先生が一番ノリノリ。SWEET LOVE SHOWER 2012 山下達郎登場編(3) | リーンのガラパゴスサロン~趣味や娯楽の広場

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 2年前、RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO に出演した時と今回のset listはここまで全く同じだ。それなら次は観客を温めるあの曲が来る。楽しげなイントロが間髪入れずに流れてくる。達郎さんのファンなら、


 パン、パン、パン、パンパン、


 と3回普通に手を打って2回早くたたく、おなじみの手拍子で呼応する。


こんにちわ! 山中湖!! 思ったより若い人が多いですね。まるで大学の学園祭の学生バンドの中に先生バンドが紛れ込んだようです。とっても、恥ずかしいです


 シャイなハートでシャイな感想を早口で一節。さあ、とろけるエンゼルクリームの匂いが漂ってきた。


 04、DONUT SONG


 今日の観客はコアな達郎ファンの集い、というわけではないのか最初の3回叩く手拍子は鳴りを潜め、2回の早たたきだけが高らかに曇り空に響きわたる。


 September そして9月は


 September さよならの国


 解きかけてる愛の結び目 涙が木の葉になる


 達郎さんが奥様の代表曲「September」を一小節だけ歌った。ここは普段のコンサートでは


“春よ来い 早く来い”


とか


“夏も近づく八十八夜”


 といった季節の歌を載せるところ。まさに今日(9月2日)にふさわしい選曲だが、照れくさそうに歌っているのが少々かわいくもあり、実にレアな光景だ。ホントに得した気分。でも、これって、後に起こる出来事の伏線だったんだろうか。


 夏の山中湖畔が揺れる


 と歌って観客は拍手喝采、30年以上のキャリアを誇る歌手が手を変え品を変え観客を楽しませてくる。


後ろのみなさん give your hand! 拍手手拍子


 チャッチャッ


前の方のみなさん give youe hand! 拍手手拍子


 チャッチャッ


山中湖畔 give your hand! 拍手手拍子


 チャッチャッ


オッ オッ オッ オウ


 オッ オッ オッ オウ


ヤルな!!」


 達郎さんの声のリズムに若い観客が何人も答えた。ヤルな!! っていったのは、反応の良さに満足と驚きがあったのでしょうね。このノリ、40代から50代のファンが多い普段のコンサートではあまりない掛け合いだ。ステージの訴えに拍手と手拍子で応えるのが一応の流儀だが、若くて自然で、でもいつもと違う反応が一期一会の夏フェスならではのキビキビした高揚を彩っていく。でも、一番ノッているのは“先生”こと達郎さんでしょうね。シャイだから客をあおったりせずに演奏に集中しているけれど、いいものはいいって素直にいうんですよね。


 LAKESIDE STAGEが「DONUT SONG」で暖まったところで、短いMCが入る。


山中湖には小学生の時、毎年来ていました。富士山の頂上にも2度のぼったことがあります。それ以来、30数年ぶりの山中湖であります


今日はさっき、雨が降ってましたけど、雨は私に責任はないので


 観客、笑う。


今日は、山の中のライブなので、山の曲、この曲を


 05、僕らの夏の夢


 信州の夏に欠かせない蝉しぐれを意識して作った、ご存じ『サマー・ウォーズ』のテーマ曲がしっとりと会場を包んでいく。ここ3年、達郎さんは欠かさずこの曲を演奏する。よほどお気に入りなのだろう。



 メロウな雰囲気が包む。


(“ライジングサン”と同じなら次は「WINDY LADY」かな?)


今日はお祭りなので辛気臭いことはナシにして……。スペシャルゲストを呼びました。この人です


 ゲスト!? 達郎さんの場合、ゲストといえばあの人しかいない。じゃあ「Let It Be Me」をデュエットするのかな。5月の沖縄公演(12日、2011-2012ツアーの千穐楽)でもそうしたのだから。


 ところが聞こえてきたのは、甲高い音、達郎さんのコンサートでは絶対に聞かないメロディーが流れてきた。舞台の袖から、白いレースのような服にジーパン姿をした予想どおりのスペシャルゲストが現れる。しかし、ここから誰も予想できない曲が演奏された。達郎さんは奥様を使って予定調和を心地よくぶち壊してきた。


                             (次回に続く)