ハム太郎のつぶやき -3ページ目

観光客価格

ウズベキスタンでは観光地で観光客価格がある。

 

観光地の入場料。外国人価格は地元民価格の10倍以上。地元民の月収が300ドル程度と言われているので、10倍でも納得がいく。10倍でも安いから私たちにとって大した痛みではない。

 

外貨を稼ぐのに大切な観光客。それらを守るために観光客専用の警察もいる。地元民が不平を言うほど、この観光客用の警察は観光客に対し色々としてくれている。それを入場料からなど支払っていると思うと、まあそれはそれでいいかなと思う。

 

観光客用の警察が至る所にいたので、夜街歩きをしていても安全だと感じた。

 

さて、サマルカンド最大級の市場シヨル・バザールをガイドと一緒に歩ていた時の事。ガイドと私がそれまで各地で何を食べてきたかを話していた。私の支払った金額が1食当たり6-8ドル程度だったので、よかったね、ぼったくりに合わなくてと言われた。

 











レストランによっては外国人メニューがあり、ぼったくりがある所もあるとか。

 

その後レストランで一人で食べる度に英語メニューを渡されると、現地メニューもお願いしたが、両方とも同じ値段だった。

 

このバザールでは観光客に対しぼったくりをする事があるから、交渉するようにと言われた。

 

特に買うものがなかったので、交渉する必要はなかった。このガイドは別の客がぼったくれたので、翌日バザールに戻って交渉してお金を返してもらった事があるとか。

 

観光客に対し高いお金を課す事に対し、そのお金で安全に観光できるのであれば、それはそれでいいと思う。特にGDPが先進国の1/10以下の国で観光客からの外貨に頼らなければ場所では。

 

 

ちょっと休憩

今回の夏休みは2週間。

 

久しぶりの2週間休暇は長いので途中で休憩を入れた。

 

ツアーが終わった後、自分で別途ホテルを予約し、サマルカンドで1泊追加。

 

そのホテルを選んだ理由は、プールとサウナがあり、駅からある程度近く、洗濯機がある事。

 

ヒルトンガーデンイン。

 

まず到着して洗濯をした。

 

それまではホテルのクリーニングサービスを利用しており、1服100円程度なので、高いわけではないが洗濯機を使って自分で洗った方がお得。洗濯機使用料は無料で別途洗剤を購入する必要があった。私は紙の洗剤を持ち歩いていたので、それで洗濯機を使用。一部は乾燥機を使って乾燥もした。

 

そして、プールとサウナでリラックス。

 



1ー2時間ぐらいかな。サウナに10分。プールに10分。休憩に10分というサイクルを何度か続けた。

 

本当はマッサージもお願いしていたのだが、ホテルのATMが壊れており、現金を入手することができなかったのでマッサージはキャンセル。

 

ホテルからの徒歩圏にとても美味しいレストランがあり、昼と夜同じところで食べた。メニューにアルコールはないが、夕飯に戻った時、オーナーが、また来てくれたね。ビールでも買ってこようか?と言われたのでお願いすると、近くの商店からビールを買ってきてくれた。

 







観光地からちょっと離れているのでレストランの客はローカルしかいないように見受けた。

 

この一日の休憩はその後の休暇に大きく影響を与えた。

 

何もしない日。休暇中だからそれも休暇のうちなのだろう。

 

美味しいご飯を食べて、プールサイドでリラックス。移動・移動などで疲れていたがそれがリセットされた。

 

休暇中でも休憩は必須だね。

最近の若者

ウズベキスタン滞在中、最近の若者は~と思う事が2度あった。

 

一人はファイナンスのディグリーを取ったばかりの大卒者。有名大学を卒業したばかり。ファイナンスとくれば、有名銀行でも就職できただろう。ただし、その子は大学に行ったのは親に言われたからであり、自分は全く興味がない。タトゥー(いれずみ)に興味があり、タトゥーアーティストになりたいらしい。

 

ドイツにでも引っ越しして入れ墨関係の仕事を探すとか。

 

その子が説明している時、「ME」とか「I」とか私という一人称でしか話さなかったので、それを指摘してみた。

 

自分の興味を貫くのはいいことだが、常に一人称で考えるのもね~などとコメント。

 

まあ22歳の若者だから、そういうものなのだろうか?

 

 

次に会ったのは24歳の若者。

 

ウズベキ男子にしては髪がちょっと長め。

 

この子によると、田舎では男子の場合25歳まで結婚して家庭を持たないと、周りから色々言われるらしい。伝統的な価値観と自分が違うので、早くお金をためて海外に行きたいと言っていた。

 

私自身も男尊女卑文化に抵抗を感じ、海外に移り住んだ。日本よりアメリカの方が自分に合っていると感じているし、早くに管理職になる事ができたのは、日本ではなかっただろうと思っている。

 

だからと言って日本の伝統的な価値観を否定しているわけではない。実際に子育てをして、日本の地域コミュニテイーが子育てにとってとても良いものだと感じている。

 

それに日本も変わってきており、女性でも管理職の数が増えてきている。

 

そのような事をその子に説明。

 

ウズベキスタンの文化や伝統を完全否定するのではなく、良いところは維持しながら、できる事を少しずつ増やしていけばいい。

 

20,000ドル。今違法移民になりアメリカ南部国境から違法入国しようとしたときにかかるコストらしい。それを使ってアメリカに行って、大金稼いで楽な生活をしたいとも言ってきた。

 

お願いだからそれだけはやめて欲しい。それをするのならば、ウズベキスタンにとどまった方がよっぽどいい生活を送れるはずだから。

 

その子は英語を話すので、アジアに行って英語の先生になってもいいなと思っていると言っていた。直接その子には言わなかったが、文法が完璧ではなかったので、どの学校が雇うのだろうと疑問に思った。

 

この二人に共通しているのは、ある程度裕福な家庭で育った事かな?

 

その他20代前半の子と色々とお話したが、そういう子達ばかりではなく、今ある状況を最大限に利用し生活をよくしていこうと志が高い子がいた。

 

ホテルの夜勤をしている23歳の子。観光の専門学校に通いながら、自分や家族の生活を向上させようと努力していた。そういう子達の方がもっときらきらしていた。ちょうど、タンザニアで出会った若者に似ているなと。裕福ではないが、手に入るリソースを最大限に利用して向上させようと努力している姿が。

 

さて、長髪の国を出たい若者とそういう話をした場所は天文台がある所。

コンピューターがない時代に当時の学者はここまで天体観測ができていたのか!と驚いた。

その子孫である子達はもっと自分たちの事を信じて進んでいけば、この国はもっとよい国になる要素を沢山持っているのに、それに気づいて一緒に国を盛り上げようと思うウズベキ若者が増えればいいなと思った。