフランスサッカーは下記の本によれば

 ヨーロッパ31カ国のトップリーグを対象に選手の国籍を調査した結果、フランスがブラジルに次ぐ世界第2の供給大国になっている。(7P)


 というほどの人材輩出を遂げている。その秘密を青少年時代の育成から探ったのが下記の著書である。


フランスの育成はなぜ欧州各国にコピーされるのか―世界最先端フットボール育成バイブル/結城 麻里
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 だが、今回はフランスサッカーの歴史と躍進についてではなく、教育と日本の現状を鋭く突いた批評についての文章を書いてみたい。で、私が惹かれたのはこの文章だった。


 “落ちこぼれ”“失格者”の烙印は押さないことである。(219P)


 とかくレッテルを貼って差別しがちな日本にとっては刺激的な一文だが、エリート選手を育成するはずの組織においてそんなことができるのだろうか。先に挙げたリベリは2歳の時に交通事故で顔に傷を負う見た目のハンデをつけられ、さらに育成センターに入っても勉強に身が入らず(基本的には文武両道)、結果的にセンターを追い出されてしまう。ところが3部リーグのチームが拾い上げ、やがてバロンドールの最終候補者にまで上り詰める。もちろん、彼の「ラージュ」といわれる怒りにも似た負けじ魂のなせるところが大だが、センターから落伍してもサッカーから追い出さずに救ったチームがあるところにフランスの懐の深さを見る。これは国の育成組織と各チームの連携が出来ていることにあるようだ。


 リベリの栄光物語を読むだけでも興味深いのだが、フランスと日本には何か国情の違いがあるのだろうか。


 ……「よく、アフリカや南米と比べて、日本人にはハングリー精神がないという人がいるが、おかしいんじゃないかと思う。豊かな国であることを批判されても……」と言っていたことがある。

 確かにその気持ちはよくわかる。貧しい国になった方がいいと思う人はいないだろう。

 だが、フランスの経済力は世界第5位、日本の経済力は世界第3位。大ざっぱな経済指標では大差ない。

 むしろフランスの方が本当の豊かさを持っている気がすることも、しばしばである。では、何なのだろうか。

 私(著者)は、問題は別のところにあると思っている。日本のフットボーラ―育成が、まだまだ貧困層や不安定層の子たちに届いていないのではないだろうか。(222P)


「福島も熊本も有料なんだよ……。地元の政治家も資金援助もしたが有料では……」

この話(親がお金を出して習わせるということ。筆者注)には、フランス人の誰もが、「ゆ、有料!?」と目を点にする。「有料じゃ、優秀な選手なんか、最初から集められないじゃないか!」と叫ぶ人もいる。

「もしフランス育成が有料だったら、優秀な選手の輩出数はぐんと減っていただろうね」(347P)


 国の豊かさとはなんだろう。フランスでは親たちが支払うのは中学校の給食費のみ(64P)なのだそうな。お金のかけ方、使い方に見ると、日本の精神的貧困をここでは見てしまう。子どもたちに等しくチャンスを与える。親の収拾に関わらずに将来への道をつくる。こと、サッカーにおいてはフランスの方が先を行っている。結局、個人の財力と各チームのバラバラの育成に頼る日本ではまだまだW杯の決勝トーナメント進出は運だのみだろうし、サッカー大国と言われるのは夢のまた夢といえる。たかがサッカーでも国の内情をあぶり出すことはできる。


 日本がW杯の1次リーグで敗退した。まるで8年前のドイツ大会と同じようなスコアで、既視感すら感じた。コートジボアール戦では先制したのに後半にエアポケットに入り込んだように数分間で続けて失点した。8年前はオーストラリアに先制しながらも、同じように後半3失点した。第2戦は同じく引き分け、そして第3戦は今回のコロンビア、そして8年前のブラジルとも1-4で力の差を見せつけられる結果だった。初戦で隙を突かれて浮き足立ち、第2戦で必死に戦うもスコアレスドロー、そして最終戦で日本らしく攻めるも軽く出足払いを食らったようなものだ。今回、選手から「目標はベスト8」とか「出るからには優勝」といった、威勢のいい発言が聞かれたが、こんな気持ちの大きな発言が出るときはあまりいい結果が出ない。スポーツは相手がいるのだから。


 日本のサッカー、日本のスタイル、っていったい何でしょう。今のサッカーは欧州チャンピオンズリーグやW杯で成功したスタイルがもてはやされて真似られるから各国の戦術の違いはそれほどないと感じるが、ひと昔前は各国のスタイルが明確にあった。イタリアはカテナチオ、1-0で勝つのが美学だという。フランスはパスワーク重視、ドイツは体力を前面に押し出した荒々しいサッカー、オランダはトータルフットボールを産んだ先進性、といった具合に。


 で、日本のスタイルは?


 私はよくわかりません。小柄な体格を生かすために俊敏性を高めたスタイル? カウンター中心のリアクションサッカー? それとも……?


 日本にはJリーグがある。それが日本サッカーの実力を高めている。


 しかし、チームごとにバラバラで日本チームとしてまとまっていけるのだろうか。


 ひとつの例として信州のチームを紹介する。といってもJ2とJ3のチームなのだから日本代表に貢献しているわけじゃないけど。J2の松本山雅FCは財政規模が小さく、まだまだ一流選手の獲得もできず(名古屋グランパスに在籍していた田中隼磨選手がいるけれども)、自チームからの育成も結果が出ていない。そこでJ1に昇格するための現実的な戦略として走力を鍛え、後半に入っても衰えない体力を武器にしたリアクションサッカーを貫いて現在3位の好位置につけている。J1も夢じゃないところに来ている。一方、J3の長野パルセイロはチームのボール保持率を高めて攻め重視のポゼッションサッカーを磨いている。隣盆地同士でも全く違いサッカースタイルを追求している。松本と長野は仲が悪いとか言われている風評も手伝って観戦する側には長野ダービーの興を盛り上げている。J2やJ3のチームでもチームカラーが違うが、J1のチームでも当然ながらチームカラーは違う。


 で、日本のサッカー界には国家単位での育成組織、全国の少年を集め寮生活をしてサッカーを学ぶ組織があるのでしょうか? 各地域、各チームで育成されれば、当然そのチームの色に染まり、いや染まらないまでも心の奥に基準となる考えやプレースタイルが身につくだろう。つまり、大人になって日本代表に招集されて初めて同じ戦術の練習をするのでは付け焼刃になってしまわないのだろうか。幼年時代、少年時代に同じ釜の飯を食べ、一貫した教育プログラムで学んだバックボーンがあれば、代表になって初めて擦り合わせるよりももっと一体感のあるチームが作れるように感じるのだがどうだろう。日本は結局みんなバラバラで、評論家は好き勝手なことをいっているけれども、やっぱり育成段階から日本のスタイルを統一した教育プログラムで学んでおく、そういった育成から見直すことが日本の勝利につながるのではないだろうか。


 今のままでは海外のチームから招集されても、結局違うスタイルとのすり合わせに悩み、クラブでのプレーほどに日本代表では力を発揮できない状況が続くのではないか。アジアレベルで勝てても、南米や欧州、そしてアフリカには勝てないのではないだろうか。かつてのイタリアは違うクラブでプレーしていても、代表チームとして戦えばなぜかカテナチオスタイルを自然に表現していた。かんぬきをかけるような堅い守備で守り、隙をみて1点を取りそのまま逃げ切る。日本代表だって、チームとして集まれば誰が収集されてもひとつのスタイルで戦える、そんなチームになってくれないだろうか。W杯が終わるたびに、日本のスタイルはこうなんだけど、それが発揮できない、とか言っているうちはまだまだなんだろうな。

 最近再び将棋をやり始めた。10数年ぶりに差しているが、相手がいないのでもっぱらインターネットで無料のサイトを見つけてやっている。実力を同等レベルに設定して対決できるので結構、脳みそに汗をかきながら差すが、最近になって少しずつ勝率があがってきたようだ。将棋は何年たってもルールは忘れていないのがうれしかった。プロの将棋の世界でもコンピュータとプロ棋士との対決「電王戦」が開始され、直近の対戦ではプロが1勝4敗と負け越した。ひょっとしたら、実力だけなら羽生善治でも10戦10勝するのは難しいところまで来ているのかもしれない。羽生がコンピュータに敗北する姿は見たくはないですけど。

 コンピュータが人間を実力で凌駕する時代になっても、いや、そんな時代になったからこそ、人間同士の戦いを食い入るように最近観戦する。将棋の名人戦では、森内俊之名人と羽生善治3冠が相対し、挑戦者が4連勝で史上初の“3回目”の復位を果たした。この対戦は升田幸三と大山康晴の対戦に並ぶ9回目の対戦となり、ここ3期森内に敗れ続けた羽生が4連勝という圧倒的なスコアで名人を奪取した。こと名人戦においては羽生は森内に相性が悪い。しかも後手番ではほとんど森内に勝てそうもなく、先手番で負けてしまえばそのまま負けてしまうといった流れがここ最近の流れだった。2008年に羽生が森内から名人を奪取した時も第3局では「50年に1度」といわれる大逆転劇を演出しているが、これも著者の加藤一二三が調べてみれば3度は決定的なチャンスを逃していたという。決して羽生が内容で押し切ったものではなかった。それが今回は後手番で2度も勝ち、細い糸を手繰り寄せるように攻めをつないで押し切った。森内に気の緩みもなく不調だったとは思えないが、名人戦の特徴をつかんで如何なく実力を発揮してきた相手に負けなしで奪取したのは40代中盤にして充実期を迎えたのではないだろうか。同じカードでの対戦となった棋聖戦でも、後手番の羽生が先勝している。今期の羽生は未だ負けなし、捲土重来して快進撃が始まったといえよう。


 ここ3年の名人戦で羽生はどうしても森内に勝てなかった。顔を見るのが嫌だったことはあったのだろうか。挫折を感じて悶々として日々は羽生にはあったのだろうか。著者の加藤一二三は「神武以来の天才」と謳われた名棋士だが、今回取り上げた著書の46Pでこう書いている。


 天才は挫折もしないのかもしれない。


 加藤によれば、挫折とは誰と戦っても勝てないことをいい森内や渡辺明に負けていても挫折とは感じていないのではないか、と書いている。なるほど、その定義は新鮮で正しいのかもしれない。加藤は中原誠に18連敗したそうだが、ご本人は挫折とは感じていない、だから羽生もそうだろう、とも書いている。私のように平凡な人間では窺い知れない境地だが、加藤が鈍いというか常人離れしていると感じられなくもないが、羽生は風貌からしても普通で髪型が手入れされていなくてボサボサしているような愛嬌もある。そんな羽生からは狂気の臭いをあまり感じない。森内や谷川浩司といった永世名人資格者でも羽生を意識してスランプになったり、コンプレックスを感じた、ともこの著書には書いてあるが、羽生からは誰か特定の人物を意識して負い目を感じることはなかったのだろうか。羽生の発言や著書からはそうしたものは読み取れなかった。とすれば、羽生は加藤が言うように、挫折はしていない。だから天才だ、ということになる。


 天才が天才を解き明かした。


 これがこの本の最大の読みどころである。


 この本の第4章では、羽生が森内に名人戦で勝てない理由なども書かれているが、今名人を奪取したタイミングで読んでみると非常に興味深い考察がなされている。羽生が将棋界で置かれている現状も垣間見えて非常に興味深い。思えば7大タイトルを1度に保持した後の羽生はライバルが、ある者は戦型に磨きをかけて1点突破で対抗し、ある者は持ち時間の長い将棋に慣れ、手の内に入れることでどちらかと言えば短い時間の将棋が得意な羽生を苦しめてきたが、羽生はそのすべてを苦しみながらも打ち破ってきた。こんど対抗するのは羽生より世代が若い棋士の台頭ということになるのだろうか。これから充実期を迎える羽生の通過点を読む格好の著書がこの本といえるのではないか。


羽生善治論 「天才」とは何か (角川oneテーマ21)/角川書店
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 日本が2勝1敗で迎えたアメリカ戦、ここでインフルエンザにかかって欠場していた小野寺佳歩がセカンドで復帰する。日本代表・北海道銀行フォルティウスの布陣は


 リード 吉田知那美


 セカンド 小野寺佳歩


 サード 船山弓枝


 フォース 小笠原歩


 ドイツで行われた五輪最終予選では、リードは苫米地美智子が務めていたが、本番では吉田の調子がいいということで最初からこの布陣でいく可能性があったので、現時点での最強布陣といえた。相手はここまで全敗しているアメリカ、弾みをつけるには格好の相手といえた。


 だが、日本は6-8で敗れた。小野寺の調子は戻らず、ハウスに入れようとしたストーンをガードに引っかけてしまい、そこをアメリカに付け込まれて痛い敗戦となった。小野寺の試合勘を取り戻すための試合とおもえば仕方のないところだったかもしれない。


 私がこの試合で印象に残ったのは、いや試合の後に忘れられないシーンがあった。


 小野寺佳歩が、


 涙を流した。


 悔しくて歯がゆくて仕方なかったのだろう。


「すみません、すみません……」


 あふれ出る涙を手のひらで隠し、記者やリポーターが待ち受けるプレスの通路で泣きじゃくっていた。小笠原が「今日はすみません」と言って小野寺を庇うように肩を抱いて連れ去っていた。仲間を思う気持ち、責めるのではなくそっとそばにいてやるスキップの気持ちの温かさがそこにはあった。ソチ五輪の最終予選で本番出場を決めた後、小野寺は涙も見せずにあっけらかんと


「涙はオリンピックで流します」


 と笑顔で言ってみせた。それが、病欠を余儀なくされた後の悔し涙を流すなんて予想もしなかった。悔し涙なんてみたくない。今年の4月からフォルティウスは新メンバーを迎えて平昌五輪を目指して他の日本の有力チームよりも早く始動したが、そのメンバーの中に小野寺は含まれている。7種競技で培ったスイープ力と切り替えが早い精神力はやはり必要とされている。今度の五輪では小野寺に勝ってうれし涙を流してほしいと願っている。